GP JOURNAL

イレギュラーに負けるな!2020コロナ仕様の大型イベント

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Photo:instagram@timessquarenyc

みなさん、こんにちは!GPの宮永です。
気がつけばもう12月、今年も残るところあとわずかです。いや〜、色々ありましたよ。イレギュラーなことが起こりまくった1年でしたね。大変だった!

皆さん少なからずコロナの影響を受けたとは思いますが、我々イベント業にはクリティカルヒットでした。多くのイベントが軒並み中止、はたまた延期、オンラインへ移行、等々……。時間のない中で『今できること』を頭の中から捻出して面白いものを作る、そんな激動の1年でした。

イベントって人々のライフスタイルを豊かにするちょっとしたスパイスのようなもの。暗い時代こそ運営する意義があるんじゃないかと個人的には思っています。

今回の記事は、そんなイレギュラーだった今年に上手く作戦を練り、運営を行った大型イベント5つの事例をご紹介します。

相次ぐイベント中止の中、コロナに負けず開催を決した大型イベントがありました。大型になればなるほど何か間違いが起きた時にバッシングのレベルも上がりますから、失敗はできません。

彼らがどんな作戦を練り、どの様な方法で3密を回避したのか。コロナ旋風冷めやらぬ今、今後のコロナ仕様の大型イベントに備え一緒におさらいしていきましょう!

それぞれの策で開催に至った大型イベントをCHECK

NBAの斬新な観戦方法をチェック

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Photo:MicrosoftHPより

とにかくアメリカで大人気のスポーツといえばバスケ。日本でいったら野球のような立ち位置にある国民的スポーツでもあります。野球といえば、今年はコロナの影響で甲子園中止になりましたね……。多くの人が悔し涙を流したのではないでしょうか。
この日本人にとっての甲子園がアメリカ人にとってのNBAに当たります(多分)。だから、『コロナだろうが何だろうが、何としてでも開催してくれ……!』というアメリカの人々の熱い想いのもと「NBA 2019-20シーズン」が開幕されたのです。

気になるのは、ゲームの観戦方法ですよね。3密を避けなければならない中、ファンはどの様にゲームを観戦するのか。これをアシストしたのがマイクロソフトがリリースした新機能「Together Mode」でした。
お客さんは試合会場にいなくても、遠く離れた場所から友達はもちろん、他の参加者と一緒に試合を観戦する気分を味わえるというもの。

そもそもこの「Together Mode」は、AIが参加者の映像を切り抜き実際にその空間にいるかの様に配列してくれるオンライン会議サービスです。このシステムにNBAは目をつけ、ゲームの映像に当てはめたんですね!

新型コロナウィルスの感染リスクを下げるのは当然。その一歩上をいったのがNBA。ただオンラインで流れてくるゲームの映像を見るだけではなく、自分の応援する選手と同じ空間に自分がいる!という胸熱体験が実現。参加している気分もグンと上がります。さらに、選手の側は人々の反応をリアルタイムでチェックできるので一石二鳥。

この仕組み、大型イベントはもちろん、小さめのイベントでも使えそうじゃありませんか?

IT王国インド。バーチャル卒業式が感動もの。

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Photo:instagram@airnewsalerts

インドは屈指のテクノロジーカントリーです。昔から理系に強いことでも有名ですよね。なんといっても、0を発明した国ですからね!

そんなインドの「インド工科大学ボンベイ校」には世界中からぶっ飛ぶレベルで優秀な理系の学生たちが集まってきます。次世代を担う優秀な才能たちですが、彼らの卒業式が新型コロナで危うい状況に。これはまずい、卒業式は一生の一大イベントですからね。

しかしそこは世界屈指の頭脳が揃うテクノロジカルな大学。最高にイカした方法でこの窮地をすり抜けました。そう、バーチャル卒業式です。

インド工科大学ボンベイ校第58回目となる卒業式の会場はオンラインのバーチャル空間。
「オンライン卒業式かー、今バーチャル空間アツいし、あり得るよね」ってさらっと流そうとした方。このクオリティを見てください!

画像に映っている教授、学生。全部オリジナルのアバターです。汎用画像の顔だけ入れ替え……なんてものではありません。顔から身長から肌の色から体形まで全力で再現した、世界にふたつとないオリジナルのアバター。それが学長から卒業生に至るまで、2000人も揃っているんです。

卒業式参加者は全員がこのオリジナルアバターを操り、バーチャル空間で卒業式を実行。同じくアバターを使う教授たちからお祝いされたのでした。

しかもこの学校、式の会場だけでなく、バーチャル空間にキャンパスや学生寮も設置。学生や教授たちのオンライン交流を可能にしていたのだとか……。

これもう「今年の卒業生でよかった〜」ですよ。一生に思い出に残る、いや、歴史に残る卒業式だったのではないでしょうか。

世界中から40万人が参加。バーチャル渋谷のハロウィン。

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今や、ハロウィンは日本の一大イベントのひとつと言っても過言ではないくらい盛り上がるようになりました。しかし、日本のハロウィンは海外で一般的な仮装した子供たちが「トリックオアトリート」と言いながら近所に飴をもらいに行くものではなく、仮装した若者が渋谷に集まって大騒ぎ!という印象も強くなっています。毎年やんちゃな人々が現れますが、それほど人が集まる人気なイベントになったとも言えそうです。

そんな大騒ぎ必至なハロウィンですが、こちらももちろん、新型コロナウィルスの影響でリアルでの開催は中止に……。一方、バーチャル空間に出現した「バーチャル渋谷」はものすごい盛り上がりを見せていたそうですよ!

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ジャック・オー・ランタンが浮かぶ、ハロウィーン仕様になった特別なバーチャル渋谷では、参加者が仮装したアバターを使い、バーチャル渋谷内を自由に散策。貞本義行氏デザインによるバーチャル渋谷区長「HACHIKO」が秘密の区長室へ招待する謎解きゲームをはじめ、隠れキャラ探しゲーム、人気キャラクターとの記念撮影、バーチャル仮装コンテスト、限定グッズの購入など様々なコンテンツが用意されていました。

さらに連日日替わりで行われるイベントにはきゃりーぱみゅぱみゅ等の豪華キャストも参加。開催期間の6日間通して訪れた来場者の数はなんと約40万人。見事なオンラインイベント化に驚きです。

今年のカウントダウンはバーチャルで。NYタイムズスクエアカウントダウン。

世界一有名なカウントダウンといえば皆さんどこを思い出しますか?そう、ニューヨークのタイムズスクエア。冬のタイムズスクエアは色とりどりのネオンが雪に混じってキラキラ光って、それはそれは綺麗。色んな事情で色んな人々が住むニューヨークですが、この12/31は全ての人種、全ての業種、全ての思いを胸に秘めた人々がこのタイムズスクエアに集まって新年をお祝いします。イベント名は「ボールドロップ」。

しかし、今年は新型コロナ感染症拡大の影響で開催は難しいとのこと。そりゃそうですよね……。
そこで今年に限り、大幅に規模を縮小してバーチャルでの開催が決定しました。因みにカウントダウンには限られた招待者のみが参列可能とのこと。この様子がオンラインで中継される様です。

内容はまだ明かされていませんが、NY市からは『バーチャルやビジュアル、デジタルを思う存分仕様してネクストレベルなカウントダウンをオンラインにてお届けする』なんて声明が出ています。やる気満々です。
これは期待せざるを得ませんよね。何といってもタイムズスクエア・アライアンスが作り出すバーチャルカウントダウンです。レベルの高さはお墨付き……むしろ、どこまでハイレベルになるのかに期待が高まります。

じつはこの「ボールドロップ」、毎回超有名どころの豪華アーティストが音楽ライブをすることでも有名なのです。誰がどんな形でライブを行うのかも気になりますよね。
なにより、オンラインイベントになったことで遠く離れた日本にいながらタイムズスクエアでのカウントダウンが体験できちゃうのです。
もしかしなくても、ラッキーかも……? 何はともあれ、楽しみ!

台湾はコロナ終息?!ウルトラ台湾が開催。アーティストは2週間の隔離が必須。

新型コロナウィルスの影響で世界中のフェスやクラブが中止となる中、勇猛果敢に開催されたのが台湾の “ULTRA Taiwan” 。台湾での新型コロナウイルスの感染者数は、11月中盤で10件未満。さらにパンデミックになってからわずか600件しか感染者が発見されていなかったため可能になったともいえますね。

因みにこのイベントは、リアル開催は勿論オンラインでもライブ配信されました。行きたいけどちょっと不安……という人々の気持ちを察した計らいでしょうか。

動画をチェックすると、マスクをしていない観客の多いこと!それだけ台湾では新型コロナウィルスへの不安がないということなのでしょう。いやー羨ましい。

因みにアーティストたちは台湾に到着してから2週間の隔離が必須。とはいえ久々の大型ライブです。世界中のファンは勿論アーティストからもラブコールの多いイベントでした。

UKのビッグフェスでは来場者へ新コロ感染テストをプレゼント

イギリスのレディングとリーズで開催される野外ロック・フェスティバルの「Reading & Leeds Festivals」から驚きの発表が。なんと来年のフェス開催においてフェス参加者全員に新型コロナウイルステストをする計画があるとのこと(すごい…)!

2021年度の開催日は8月27日〜29日。それまでに今よりもクオリティの高い医療や検査が拡大すると踏んだ上で、Reading & Leeds Festivals の主催者は来年フェス開催へ意欲を示しています。

こういうポジティブな見解の上で開催を決行するっていうイベントは心が気持ち良くなりますよね。Reading & Leeds Festivals がちゃんと開催されることも含め、新型コロナウィルス終息を心から願います!

コロナにより厳しい韓国でK-POPのコンサートが開催。

新型コロナウィルスへの対応で世界中が大わらわになる中、一定の評価を受けている国もあります。先ほどご紹介した台湾もですが、忘れてはいけないのがお隣韓国。マスクをしていない人とかありえない!くらいの社会的認識はきっと日本と同じはず。そんな韓国でなんとコンサートが開催されたんですよ!その名も「LIVE in DMZ – DMZ コンサート」。

このコンサートのためにどんな対策がなされたかというと……社会的距離を保つため透明なドーム型のテントを300個フロアに配置。この透明ドームの中にファンを座らせてコンサートを楽しむという仕組みです。さらにエントランスには消毒ミストを噴霧する「エアシャワー」ゲートも設置。来場者は全身を消毒してからじゃないとコンサートホールには入場できないんですね。う〜ん、抜かりない!

しかもイベントの前には参加者は健康診断アンケートへの記入も必須。フォームに記入後にチケット購入者はコンサートに参加するためのQRコードをもらい、これにより迅速かつ正確な検疫の手続きを実施できるとのこと。
つまり、コンサート前のみならず、コンサート後のフォローアップまでしてくれたのです!

ここまですれば、来場者は安心してイベントを楽しめますよね。

イベントは日常に欠かせないスパイスだからこそ……

今回は2020年度コロナ仕様の大型イベントについてでした。イベント業界が数多くの試練にさらされましたが、その中でも果敢にウィルスに対抗して開催されたイベントはありました。来年がどうなるかはまだ分かりませんが、イベント開催において今よりももっと多くのアイデアやヒントを見つけることができるはず。

冒頭でも述べましたがエンタメは生活の中の心のスパイスです。心や時代が暗い時ほどあって欲しいもの。だからこそ、一刻も早くイベント開催ができるべく、様々な事例からアイデアを学び続けていきましょう!

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公開日:

2020DEC

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