嗅覚を揺さぶれ!「におい展 PLUS+」× NOSE SHOPの異端な香り

こんにちは。GPの宮永です。最近「におい」を主役にした体験型イベントが開催されていたのをご存知でしょうか?昨年、東京・有明(TOKYO BRIGHT SITE)で開催された「におい展 PLUS+」は、視覚でも聴覚でもなく、“嗅覚”にフォーカスしたちょっと異色のイベント。今回は、世界中のニッチフレグランスを扱うNOSE SHOPも深く関わった、この話題の展示についてご紹介します。
“におい”の体験型イベント「におい展 PLUS+」って?
ラクダのよだれは悶絶必至…?!
— におい展【公式】 (@nioiten) November 13, 2025
悶絶するほどの激臭から😱うっとりしちゃういい香りまで!🫧
お馴染みの世界一くさい缶詰「シュールストレミング」や大人気の武将がまとったとされるにおいが体験できる!
冬休みは東京スカイツリー®︎1階SKYTREE SPACEに集合!
詳しくは⏩ https://t.co/ChfPeQDH0Q… pic.twitter.com/SsFeEcEtba
「におい展 PLUS+」は、私たちが普段あまり意識しない“嗅覚”にフォーカスした体験型イベント。香ばしいにおい、心地よい香りはもちろんなのですが、面白いのが思わず顔をしかめてしまうような強烈なにおいまで含めて、「においとは何か」「人はなぜにおいに反応するのか」を体験的に学べる展示ということ。
今回のPLUS+版では、従来の展示内容に加え、テクノロジーと香り文化の視点が強化され、より“今っぽい体験”へとアップデート!そこで重要な役割を担ったのが、世界中のニッチフレグランスを扱う専門店 NOSE SHOP です。

NOSE SHOPは、「まだ知られていない香りとの出会い」をコンセプトに、世界各国の個性的なフレグランスを紹介してきた存在。今回のイベントでは、その知見を活かし、一般的な香水のイメージを大きく超える“攻めた香り”が体験できる空間をつくり出しました。
ソニーの“におい制御技術”を駆使した体験型イベントだった!

「におい展 PLUS+」のもうひとつの大きな特徴が、ソニーのにおい制御技術を活用している点です。においは空間に広がりやすく、展示として扱うのが非常に難しい感覚ですが、今回のイベントでは「必要なときに、必要なにおいだけを感じさせる」技術が導入されました。
これにより、展示ごとに全く異なるにおいをクリアに体験でき、次の展示へ進むときにはリセットできる革新的な表現手法が可能に。ただ嗅ぐだけでなく「どうやってこのにおいが届けられているのか」という技術的な背景も含めて、においを立体的に理解できるのがPLUS+ならではのポイントでした。
『におい展 PLUS+』の注目コンテンツ

Photo:NOSE SHOP株式会社より引用

Photo:NOSE SHOP株式会社より引用

Photo:NOSE SHOP株式会社より引用
会場内では、日常ではなかなか出会えないにおいがずらり。過去「におい展PLUS+」で人気No.1だった、“真実の口”からランダムに放たれるにおいを当てる『においクイズ』や、香りの作用で水や炭酸水に“味”を感じる『魔法の香りコップ』など、嗅覚を越え五感を通じて楽しめるコンテンツも。
NOSE SHOPからも世界中の変わった“ニッチフレグランス”を体験
ここからは、NOSE SHOPがセレクトした、特にインパクトの強いフレグランスをご紹介。どれも「香水=いい香り」という固定観念を軽々と裏切ってくるものばかりなのでお楽しみに。
❶ Etat Libre d’Orange|ラ ファン デュ モンド(世界の終わり)

フランス発の前衛的ブランド、エタ リーブル ドランジュの一本。“世界の終わり”をテーマにした香りはスモーキーで重厚感があり、どこか退廃的。香りでここまで物語を感じさせるのか、と驚かされます。
Photo:NOSE SHOP株式会社より引用
❷ Orto Parisi|ステルクス(糞)

名前からして強烈なこの香りは、「人間の本能」をテーマにした挑戦作。確かに刺激的ですが、不思議とただ不快なだけでは終わらず、記憶に残る体験になります。
Photo:NOSE SHOP株式会社より引用
❸ Zoologist|ティラノサウルス・レックス

恐竜が生きていた時代の空気を想像させるスモーキーで野性的な香り。もはや香水というより、嗅覚で楽しむSF体験です。
Photo:NOSE SHOP株式会社より引用
❹ Stora Skuggan|シルフィム(絶滅した薬草)

実在しない薬草をテーマにした香り。ハーバルでありながら幻想的で、においが想像力をここまで刺激するのかと実感できます。
Photo:NOSE SHOP株式会社より引用
いま、“におい”は体験型コンテンツの最前線にある
ここ数年、展示やイベントの世界では「五感を使う体験」がキーワードになっていますが、その中でも特に注目されているのが“におい”。映像や音はデジタルで再現しやすくなった一方で、においだけはまだまだ簡単にコピーは不可能ですし、記憶や感情にダイレクトに作用する感覚でもある。ある香りを嗅いだ瞬間に、昔の出来事や人の顔が一気に思い出す。そんな経験がある人も、きっと多いですよね?
実際、近年はアート展示やブランド体験、ミュージアムでも「香りをどう使うか」が1つの重要なテーマとして挙げられています。空間演出として香りを組み込むことで、記憶に残る体験づくりの近道に。「におい展 PLUS+」は、まさにその流れのど真ん中にあるイベント。嗅覚を主役に据えた展示だからこそ、今の体験消費トレンドとも強くリンクしていたと言えそうです。それではまた。

