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盲目の少年が見るものとは?VRアニメーション『Thank you for sharing your world』

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“GP TECH” generating now…

こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。
国際映画祭VR部門、受賞、VRアニメーション、Thank you for sharing your world
Photo:プレスリリースより引用

こんにちは!GPの宮永です。
技術革新が進む今、私たちは今まで想像でしか見ることのできなかった世界をこの目で見ることができます。今回ご紹介するのは国際映画祭VR部門で数々の賞を受賞したVRアニメーション『Thank you for sharing your world』。これは盲目の少年が見ている世界を表現したVRアニメーションとして、これまでなかった新しい試みを最新技術を駆使し表現したもの。5月1日(月)から7月30日(金)までXRをテーマにした新宿にある常設施設、NEUUで上演中なのだとか!

VRアニメ『Thank you for sharing your world』

みなさん、現在上映中のVRアニメーション『Thank you for sharing your world』ってご存知ですか?この作品は「目の見えない人は実は想像力豊かに色鮮やかな世界に生きている」というインタビューをきっかけにオリジナルストーリーを創作、盲目の少年の想像力によって広がる美しい世界をCGアニメーションとインタラクションで実現する全く新しい映像作品です。

声の出演も豪華で、主人公で盲目の少年・タカシ役を中川翼さん、彼の幼なじみで軽度自閉症のシンジ役を岡山天音さんが演じています。気になる内容はこんな感じ。

あらすじ

小学生の頃に病気で視力を失った主人公、タカシ。目の前の世界を想像し、映像として再現することで、日常生活はほとんど不自由なく過ごしている。しかし気持ちは塞ぎがちで世の中に対する興味も日常の楽しみも失っていた。ある日タカシは、シンジという軽度の自閉症の幼馴染に誘われて、二人きりで蒸気機関車のセレモニーを見に出かける。途中あることで喧嘩してはぐれてしまったが、周囲の人々のサポートから、セレモニーで再会を果せた。お互いのことを大事に思っていることに気づき、二人は仲直りをする。と、二人の目の前を、蒸気機関車が迫力いっぱいに通過していく。タカシの想像力は刺激され、シンジの声を頼りに、周囲の世界を次々と思い描いていく。世界はどこまでも広がりを見せ、タカシは、世界は自分の気持ち次第で変えられることを知るのだった。

本作を上映している常設施設NEUUはどこにあるの?

国際映画祭VR部門、受賞、VRアニメーション、Thank you for sharing your world
Photo:プレスリリースより引用

作品が上映される『NEUU』は新宿駅西口に常設されている施設。ここはXR作品を楽しむことができる『体験スペース』、最新デバイスをレンタルし作業ができる『ワークスペース』、新製品やサービスを展示する『ショールーム』の3つのゾーンで構成されています。体験スペースでは、著名な国際映画祭のVR部門にノミネートされた作品を中心に常時4、5作品を体験することができるのだとか!本作以外にもXR作品で新しい体験をしてみたい!という方は以下の予約ページへどうぞ!

【NEUU上映情報】
住所:東京都新宿区西新宿1ー5ー11 
営業時間:9:00〜21:00
体験料:1200円(税込) 
上映期間:2023年5月1日(月)から7月30日(金)
休館日:毎週火曜日・年末年始及び臨時休館

製作陣に注目を

国際映画祭VR部門、受賞、VRアニメーション、Thank you for sharing your world
Photo:プレスリリースより引用

思想的、芸術的側面はもちろんのこと、本作を手がけた製作陣にも注目を。

VRアニメーション 講談社VRLAB
Photo:講談社VRラボより引用

企画・制作を行ったのは株式会社講談社VRラボ。2017年10月に総合出版社の講談社と国内最大手のデジタルアニメーションスタジオであるポリゴン・ピクチュアズにより設立されたVRを中心とした新しいエンターテイメントを企画・研究するスタジオ。最新のテクノロジーを最大限生かしたコンテンツとは何か?を探求し、それを形にして世界に向けて発信し続けるかっこいいクリエイティブスタジオです!

監督 脚本家 作道雄
Photo:プレスリリースより引用

また、本作の監督・脚本を務めた作道雄監督は1990年生まれと若手にも関わらず、これまで映像制作会社『クリエイティブスタジオゲツクロ』を設立し代表を務めたり映画監督として活躍する一方、脚本家としてテレビドラマの脚本も手がけるマルチに活躍される方。監督作に、映画「神さまの轍」(2018)。脚本作に映画『光を追いかけて』(2021)、『アライブフーン』(2022)、NHKテレビドラマ『ペットにドはまりして、会社辞めました』(2022)など多くのシーンで存在感を放っています。

数々の賞を総なめした全く新しい作品

全方位から注目された本作ですが、新たな試みに加え社会的に有意義な取り組みという思想的側面からも多くの賞を受賞しました。その輝かしい受賞歴がこちら。

Animest Romania 2022 Best VR Short Film受賞
LifeArt Festival 2023 Virtual Reality Award受賞
Los Angeles Film Awards Best Virtual Reality受賞
Barcelona Planet Film Festival 2023 Best Virtual Reality受賞
79th Venice International Film Festival 2022 ノミネート
Kaohsiung Film Festival 2022 ノミネート
Bucheon International Animation Festival(BIAF)ノミネート

ずらっと見事に並ぶ数々の賞ですが、これも芸術性と社会的意義のある素晴らしい作品だからこそ。

終わりに

VRという最新の技術を使って未だかつてない世界を見る。さらにその取り組みが社会をより良くする方向へ進んだら尚のこと素晴らしいですよね。本作『Thank you for sharing your world』 はまさにそういった作品だと言える、だからこそ国境を超え世界中の多くの人々の心を打ったのだと思います。まさにこれがエンタメの1つの理想の姿。

7月30日(金)までXRをテーマにした常設施設NEUUで上演中なので本記事で興味が湧いた方は是非とも足を運んでみては?

【Thank you for sharing your world】
監督:作道 雄
製作年:2022年
作品尺:約33分
ジャンル:VRアニメーション
企画・制作:講談社VRラボ
製作:講談社

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公開日:

2023JUN

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