GP JOURNAL

チームラボの夜の植物園で自分も自然の一部となる体験を

チームラボ 、ボタニカルガーデン、大阪
Photo:チームラボ公式HPより引用

みなさんこんにちは!GPの宮永です。
灼熱の日々が続きますが、皆様どうお過ごしでしょうか?

“暑くて外出したくない、日中なんて特にどこにも行きたくない!”
そう思っている方も多いのでは?しかし一方で、“だけどようやくコロナも収束して、お家にいるのは勿体無い…。せっかくだからどこか行きたーい!!”と思っている方、たくさんいますよね?

そんなあなたにぴったりのイベント情報をキャッチ。その名も「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」です!そう、このイベント、日中ではなく夜にボタニカルガーデンを楽しむという猛暑中のアクティビティにぴったりのイベント。しかも企画がチームラボですから期待大!

今回はそんな「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」についてのイベントインフォをお届けします。今年の夏は大阪でエンジョイしちゃいましょう!

夜の植物園ってどんな植物園?コンセプトは?

大阪市の長居植物園にて7月29日(金)からオープンしている「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」。こちらの展覧会は、改修工事を終えたばかりの本植物園のリニューアルに合わせて開催される模様。

植物園の広さは約24万平方メートルとかなり巨大で、園内には約1200種類(すごい種類数!)の植物が生い茂っています。リニューアルを終えると園内には複数の飲食店に加えスケートパークの設置、また地元の人たちが楽しめる大規模なイベントやワークショップを取り入れていくそう。

そんな超話題の植物園で開催される本イベントのは、チームラボが推し進めるプロジェクト「Digitized Nature」の一環です。これはどんなプロジェクトなのかというと、デジタルテクノロジーによって「自然そのものを自然のままアートにする」というものなのだそう。

本イベントでは、約24万平方メートルの巨大な園内に生い茂る緑の空間がインタラクティブなアート空間へと姿を変えます。リニューアルされた植物園の美しさにさらに拍車をかける自然を主人公とした本イベント、どんなものなのか早速内容をチェック。

どんな内容か気になる!

「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」では、昼間は植物園である場所が、夜になるとそのまま作品空間となります。なるほど、素晴らしいコンセプト。気になるのはどんな作品があるんだろう??ということですよね。ということで、園内に設置される作品をご紹介。

呼応する小宇宙 – 液化された光の色, Sunrise and Sunset / Resonating Microcosms – Liquified Light Color, Sunrise and Sunset

チームラボ 、ボタニカルガーデン、大阪
Photo:チームラボ公式HPより引用

繭のようなシャボン玉のような卵形の半透明の物体「ovoid」。この不思議でキュートな物体は、人に押されたり、風に吹かれたりして倒れると、美しい輝きとともに音色を響かせ始めます。するとその周辺のovoidも次々に呼応し、同じ音色を響かせ、同じ光を輝かせ、連続し反響して行く。そして、周辺の《呼応する木々》も呼応し、ovoid周辺の植物たちが1つの同じ共同体へと姿を変えていきます。

チームラボ 、ボタニカルガーデン、大阪
Photo:チームラボ公式HPより引用
チームラボ 、ボタニカルガーデン、大阪
Photo:チームラボ公式HPより引用

ちなみにこのovoidは、風が静かで人々が何もしない時はゆっくりと明滅をはじめ、光だからこそ発色できる57色の「液化された光の色」として様々な光の色を解き放つのだそう。作品空間は、そこにいる人々のふるまいや環境の影響を受けながらインタラクティブに変容する本作は作品と人々と環境、それから自分と他者が、境界なく連続するという自然の摂理を表しているのだとか。

呼応する木々 / Resonating Trees

チームラボ 、ボタニカルガーデン、大阪
Photo:チームラボ公式HPより引用

《呼応する小宇宙 – 液化された光の色, Sunrise and Sunset》から伝播してきた光に呼応し、色を変え、色特有の音色を響かせる木々にも注目を。こちらの木の光も1本の木からその周りの木へとエフェクションを起こします。

具象と抽象 / Concrete and Abstract

チームラボ 、ボタニカルガーデン、大阪
Photo:チームラボ公式HPより引用

来場者が作品の中で立ち止まってしばらくすると、そこから新しい光の線が生まれ集合体となって広がっていきます。この線の集合によって、森の木々たちが平面の層へと姿を変えていくその様は圧巻。作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けているので、あらかじめ用意されたものではないのだとか。線は一度として同じものが複製されることがなく、同じものを見ることは二度とできない、まさに“自然の摂理”ですよね。

憑依する炎 / Universe of Fire Particles

「炎は、燃焼することによって発生する光や熱の現象であり、流れの中にある気化した物質や分解された物質でもあり、現象と物質の狭間を見る時の私たちの感覚的な経験である」とチームラボはコメントしています。

《teamLab: FIRE》のアプリを持って作品の炎に近づくと、スマートフォンに炎がともり、作品を持ち帰ることができる本作品。さらに持ち帰った炎を、他の人のスマートフォンに近づけると、同じように炎がともる。炎を誰かにつなげ、その炎がまた他の誰かにつながっていくことで、炎は、世界中に広がっていく、そんな面白い取り組みを体験することができるのがこちらの前衛的な作品です。

浮遊する呼応するランプ – ワンストローク / Floating Resonating Lamps – One Stroke

チームラボ 、ボタニカルガーデン、大阪
Photo:チームラボ公式HPより引用

この美しく水面に浮かぶランプは、なんとそれぞれ自律し浮遊しているもの。こちらもまた風に吹かれて傾くと、強く輝き音色を響かせていきます。ランプの光は、隣のランプに次々伝播し、音色を響かせながら、光の空間を生み出します。

自分も自然の一部だとエンターテイメントを持って実感する

チームラボが推し進めるプロジェクト「Digitized Nature」を五感を使い体験できる本イベント。例えばこれまでも植物園や植物の展示、気候変動の展示など、環境を考え直したり自然と対面させる入り口となるエキシビジョンは様々ありました。しかし、我々人間だって自然の一部なんだと体験させてくれる展示はあまりないですよね。そういった先進的な取り組みをアートという名のエンターテイメントの切り口で魅せるのがチームラボです。

私たちがきちんと対峙しなければならない自然と人間の関係性、と言いますか、“我々は自然の一部”だと思い出させてくれる本エキシビジョンはエンタメというポジティブなパワーでもって作られた、意義あるものだと思いませんか?

暑い夏こそ夜にアートを楽しもう

日本の夏はとにかくあつい!でも未だコロナが若干残っているので屋外イベントの方がリアルな選択。しかし日中に外で遊ぶなんて猛暑の今年は特に厳しい。そんな日本の夏の特徴が追い風となり、本イベントへの行きたい欲、話題性に猛烈にプラスしている。さらに目に美しく高度な技術が使われたチームラボのイベントとなると、これは行かなきゃってなりますよね。しかもしかも、最終的にはとても大切なことを思い出させてくれる、意義のあるものとして我々の心に残る、そんな展示です。

日中はお家でゆっくり、夜になったら植物園へ行こう。暑さもしのげてエンジョイできる、まさに今年にぴったりの本イベント。この夏のメインイベントは幻想的に光り輝く夜の植物園で決まり!

イベント概要

チームラボ ボタニカルガーデン 大阪
2022年7月29日(金) 〜 常設
長居植物園(大阪市東住吉区長居公園1-23)



TRENDトレンド

公開日:

2022AUG

09

当社のサービス業務の流れ、実績をお聞きになりたい企業様はこちら
お問い合わせ

《 イベントのトレンドや世界の最新情報をお届け 》