GP JOURNAL

製薬会社の新薬発表会や講演会をオンラインで効果的に行うには?

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こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。

こんにちは!GP藤原です。

大型イベントや対面での活動が制限される状況が続く中、企業の新製品発表会も大半がオンラインで開催されるようになりました。
それは製薬業界も例外ではありません。新薬発表会、それに伴う講演会やセミナーもほとんどがWeb講演会、Webセミナーに変わっています。

現状は、シンプルなオンラインツールを使ったWeb講演会やWebセミナーが多くみられます。しかし今後は、より効果的に新製品の訴求をするため、製薬業界でもオンラインならではの表現方法や演出が模索されていくでしょう。

今回は、新薬発表会の舞台がオンラインに変わったときにどのような訴求方法が可能となるのか、どんな演出が実現できるのかをご紹介します。

ただの「Webセミナー」「Web講演会」にとどまらない、オンラインでの訴求方法

「Webセミナー」「Web講演会」という言葉を聞いてすぐに思い浮かぶのは、スピーカーが画面の向こうで一方的にプレゼンテーションや講演を行い、それを参加者が自宅から聞いている……という光景ではないでしょうか。
zoom等のビデオ会議ツールで定番の『資料が画面に大写しになり、端の方で登壇者が話している顔が見える』形式や、『資料をスクリーンに映して話す姿を定点カメラで映し続ける』映像をイメージする人もいるかもしれませんね。

こういった簡易的なウェビナー(webセミナー)形式のイベントは『手軽に開催しやすい』というメリットがあります。規模感にもよるものの、ビデオ会議ツールを使えば準備する機材を少なくしたり、自社内で開催することも可能でしょう。

ただし、ウェビナー形式には決定的な弱点があります。
それは『インパクトが薄く、視聴者の印象に残らない』という点です。

世界中でオンライン形式の催しが行われるようになった今、視聴者の目は肥える一方です。面白くない、インパクトが薄い発表は右から左に流れ、すぐ忘れられてしまいます。ただ情報を流しているだけで聞いてもらえる時代は終わってしまいました。

『届けたい人にしっかり届かない』。社運を賭けることもある新薬発表会において、伝わらない・興味を持ってもらえないのは致命的なリスクといえます。特にオンラインは見るのをやめるのも簡単な分、この点に十分に配慮する必要があります。

いつものWebセミナーやWeb講演会とは一線を画す新薬発表会、もしくは講演会などを大々的にオンラインで開催するならば、演出へのこだわりが欠かせません。

では、具体的にどんな演出が考えられるのでしょうか?
ここからは具体的な演出アイデアについてご紹介していきましょう。

バーチャル空間を活用したリッチな演出を加える

オンライン最大のメリットは『空間的な制限を気にすることなく、自由自在なイメージを設計できること』です。
オフィスや会議室からではどうしても『いつもの』『地味』というイメージを与えがちですが、専用のスタジオから配信することで表現の幅が一気に広がります。
専用スタジオで新薬発表会のイメージに合わせたCGを背景に合成するだけでもガラッと雰囲気が変わりますし、説明中に即時テロップを表示すれば目と耳の両方から情報が入り、視聴者の理解力が高まります。
 新薬発表会はインパクトとわかりやすさの両立が重要です。参加者の目をひきつけ、新薬を印象付けるため、下記のような工夫が役立ちます。

新薬発表会オンライン会場

新製品のイメージ、ブランディングに合わせた世界観を表現

発売する新薬のイメージや訴求したいターゲット層に合わせ、さまざまなデザインを加えることができます。新薬の効果による違いは当然として、20代と50代では『視聴者が興味を持つポイント』『視聴者が見やすい画面』が異なるものです。デジタルだからこそ可能な演出や表現をターゲットに合わせて作りこむことで、しっかり情報を届けることが可能になるのです。

合成技術によって、世界中からキーパーソンが出演可能

新薬発表会を盛り上げる要素のひとつがキーパーソンです。開発のキーパーソンや新薬の効果をわかりやすく説明できる専門家等が登場することで一気に視聴者の興味を掻き立てることができます。

オンラインなら国内はもちろん、世界中どんな場所からでもゲストにリモート出演してもらうことが可能です。さらに、ビデオ通話画面のような表現だけでなく、合成技術(テレポーテーション)により、同じスタジオから配信しているように見せることも可能。
オンラインだからこそ可能な、キーパーソン直々の紹介や解説を盛り込んでみてはいかがでしょうか?

バーチャル配信スタジオ

録画映像とライブ配信を自由に組み合わせる

まれに勘違いされているケースがあるのですが、ライブ配信形式だからといって、すべてのコンテンツをリアルタイムに行わなければならないわけではありません。例えば、新製品についてのプロモーションVTRをあらかじめ制作し、その映像とライブ配信を組み合わせて発信することもできます。
例えば、新薬についての説明はわかりやすく事前に作り込んだ映像を用意し、講演やゲストとのセッションは臨場感を重視してライブにするなど、一つのオンラインイベントの中で緩急をつける。すると演出にメリハリが生まれ、オンラインでも情報がより伝わりやすくなります。

生配信と録画配信、それぞれの効果

参加者とリアルタイムでのコミュニケーションが可能

オンラインイベントの強みのひとつが『参加者との双方向コミュニケーション』です。配信プラットフォームのチャット機能(文字で書き込む機能)などを活用すれば、参加者のリアルな反応を確認したり、リアルタイムのやり取りをすることが可能になります。

非常に効果的なのが、質疑応答。プレゼンや新製品の紹介中にテキストベースで質問を募り、回答をQ&Aコーナーで行うことでスムーズな進行を維持しつつ効果的な質疑応答ができます。また、リアルよりチャットの方が質問しやすいため今まで拾いきれていなかった疑問・意見を集められるのもポイント。

さらに、アンケート機能を使ってイベント中にさまざまなデータを記録する、パーセンテージで表示される投票機能で参加者に多数決を取るなど、イベント後の活動に活かすためのデータを取得することも可能です。

そのほか、ニコニコ動画のようにリアルタイムコメントがスクリーン上を次々流れていく仕様にするなど、コミュニケーションそのものを演出に活かす方法もあります。

Japan Hybrid Conference Q&Aコーナー

新しい「新薬発表会」の形とは

リアルな場でのコミュニケーションが重視されてきた業界でも、今後はオンラインを活用した情報発信、コミュニケーションの優先度がいっそう高まることが予想されます。
戸惑うことも多いかと思いますが、今回ご紹介したように、企業活動の場がオンラインへ移行するにあたって生じるのはデメリットばかりではありません。

オンラインだからこそ実現できること、オンラインだからこそ広がる可能性も多々あります。ぜひ新しい手法を取り入れ、より効果的な新薬発表会の形を模索してみてください。

新薬発表会 オンライン開催

ONLINE EVENTオンラインイベントの実績やノウハウ

公開日:

2021APR

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