GP JOURNAL

非日常を味わいたい!熱望される体験型エンタメ。

みなさんこんにちは、GPの宮永です。今回は数あるイベントの中でも体験型のイベントについて、面白い事例をいくつかご紹介できればと思います。

注目される参加型エンターテイメント

レジャーからコンテンツまで表情豊かなエンタメ産業ですが、ここ数年参加型、体験型の需要が伸びてきているのはみなさまご存知かと思います。観る、聞く、味わうという楽しみから、アプリやシステムの誕生によりこれまで以上に面白さを参加者と共有できるツールが増えました。

イベントを運営する上でも二次元的なものではなく三次元的な立体構造を求められる今の時代、来場者は自分たちの経験としての参加型イベントを求めています。

今回は、そんな参加型イベントから面白く心に刺さるものをご紹介します。

美味しい一方冷や汗も…。“あの”料理店でのスペシャル体験

注文の多い料理店 体験型シアター&レストラン
Photo:イベント注文の多い料理店公式HPより

美味しくててゾクリとする。ようこそ、注文の多い料理店へ。ここは、わたしたちからの数々の注文をお受けいただいた方のみ立ち入ることを許される山深い里にひっそりと佇む、古びた館。

そんなインビテーションで幕をあけるこの体験型シアター&レストラン企画「注文の多い料理店」では、日本人ならほとんどの人が知る宮沢賢治による名作の世界観を味わうことができます。

会場は山の奥の“怪しい洋館”に代わって、廃校をリノベーションした「西会津国際芸術村」。山のなかにひっそり佇む怪しい洋館西洋料理店いわく、こちらの空間も十分なほどのミステリアスなムードたっぷり。

完全予約制のこのイベントに応募すると美しい黒い封筒に入った招待状が届きます。招待状にはたくさんの「注文」が。

宮澤ワールドをオマージュしたこちらの体験型シアター&レストランは、招待状が届いた瞬間から食事の最中、村を出るまでに渡って演出が続く手の込んだもの。まるで不思議の世界に入り込んでしまったかのような非日常世界は、普段の生活では中々体験のできない特別なものだと言えるでしょう。

さて、怪しい洋館西洋料理店からあなたは脱出することができるのか?美味しくとも冷や汗たっぷりなエンターテイメントはあなたの人生を変えるはず。

泊まれる演劇で、今宵あなたは登場人物の1人に。

こちらは中々斬新な企画演劇「泊まれる演劇」。何が斬新なのかというと、演劇が繰り広げられる舞台をホテルまるまる一棟に設定したこと。この「泊まれる演劇」はこれまでに何度も上映されているのですが、初回からすでに1時間でチケットが完売するほどの人気ぶり。魅力はもちろん宿泊客自身が物語の一役として物語の一部に参加できるという没入感にあるのでしょう。

ホテルの複数の客室やフロアでストーリーが進むため、出会うシーンは参加者次第ですし、どうストーリーが進むかも自分の動き方次第で変わります。参加者それぞれが別の部屋に連れ去られながら、異なる体験ができるのです。

こちらはオンラインでの上映も。ホテルの客室からの中継やフロアに仕掛けられた監視カメラの映像を組み合わせながら進む物語を自宅PCやお手元のスマホから楽しむことができます。

ファンタジーの世界へ入り込む、世にもキュートなスイーツバー。

今年の3月に「有楽町マルイ」1Fのイベントスペース「カレンダリウム」に登場したのが今までにない新感覚の体験型キャンディショップ。そのなも「絵本の中のスイーツBAR」。

アップタウン有楽町に構えるマルイ1Fのイベントスペースに足を踏み込めばそこはもうおとぎの世界。まるで不思議な絵本の世界にはいいこんだような感覚に陥る非日常空間で楽しめるのは、あなたがチョイスしたキャンディーです。

テーブルの上に飾られたキャンディに手を伸ばすと、星が流れたり花が咲いたり…。美しいプロジェクションマッピングが夢の世界へと誘うように乙女心くすぐる演出をしてくれます。また、絵本の世界に登場するアイテムを模したキャンディを集めオリジナルギフトボックスが作れたり、普通のお菓子屋さんでは出来ないユニークな体験をすることができるこのポップアップイベント。

手掛けるのは“世界一おもしろいお菓子屋さん”を目指す「PAPABUBBLE/パパブブレ」とクリエイティブチームのネイキッドでした。(やっぱり!)

Photo:絵本の中のスイーツバー公式HPより
体験型イベント スイーツバー
Photo:絵本の中のスイーツバー公式HPより

キャンディーって本来子供が食べた時に「嬉しい!」とか「かわいくてワクワクする」といったようなトキメキという付加価値のあるものだと思うのです。そんな心踊る気持ちを最新技術とストーリーを追った体験によって呼び起こさせてくれるこのイベント。流石の一言ですね!

展示物はまさかの自分!サンパウロのミュージアム。

世界には歴史に残る名作を展示したり、気鋭アーティストの時代を反映させた芸術作品を飾るなど多くのギャラリーや美術館が溢れています。しかし今回ご紹介するのは少し風変わりなものを展示するミュージアム。

その名も「Museum of Me」。名前の通り、展示されるものは自分自身。どういうこと?って思いますよね。これはインスタグラムに投稿済みのあなたの写真をAIが読み込んで、その動画を2分の尺で制作。それを観覧できる共有スペースで流してくれるというもの。

世界観を楽しむという事とは少し話が逸れてしまうかもしれませんが、自分自身がアート作品に登場するというこのコンセプト自体が面白かったので取り上げてみました!

このテーマを少しいじったら、イベント企画において何かしらのヒントになりそうな、そんな予感がしませんか?

ハロウィンイベントの舞台はまさかのオックスフォード?!

みんなが大好きなハリーポッターの世界に浸れるイベントをピックアップしますよ。

ハリーポッター ユニバーサルスタジオ
PHOTO:Facebook@Warner Bros. Studio Tour London

ポッタリアンならご存知だと思うんですけど、この作品の世界に浸れる場所って意外と沢山あるんです。例えばユニバーサルスタジオはもちろん、ロンドンのキングズクロス駅内にある9と4分の3番線が例としてあげられます。豊島園跡地もハリーポッターの遊園地になるなんて話も最近耳にしたところ。まあ世界的ベストセラーですし、本当にファンの多い歴史に残る名作ですので頷けます。

しかし今回ご紹介するのは、エンタメ施設が舞台ではなく、なんとあの由緒正しきイギリスのオックスフォード大学内の食堂グレートホール!ここはハリーポッターシリーズの映画のロケ地として使用もされているマジな場所。そんなところでいただくハロウィンディナーはファンにとってはこれ以上にないくらいの贅沢な体験ですよね。

ハロウィンディナー エンタメ施設
ハロウィンイベント
PHOTO:Facebook@Warner Bros. Studio Tour London
ハロウィンイベント ハロウィン・ナイト
PHOTO:Facebook@Warner Bros. Studio Tour London

歴史ある広々とした食堂に集まった仮装した多くの人々がいるシーンを想像してみてください。日本で味わうのは中々困難な本格的でディープなハロウィンイベント。人生で経験し得ない映画のワンシーン体験を可能にするハロウィン・ナイトですから、もしかしたら本当の魔法使いも紛れ込んでいるかも…??とにかくこんな非日常体験は是非ともしてみたい!

終わりに

さて、いかがだったでしょうか?やはり心引かれるイベントのヒントとして、自分が登場人物の1人として物語を構成する要因になれるというPRGのような要素が1つ上げられるのではないでしょうか?アイデア1つでイベント来場者をストーリーの参加者にすることだってできる、そんなインスピレーションの詰まったイベント事例たちのご紹介でした。

WORKS/REPORTイベント実績
・レポート

公開日:

2020SEP

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