GP JOURNAL

コロナの追い風で加速するオンラインスポーツイベント事例

オンラインスポーツイベント、スポーツイベント、オンライン、バーチャル

みなさんこんにちは!GPの宮永です。

一気に暖かくなり、ようやく春が来たか……なんて勝手に気分が上がる今日この頃。それと共に「そろそろ体を動かしたーい!」という衝動に駆られる方も多いのではないでしょうか?(私は駆られる)

今回は、そんな気分にぴったりな、『コロナ禍らしいスポーツイベント』の事例についてご紹介できればと思います。

スポーツイベント=リアル?定説を覆すオンラインスポーツイベントが注目株

運動はしたいと思っている。でもジムに行く!とか、マラソンする!とか、そういう『自分と戦う系のワークアウト』って、結局サボっちゃったりしませんか?できることならイベント形式に楽しみながら運動したいんですよねー。

「いやいや、コロナの今スポーツイベントなんてやってる状況じゃないでしょ」

仰る通り。しかし、あながち仰る通りでもなかったり……?
最近はスポーツイベントの常識を覆すようなイベントが行われています。そう、オンラインで開催されるスポーツイベントです!

「スポーツ=リアル」と思いがちだけど、そんなことはない!コロナ禍で加速したオンラインスポーツイベントについて、ここ最近介された事例をご紹介しましょう。

オンラインスポーツイベント5選

【アディダス】THE #HOMETEAMHERO CHALLENGE

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Photo:THE #HOMETEAMHERO CHALLENGE特設ページより引用

アディダスが開催したのはエッセンシャルワーカーを応援するバーチャルスポーツイベント、「THE #HOMETEAMHERO CHALLENGE」。

去年の5月29日~6月7日の開催期間中、ランニングをはじめ朝ヨガ、自宅におけるトレーニングなどを通した人々のワークアウト時間をアディダス独自のアプリで測定。1時間体を動かすごとに1ドル「#COVID19Fund(WHOのための新型コロナウイルス感染症対応連帯基金)」に寄付できるという仕組みです。

当初の目標は全世界で合計100万時間・100万米ドルの寄付でしたが、結果はこの目標をクリアした1,315,722人、2,183,001時間。つまり、2,183,001ドルの寄付が集まりました。

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Photo:RUNTASTIC公式HPより引用

このイベントが他のイベントと違うのは、イベントコンテンツを用意しているわけじゃないこと。アディダス側が用意したのはイベントの開催スケジュールとアプリケーション、そし1時間の運動につき1ドルの寄付をするという情報のみ。しかしこのイベントに多くの人は食いつきました。せっかくやるチャンスがあるならやるか!と。

ネーミングのハッシュタグもまた憎い。運動動画や写真をインスタグラムにアップせざるを得ない!

自分のために体を動かすことが、誰かのためになる。そしてこの風通しのよいドネーションがアディダスの最高のPRになる。ミニマルだけれど規模の大きいバーチャルスポーツイベントの紹介でした。

【ニューバランス】NB FuelCell 10K CHARGE

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Photo:NB公式HPより引用

ニューバランスが開催したのはオンラインランニングイベント「NB FuelCell 10K CHARGE」。リアルな大会への参加が難しい今、自分を試す場を求めるランナーや、新しくランニングを始めたランナーなど全ての走る人々のモチベーションを高めることが目的です。

イベント内容は、開催期間中に好きな場所で10kmを走る「10K CHARGE CHALLENGE WEEK」と「10K CHARGE LIVE」の2つ。 「10K CHARGE LIVE」 は期間最終日にLIVEZOOMを通じてゲストランナーや契約ランナーのスペシャルトークを聞いたり、有名なトレーナーとオンライン経由でクールダウンやウォームダウンをしたり、選ばれた参加者だけが参戦できるスピードレースの中継が見られたりと盛りだくさん。

因みに成績上位者にはニューバランスから、ステッカーを始め、ランニングシューズやウエアのプレゼントが。これは本気を出さずにはいられない。

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Photo:NB公式HPより引用
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Photo:NB公式HPより引用

本イベントの素晴らしいところは走ることの魅力である「自分との戦い」と「人とのつながり」、更には「日常を潤す特別な何か」を丁寧にクリアしているところ。つまり、全てのランナーに向けて開催されるイベントなのだということ。

コロナの今外に出るのもままならなければ、人とのつながりも希薄になる。そんな心のちょっとした穴や不安を“ランニング”という行為を通じて埋めるイベントだったんじゃないかなと思います。

ランナーとランニングブランドと深い絆を感じる心温まるイベントだと思いませんか?

【アシックス】ASICS World Ekiden 2020

Photo:RUNNING MAGAZINE公式HPより引用

アシックスも負けじと(?)オンラインにてランニングイベントを開催。どんな内容かというと、なんと駅伝形式のリレーマラソン!友人や家族とチームを作り6区間、42.195キロをバーチャルな「たすき」をつないで完走しようというもの。バーチャルでの開催になるので場所はどこでもOK。世界の裏側にいたって参加できちゃいます。

イベント参加者はなんと179か国以上、13,602チーム、56,007人。さらに走行時間は合計27,000時間以上で、総距離は地球6周以上に相当する277,045 kmにもなったのだとか。

開催後は「人が集まって開催するのが難しい中、オンラインで結果を共有することができて離れた仲間ともつながれる楽しさがあった」、「ひとりで走っても駅伝ならではの仲間からの良いプレッシャーで自然とやる気が出た」、「離れた場所でも結果を共有できて、同じレースに出ている感覚を味わえた」など沢山の喜びの声が。

因みにエントリーするとレース本番に向けたトレーニングや、専門家からのアドバイスをオンライン上で受けることもできます。アシックスはイベントの場だけでなく、走ることへのモチベーションと、仲間同士のつながりという機会をオンラインスポーツイベントを通して提供したんですね。

MUSIC AID RUN in TOKYO

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Photo:MUSIC AID RUN公式HPより引用

お次は少し風変わりなランイベント。
コンセプトは「東京中に散らばった音楽を補給する」。
水じゃありません。音楽です。一体どういうことでしょう?

マラソンなどのランイベントには水分補給の場所がありますが、このイベントはそんな感じで街中で音楽を補給していきます。

具体的には、OMOの情報発信プログラム「SoundMap」を使用し、都内の30箇所に設置されたバーチャル音楽補給ポイント「MUSIC AID STATION」で音楽を補給します。この場所へ行くと位置情報と連動して音楽を聞けるようになるんだとか。

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SMSにアップすれば仲間と繋がれる。
Photo:MUSIC AID RUN公式HPより引用
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走りたくなるDJリミックス。
Photo:MUSIC AID RUN公式HPより引用

ちなみにランニングデータをアップロードするとデジタルの完走証が発行されてドリンクなどももらえちゃいます。嬉しい!

このランイベントって、ランニング好きだけじゃなく、音楽好きや興味本位で参加してみたい人が気軽にエントリーできるスポーツイベントだと思うんですよね。これってすごいことですよ。

だって普通の状況ならまだしも、今はコロナ禍真っただ中。ランニングと音楽を結びつけよう!って、中々出るアイデアじゃないと思うんですよ。更にこのアイデアが出たところでGOを出したスタッフにも拍手。3密を回避している上に、運動不足を解消し、更には音楽との出会いもある。人々に求められている素晴らしいアイデアだと思いませんか?

MARUNOUCHI SPORTS FES 2020 LIVE

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Photo:MARUNOUCHI SPORTS FES 2020 LIVE公式HPより引用

2020年で5回目を迎えたスポーツイベント「MARUNOUCHI SPORTS FES 2020 LIVE」。コロナ禍の去年はオフライン&オンラインの両方で楽しめる内容に趣向をチェンジ。

リアルコンテンツでは、アスリートが試合時に身に着けていた貴重なアイテムの展示をはじめ、1964年東京オリンピックの名シーンの紹介、更にはCOCOAアプリのインストール画面提示で丸の内エリアの飲食店で使えるクーポンの抽選など嬉しいキャンペーンも。

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オンラインでのトレーニング
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選手のアイテム展示
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ゲストによるトークショー

一方、特設webページでは、異種競技のアスリート同士や往年の名選手が日ごとに異なるテーマで対談をしたり、直伝のお家トレーニングレッスンやフィットネスプログラムが組まれるなどの充実な内容でオンラインイベントが開催されました。

スポーツ=リアルイベントとは限らない

いかがだったでしょうか? スポーツ=リアルという固定概念、ありませんでした? 正直に言うと私はありました。オンラインのスポーツイベントって、あまり想像がつかなかった。でもこういう事例を知れば知るほど、オンラインと組み合わせることで広がる可能性にワクワクします。全世界でたすきをつなぐ駅伝なんて、それこそオンラインでなければできませんからね!


コロナという追い風がオンラインイベントの技術や可能性を加速させていますが、それはスポーツも然り。どんな状況にあっても人々が求めるものはあり、それにこたえることでイベントは進化していくと改めて感じました。

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公開日:

2021MAY

07

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