GP JOURNAL

必見!イベント図面特集【グランドプリンス新高輪 飛天の間編】

イベント会社が資料を作る際にこだわるポイントのひとつが会場の『図面』です。

『図面』とはいわゆる『会場のレイアウトを具体的な数字つきでデータに落とし込んだもの』のことです。
下の画像のような資料ですね!

なぜ、イベント会社は図面にこだわるのか?

それは、図面が「お客様の『理想』や『ヴィジョン』は具体的にどんな風に実現できるのか」の現実的な資料になるから。
お客様のイメージをどう具体的で実現可能な形に落とし込み、魅力的な形に仕上げるのか……イベント会社の実力の一部は、図面を見ればわかってしまうのです!

そんな貴重な社外秘レベルの資料『図面』……日頃GPジャーナルを読んでくださっている方に【特別に】公開することにしました!

「なるほど、こうやってイメージを現実化するのか」という気付きになれば幸いです。
イベント会社への就職を考えている学生の方も、ぜひ参考にしてくださいね!

今回取り上げる図面は『グランドプリンス新高輪』の『飛天の間』。都内有数の大型宴会場です。
それでは、早速見ていきましょう!

グランドプリンス新高輪 飛天の間

ケース1:参加者全員に『映像が見やすい・聞きやすい環境』を整えたい!

大規模な宴会を行う際、必ず問題になるのが『席によってスクリーンの見やすさが違う』という点。
特に1,000人規模のイベントの場合、うっかりするとスクリーンが全然見えない・音が全然聞こえない席が出てしまうことも!

そこで、この図面ではどの席でも映像が見えるよう、横17.5メートル、縦4メートルのスーパーワイドスクリーンをメインに設置。メインのスクリーンが見えにくい方のためにサイドスクリーンも用意、スピーカーもサイドに追加しました。

さらに、大型スクリーンをスムーズに搬入するため、搬入時のレイアウトまで図面を用意。
お客様の「こんなときどうする?」に先回りして答える図面になっています。

ケース2:センターステージを作りたい!

続いてのケースはこちらです!

ケース1とはガラッと変わりました。
今回のオーダーは『会場の真ん中にセンターステージを作りたい』
(真ん中の緑色の正方形がセンターステージです)

このオーダーを叶えるため、レイアウトは縦型にしました。一番奥にはメインステージ、そして真ん中にはセンターステージを配置しています。
ステージにはLEDを使用。さらに、メインステージは奥行きを持たせています。

なぜ、ステージにLEDを使用したのか?
それは『照明で影を作らないようにするため』。
今回のようなレイアウトの場合、通常の照明では影ができる場所が多くなり、せっかくのプログラムが見えにくくなってしまいます。そのため、照明機材から照らすだけでなく、それ自体が光るLEDを使用しました。
また、プロジェクターはメインステージの後ろに設置し、影ができないようにしています。

このように、レイアウトによって使用できる機材も演出も変わります。
レイアウトに合わせた演出を考えるのも我々の大事な仕事です。

ケース3:ホワイエも活用したい!

最後にご紹介するのは、宴会場だけでなくホワイエも活用したレイアウトです。

クライアントの要望は『会場に入る前に気分を盛り上げる仕掛けがしたい』
そこで、我々は飛天の間に入る前のホワイエを活用するアイデアを出しました。

『飛天の間』はホワイエのエントランスに『うずしお』と呼ばれるスロープがあります(図の左側の丸い部分ですね)。
まず、『うずしお』にクライアント様のこれまでの歴史を語ったヒストリーパネルを設置。
そこを抜けた先にもウェルカムボードやフォトスポットといったサブコンテンツを散りばめ、参加者がワクワクしながら会場に入れるように工夫を凝らしました。
ホワイエが独特の形をしている『飛天の間』だからこそできる仕掛けです。

そして、会場の中のレイアウトがこちら。

表彰式らしく、センターにはランウェイを設置。センターステージは220インチのスクリーンを5枚展開し、圧倒的な映像を楽しめるようにしています。
さらに、センターステージにはレッドカーペットが敷かれており、表彰者はランウェイ+レッドカーペット+センターステージという、最高に盛り上がるシチュエーションで表彰が受けられます。

表彰式は表彰者にとって、一生に一度かもしれない貴重な機会です。彼らが最も気持ちよく、幸せな体験ができるように工夫を凝らすのが我々の役目です。

イベント会場のレイアウトは無限大の可能性がある!

いかがでしたか? 今回は3つの図面を紹介しましたが、それぞれ全く違う印象を抱いたのではないでしょうか。
同じ会場でも、レイアウトによって大きくイメージが変わります。
会場の可能性を引き出すのもまた、我々の役目のひとつなのです。

これからもお客様に喜んでいただける空間づくりに全力投球していきます!

KNOWLEDGEイベントノウハウ

2020JAN

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