GP JOURNAL

海外事業責任者の村上トモさんに聞いてみよう!GPの海外事業戦略と展望

ChatGPTで要約する

“GP TECH” generating now…

こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。

GLOBAL PRODUCE 染宮です。
弊社では現在、海外事業にも力を入れており、英語版Webサイトの制作や海外展示会に出展するなど様々な施策を行っています。今回はGPの海外事業責任者の村上智章プロデューサー(トモさん)にGPの海外戦略や今後の展望についてお伺いしてみました。

グローバルプロデュース 村上智章プロデューサー

Q.村上さんの海外経験について教えてください。

東京で生まれ、5歳から10歳までボストンで暮らした後はずっと日本に住んでいます。この経歴だと英語を使えなくなってしまう人も多いですが、私は進学先の大学に英語で行われる授業が多かったり、20代にバックパッカーとして世界を回っていたりと英語を話す環境にいましたし、常に自分の中に「日本の文化とアメリカの文化を両方内部に持っていなければならない」という気持ちがあったので、今もバイリンガルとして生活・仕事をしています。
若いころはアイデンティティクライシスになりかけたこともありましたが、今ではそれぞれの国の性質も理解できるようになりました。

Q.海外事業の責任者として、日々どのような業務をされていますか?

出社して一番最初に行うのが英語版Webサイトの問い合わせ対応です。この問い合わせを増やすため、SEO対策やターゲッティング含め、海外向けのサイトをより魅力的にするなどの施策を行っています。
また、Web経由での問い合わせ以外にも海外のイベント代理店や旅行代理店に「GLOBAL PRODUCEという会社が東京にある」と認識していただくための告知活動をしています。海外の展示会に出向いてプレゼンスを上げたり、日本にいながら海外で目立ったイベントを行っている会社に営業メールを打ったりですね。

Q.「海外の展示会でプレゼンスを上げる」とのことですが、どのような展示会に出展しましたか?

2023年10月にGPとして初めて海外展示会に出展しました。出店先はラスベガスで開催されているIMEX、世界一の規模を持つビジネスミーティングイベントです。次にIBTMバルセロナという老舗の展示会に出展し、2024年2月にはアジア太平洋地域を中心としたビジネスイベントの展示会であるAIMEに出展しました。今後は基本的にはアメリカ、ヨーロッパ、アジアをターゲットにした展示会に出展しようと考えています。

IBTMバルセロナ GLOBAL PRODUCEブース

Q.海外市場は幅広いですが、市場を選定する基準はありますか?

弊社の社長である光畑から言われているのが「営業や代理店とコミュニケーションする中で海外のトレンドや情報、知識を手に入れて、共有してほしい」ということです。そのため、様々な話や資料、メールニュースなどを共有しています。光畑はヨーロッパのテイストを基準にGPのクリエイティブを上げていきたいという意向がありますが、私個人としてはアメリカが色々な意味で最先端を行っていると思いますし、地理的条件からアジアが海外事業のメインターゲットになると予想しているため、アメリカ・ヨーロッパ・アジア(APAC)の3地域をメインに据えています。その中でも、いろいろなグローバルな会社、APACの決裁権を持っている人が多いのがシンガポールなので、まずはシンガポールに焦点を定めています。

Q,参加してみて、海外と日本の展示会にはどんな違いがありましたか?

大きな違いが2つありました。
一つ目は展示者向けのイベントだということです。海外の展示会は展示会終了後にダンスパーティーやライブなど、出展している人を楽しませるコンテンツが充実しています。展示会が終わった瞬間に場内に移動型のDJブースが出現してダンシングパレードが始まったこともありました(笑)。

もう一つは展示会内での動き方です。
海外の展示会はミーティング予定が朝から晩までしっかり組まれているため、呼び込みが必要ない一方、少人数の参加だと自分のブースに縛られるため、周りの展示を見に行けません。この点もオンオフがハッキリしていることの現れですよね。

Q.ビジネスにあたり、国による文化の違いを感じましたか?

ミーティング中はあまり感じなかったです。コミュニケーションをしていく中では色々なパターンがありますが、それがお国柄なのか担当者の性質なのか現時点では測れません。文化の違いの可能性もあるし、相手方が海外経験に乏しい場合もありますから、あまりにも違和感があった場合は相手方の国でグローバルなマインドを持っている会社に文化の違いや接し方についてアドバイスを求めることもあります。

Q.海外マーケットやMICEの市場の盛り上がりについてどう思いますか?

展示会に行くと世界的な業界の盛り上がりを肌で感じますし、様々な調査からもビジネスミーティングは成長中の業界で大規模にお金が動いていることが読み取れます。一方、ワールドワイドにオフィスを展開し世界中のイベントを手掛けている人たちのネットワークがすでにあり、我々はまだそこに参加するに至っていないとも感じます。
ただ、既に出来上がっているネットワークに食い込むのは難しいのですが、日本語が言語的に難しいため、日本のパートナーを探しているところはたくさんある印象です。

Q.今後GPが海外進出していくにあたり、自社の強みはどこにあると思いますか?

まず重要なのが、多少の違いや新しさを積極的に取り入れるオープンマインドな会社であることです。
海外の企業が日本でパートナーを探すとき、クローズドな会社だとそれこそ文化の違いで困ってしまう可能性があります。その点、GPはオープンマインドがあるので接しやすい。また、日本のイベント系企業で社内にイングリッシュスピーカーがいること自体が珍しいので、それも強みですね。
あと、コーポレートミーティングはコーポレートトラベルと切っても切れない関係があるので、JTB様との関係性があることも相談においては強調したい点です。

Q.海外事業の長期的な展望について教えてください。

海外事業展開は2023年あたりから本格的に取り組み始めたプロジェクトで、ちょっとずつ効果が出てきていると感じています。長期的な数字としては、今後GPが伸びていくにあたって売上の半分は海外からの外貨にしていきたいですね。

Q.長期展望を実現するために何が必要だと思いますか?

まだまだ実績が少ないので、まずは実績を増やしていくことが先決です。
海外事業部だけでなく社内の空気としても海外の案件やりたいという声が上がってほしいし、忙しい中でも少しずつ海外に目を向ける時間が増えるといいなと思っています。日本にいて日本のことだけ見続けていくと視野が狭くなりますから「GPは日本ではなく、広い世界の中にある」というマインドを持ってほしいですし、その空気感を日本のクライアントにも感じていただけたらいいなと思っています。

Event Management Company in Tokyo Japan GLOBAL PRODUCE Co.,Ltd.

COMPANY会社のこと

公開日:

2024MAY

09

当社のサービス業務の流れ、実績をお聞きになりたい企業様はこちら
お問い合わせ

《 イベントのトレンドや世界の最新情報をお届け 》