日本のコンビニは未来のテクノロジーラボとして進化するか?
ChatGPTで要約する
こんにちは、GP門野です。
日本初のコンビニエンスストアのセブンイレブンが東京に開店してから、はや半世紀。その間に日本のコンビニは独自の進化を続け、ホスピタリティや効率性、先進技術をどんどん取り込んでいきました。ある意味、コンビニは静かな実験室なのかもしれません。今や、お菓子、コーヒー、コピー機だけではなく、AIやロボット技術、そして没入型デジタルインフラの中核へと進化しつつあります。「そんなに?」と思う方もいるかもしれません。そこで、今回は「未来のコンビニエンスストア」の姿を定義するような例を3つご紹介したいと思います。
「レジなしチェックアウト」の未来が来る?
私たちは買い物をする際に「商品を探して、見て、手に取って、店員か自分がスキャンして……」という流れを踏みますよね。この流れそのものが変わると言われています。レジが無人なだけでなく、スキャンさえも不要。やることは「棚から商品を取るだけ」! 顔認識技術やAI搭載カメラ、スマート棚などの技術の進化により、今までの買い物の流れを全て自動化していくというのです。実際、高輪ゲートウェイのセブンイレブンでは「TOUCH TO GO」というシステムでこの買い物の全自動化を実験しています。
―Takanawa Gateway Stationのセブンイレブン×TOUCH TO GO―
駅内で、従来の方法で支払うことなく買い物ができ、上部のカメラと棚センサーが何を取ったかを追跡します。出口で画面に合計金額が表示され、クレジットカードやIC交通カードをタップすることで支払いが完了します。スキャンもレジ係も、チェックアウトラインもありません。
その結果、支払いがほぼ見えないもののように感じられるシームレスなユーザー体験が生まれました。


ロボットの作業自動化で人間の役割が変わる
技術の進化による変化はレジなしチェックアウトだけではなく、在庫管理のようなバックエンドにも大きな影響があります。ロボットが退屈な繰り返しの作業を自動化し、人間のスタッフはより意義のある仕事に集中できるように変わっていきます。
―TelexistenceのTX SCARA at FamilyMart―
TX SCARAはTelexistenceによって開発されたロボットアームで、冷蔵棚にボトルや缶などを補充します。今まで人間が行っていた「冷えた狭いスペースでの補充作業」の負担を肩代わりしてくれるのです。ロボットが補充を担当することで、コンビニのスタッフは顧客サービスを始めとした判断力や創造力を要する業務に集中できるようになります。
変化は研究所ではなく街角で起こっている
コンビニで起きている変化は私たちが「テクノロジーや空間とどのように関わるか」に直結しています。変化は研究所ではなく街角で起こっているのです。ロボット工学、AI、デジタルインフラ……コンビニエンスストアは私たちが近い将来、どのように生活し、買い物し、つながるかの実験室ともいえそうです。

GLOBAL PRODUCEでは、体験型イベント制作のプロフェッショナルとして「次の時代を作るテクノロジー」に注目しています。「このテクノロジーを活かしたい」という思いのある方、もし表参道にお越しの際は、ぜひオフィスにお立ち寄りください!