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周年イベント企画アイデア9選|成功事例や傾向を具体的に解説

目次

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こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。
周年イベント イベントステージデザイン

周年イベント企画、何からどう手を付けたらいいのかわからない!」
「通常のイベントと周年イベントは何が違うの?」
「盛り上げてって言われても、どんなプログラムにすればいいの?」
周年イベントの担当になった方は、こんな思いを抱えているのではないでしょうか。
周年イベントは開催のスパンが長く、その間に企業の規模や状況が変わっていることも多いですから、戸惑うのも無理はありません。

周年イベントは社内イベントの中でも特に重要な立ち位置のイベントです。記念すべきイベントに、一体何をすればいいのか?この記事では周年イベントを成功させるためのポイントやアイデアの他、過去に開催された周年イベントの事例もたっぷりご紹介していきます!

周年イベントとは?

周年イベントとは5周年、10周年、50周年……といった節目を記念して行うイベントです。会社設立からカウントするものもあれば、製品やサービスのリリース、ブランド立ち上げ時点からカウントするものまで様々です。

こう書くと、どんな会社でも開けるイベントに感じるかもしれませんが、実はそうでもありません。
なぜなら、企業は決して永続するものではないからです。帝国データバンクによれば企業の10年生存率は約70%、20年後で約52%。これは大企業も入れた数値のため、中小企業の生存率はさらに低いと考えられます。
しかも、周年イベントは会社運営に必須のイベントではありません。経営が安定していない場合、そもそも開催しようという機運にならないこともあるでしょう。
周年イベントを迎えられる、それ自体が企業にとって喜ばしいことなのです。

周年イベントの真の目的とは?

そもそも、周年イベントの目的・役割とは何でしょうか?
『会社の〇〇周年をお祝いするため』……その通りですが、100%の正解とはいえません。というのも、企業がイベントを開催する場合、そこには業績アップに繋がる仕掛けが絶対に必要です。それは周年イベントでも変わりません。
そのことを念頭におきつつ、改めて周年イベントの目的や役割に迫っていきましょう。

周年イベントの重要性

周年イベントと他のイベントの大きな違い、それは『特別感』です。周年イベントは5年に1回、10年に1回など開催の間隔が空く上、『〇〇周年記念』という言葉のイメージもあり、誰もが特別なイベントだと意識します。

特別とは、言い換えれば『チャレンジできる』ということ。『大掛かりなイベントをしよう』『特別なノベルティを作ろう』『新しいターゲットに向けたプロジェクトをしよう』といった、普段はなかなかできない企画でもGoサインが出やすい傾向があります。周年イベントは会社の意識改革やステップアップ、変化のキッカケ等にしやすい貴重なチャンスといえるでしょう。

周年イベントの3つの目的とターゲット

周年イベントの目的は主に次の3つです。
・インナーブランディング(社員向け)
・カスタマーブランディング(お得意様を含めたお客様向け)
・プロモーション(見込み客を含めたお客様向け)

それぞれ見ていきましょう。

インナーブランディング(社員向け)

周年イベントと聞いて真っ先に思いつくのが、社員向けイベントではないでしょうか? 周年イベントは企業が長年愛されてきた証であり、その一員としての誇りを再確認してもらう良い機会となります。周年イベントをきっかけに愛社精神を育んだり、モチベーションを高めたりする効果も期待できるでしょう。
もちろん、周年イベントを機に全社一丸となり、新しいプロジェクトに取り組むという道もあります。社員が団結する機会として周年イベントはうってつけなのです。

周年イベント ステージデザイン

カスタマーブランディング(お得意様を含めたお客様向け)

私たちが日常で一番目にする機会が多い周年イベントがカスタマーブランディングです。〇〇周年記念モデルなどの特別なアイテムの発売、〇〇周年記念セール、〇〇周年キャンペーンプレゼント等々、様々な施策が思い浮かびます。これらのイベントはBtoCの企業で盛んで、限定モデル等で固定ファンの心を掴んだり新たなファンを獲得したりするスタイルが主流です。もちろんBtoBでも事例があります。周年イベントをきっかけに販路を広げる、れっきとした営業戦略と言えるでしょう。

周年イベント ランウェイステージ

プロモーション(見込み客を含めたお客様向け)

周年イベントをきっかけにプロモーションを仕掛ける企業もあります。今まであまりプロモーションをしてこなかった企業でも、周年イベントは『今までと違う取り組みを行う』『なかなか取り組めなかったことにチャレンジする』良いチャンス。また、周年イベントができるほど長く続いている会社だとアピールすること自体が強力なブランディングに繋がります。カスタマーブランディングと似ていますが、こちらは商品ではなく企業そのものをアピールする点、今まで縁のなかった人と接点を持つことが主目的となる点が異なります。

この3つは組み合わせることもできます。どれを主目的にするかでイベント内容はガラッと変わりますので、自社の目的に合わせて選んでみてください。

周年イベント 会場デザイン

周年イベントの最近の傾向

周年イベント ハイブリッドイベント

新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年~2021年頃は周年イベントを見合わせる企業が多い傾向がありました。しかし、2023年になり、ワクチン接種の広がりや行動制限の解除に伴い、周年イベントを取り巻く環境も大きく変わってきています。

リアルを含めた周年記念イベントの開催数の増加

周年イベントは会社にとって『どうしても開催したい』イベントのひとつです。感染対策ノウハウが整ってきたこと、ワクチン接種が進んだことを受け、中止・延期を決断していた会社が改めて周年記念イベントに踏み切るケースが増えています。2020年~2021年の状況が状況だったこともあり、周年と周年イベントの開催が1~2年ズレていても問題ないとする企業が多いようです。

オンライン(ハイブリッド)の活用

コロナ禍によってオンラインイベントは急速な技術革新が起こり、通信環境も整いました。この結果、オンラインとリアルを組み合わせたハイブリッドイベントが定着し、リアルとは異なる発想でエモーショナルなイベントを開催できるようになったのです。また、メタバース等を活用したオンライン上のリアルイベントともいうべき新形態も検証が進められています。今や、周年イベント=リアル開催とは限りません。実際、オンラインを併用したハイブリッド型の周年イベント開催数も増えています。今後はハイブリッドはもちろん、メタバースを使用する形での開催が増えてくることでしょう。

周年イベントの成功ポイント

周年イベント 演出

周年イベントは特別感がある分、失敗が許されないものです(失敗してOKなイベントなんてありませんが……)。ここからは周年イベントを成功させるために欠かせないポイントをお話ししてきましょう!
周年イベントを成功させるためのポイントは大きくわけて4つです。

・コンセプト、ターゲットを明確にする
・会社全体を巻き込み、自分ごとにする
・感謝の意を示す
・未来を目指す

1.コンセプト、ターゲットを明確にする

周年イベントを企画する際、何よりも重要なのがコンセプトとターゲットを明確にすること。『誰のために』『何のために』行うかによって企画の内容は別物と言っていいほど変わります。周年イベントだから派手にしよう、といった感覚でやりたいことを詰め込んでしまうと、チグハグで誰の心にも届かないイベントになりかねません。周年イベントは年単位で準備するような大掛かりなものも多いため、最初の段階でしっかりと目的とターゲットを確定させ、コンセプトを明確にしていきましょう。

2.会社全体を巻き込み、自分ごとにする

周年イベントは全社一丸になって取り組むことが大切です。これはどんなコンセプトのイベントであっても変わりません。周年イベントが他人事になってしまうと特別感も一体感も失われてしまいます。オンライン・リアルに関わらず、企画の際には全社員が何かしらの形で参加できるようなコンテンツを盛り込み、盛り上がりを共有できるようにしていきましょう。

3.感謝の意を示す

当然のことですが、企業が周年イベントを開催できるのは社員や取引先、お客様があってのことです。周年イベントを開催するにあたって、こういった『お世話になった方々』への感謝は絶対に欠かせません。感謝されるのは誰もが嬉しいですし、周年イベントという大イベントに感謝コーナーがあることで企業と社員、お客様との関係性が良好になり、モチベーションアップやファン獲得に繋がっていきます。コンセプトにもよりますが、できる限り感謝コーナーを盛り込むようにするのがオススメです。

GLOBAL PRODUCE キックオフイベント

4.未来を目指す

周年イベントでやってしまいがちなのが、過去の栄光を強調しすぎること。周年イベントにそれまでの歴史の振り返りは欠かせませんが、過去にばかり目を向けては今働いているメンバーは面白くありませんし、『昔はよかったね』で終わりかねません。企業は続いていくものですから、常に未来を見据える必要があります。周年イベントは過去と未来をつなぐ架け橋であり、より成長した未来のヴィジョンを示すものでもあります。周年イベントは改めて企業の未来を考えるチャンスでもあるのです。

周年イベント 演出コンテンツ

周年イベントアイデア9選

「周年イベントをするからには、『周年らしい』コンテンツが欲しい!」と思いますよね。ここではいくつか『周年らしいアイデア』をご紹介しましょう。

1.周年ヒストリーパネル

周年ならでは……と言われて真っ先に思い浮かぶのがそれまでの会社の歴史を振り返るヒストリー系コンテンツではないでしょうか? 定番かつ王道ですが、周年の重みを感じられますし、ストーリー仕立てにすることで参加者の心を揺さぶることができます。
ヒストリー系コンテンツはいろいろありますが、リアル開催の場合におすすめなのがヒストリーパネル。会場内やホワイエ、通路などに設置すれば気分も盛り上がり、参加者がパネルを見ながら思いを馳せたり、思い出話をしたりと交流のきっかけにもなります。

2.周年ヒストリーVTR

もうひとつ、ヒストリー系コンテンツでおすすめなのが周年ヒストリーVTRです。動画ならではの特徴を生かし、時代ごとの世界情勢を紹介したり当時のヒット曲をBGMに使用したり、ヒストリーパネルとはまた違った切り口で会社の歴史をたどることができます。また、ヒストリーVTRはヒストリーパネルと違い、イベント終了後も残すことができます。そのため、社内ブランディングやプロモーションのためのコンテンツとしても活用が可能です。

3.イメージキャラクターが会社の歴史を追うオリジナル番組VTR

2のヒストリーVTRのエンタメ性を高めたのがこちら。企業のイメージキャラクターになっている芸能人を起用し、ドキュメンタリー番組風の構成や、再現映像要素を盛り込んだオリジナル番組VTRです。2と比べ、よりストーリー性の高いエモーショナルな動画になるため、周年イベントのメインコンテンツとしてもおすすめです。

4.周年イベントロゴ

一目見るだけで特別さを感じられ、様々な場所に使用できるのが周年イベントロゴです。招待状に印刷したり、ノベルティに使用したり、限定商品に使用したり……社内イベントからプロモーションまで、使い方はアイデア次第。また、専用のロゴを使用することでイベント全体に統一感が出せるのもポイントです。

5.著名なアーティストによるオリジナル楽曲制作

最近では少なくなってきましたが、企業の中には一体感の醸成や愛社精神を育むため、社歌を活用しているところがあります。この社歌の仕組みの応用で、周年イベント用の楽曲を制作してみてはいかがでしょうか? 例えば、著名なアーティストに依頼し、その方の既存曲をオマージュしつつ、歌詞に会社の歴史を踏まえた言葉を盛り込んだ周年イベントバージョンなら、参加者も耳に馴染んだ曲なので乗りやすく、特別感も出るのではないでしょうか。

6.周年年数分のプレゼントBOX

記念パーティーの定番コンテンツといえば抽選会。この抽選会にも周年ならではの一工夫ができます。例えば、周年年数分(10周年なら10個、20周年なら20個等)のプレゼントを用意すると、抽選会が盛り上がりやすくなります。また、周年ロゴ入りのアイテムを周年×100名にプレゼント等、他のアイデアと組みあわえることで、社内だけでなく外部向けイベントコンテンツとしても活用が可能です。

7.次の周年イベントへのタイムカプセル

「定番のコンテンツもいいけれど、ちょっと変わったことがやりたい!」という時におすすめなのが『タイムカプセル』です。 タイムカプセルは参加者全員が未来に思いを馳せられるのが大きな特徴。 また、この企画自体に『次の周年を迎えられる=安定した経営を続けられる、自分も長年働くことができる』という前提があるため、社内ブランディング効果も抜群。周年イベントを社員向けに行う際には、ぜひ検討していただきたいコンテンツです。

8.周年記念デザイン、モデルの開発

周年イベントならではのコンテンツであり、かつ、お客様への販売促進にもつながるものと言えば「周年記念モデル」です。専用デザインやモデル、限定カラーなど、文字通りの「特別なアイテム」が周年の雰囲気を盛り上げます。サービス業などの場合は限定デザインのノベルティを制作するのもオススメです。

9.長持ちする記念品

お客様向けの限定デザインやノベルティの他、社員向けの記念品も周年イベントにピッタリです。周年イベントは「節目」に行われるものであり、次の節目を目指そうという意味も込められているため、熟成するほど美味しくなるタイプのお酒類の他、時計や食器といった日常使いができてかつ視界に入りやすいアイテムも喜ばれます。

周年イベント開催事例

ここでは弊社、GPが実際にプロモーションした事例をご紹介しましょう!

ストーリーテラーが社史を物語として語る周年イベント(健康食品メーカーF社)

周年イベント 事例1:健康食品メーカー

参加者:5000名
会場:展示ホール(幕張)
実施形式:リアルイベント
実施目的:周年らしさがある、周年ならではのメッセージ性のあるイベントにしたい

周年イベントらしさの表現として、ストーリーテラー(語り部)が登場。『周年の旅』をモチーフに、会社の歴史をまるで劇を見ているように振り返りながら理解を深めていく演出を行いました。

スマホを活用した参加型演出が光る周年イベント(化粧品メーカーE社)

周年イベント 事例2:化粧品メーカー

参加者:2000名
会場:東京ドームシティホール
実施形式:リアルイベント
実施目的:演出に凝った、一体感を生み出せるような展開をしていきたい

ドアオープンの際、イベントへのモチベーションを上げるべく、ステージ上でモチベーターによる煽り演出を採用。参加者のイベントへのボルテージをあげ、そのままイベント本編へ。
オープニングでは参加者にスマホの明かりをつけていただき、暗転すると2000名のスマホの明かりが点灯し、一体感を創り上げるシーンを演出しました。

世界19ヶ国が参加した周年スポーツイベント(水処理会社)

周年イベント 事例3:水処理会社

参加者:国内外のグループ社員 約500名
会場:都内競技グラウンド/ホテル昭和館
実施形式:リアルイベント(世界19か国全20チームによるフットサル大会)
実施目的:海外事業会社同士の仲間意識を醸成したい、日本と海外の一体感を醸成したい

年齢や性別に関係なく世界共通で誰でも楽しめるものということで、全グループでのフットサルワールドカップを開催。当日の運営だけでなく選手名鑑の作成や練習風景の動画撮影などの事前施策を行うことにより、一体感を高めました。

和テイストの装飾を重視した周年イベント(外資系の運送会社)

役員の多くが海外の方ということもあり、和テイストを意識した装飾を行いました。会場入口の大鳥居をくぐると、社長直筆のサインと漢字一文字を印字した鳥居と提灯が並木のように並ぶ通路がお出迎え。その先に広がるホワイエには会社の歴史が分かるサービスや車両を展示し、ヒストリーを感じていただける仕立てにしました。一方、イベントのオープニングアクトでは役員の似顔絵ライブペイントから始まり、そこに会社の理念や社長からのメッセージを書いていくという特別な演出で盛り上げました。

様々な周年イベント事例

ここからはGPが手がけた事例以外の周年イベントをいくつかご紹介しましょう。

ドクターリセラ

全国のエステサロン向け化粧品会社であるドクターリセラは30周年記念イベントとして特設サイトをオープンしたほか、テレビCMを公開しました。CMにはドクターリセラ取り扱いサロン20名が登場。ブランディング効果と顧客エンゲージメントアップの両方を実現しています。

デニーズ

ファミリーレストランのデニーズは50周年を記念し、ファッションブランドやシェフとのコラボレーションメニューの提供に加え、「Denny’sぴあ 50周年記念ファンブック」を発売。ファンブックにはデニーズのこれまでの歩みを振り返る様々な記事が掲載されている他、10%オフクーポンを始めとしたたくさんのクーポンがついており、ファンの来店も促しています。

TAITO

アミューズメント会社であるTAITOは創業70周年に合わせて特設サイトをオープンしたほか、「イトちゃんのやぼう」という社史をモチーフにしたオリジナルアニメーションを制作し、youtubeにて公開。10分弱のアニメーションを連載形式で投稿し、幅広い層へのアピールを行っています。

まとめ:周年イベントは企業が一気に成長するチャンス!

周年イベントは企業にとって、社員にとって、お客様にとって特別なイベントであり、よりポジティブなコミュニケーションを行うチャンスです。好意的にとらえられることが多いイベントだからこそ、誰に向けて、どんなコンテンツを、誰のために、どんな方法で行うのかを吟味することにより、企業を一気にステップアップさせることも可能となります。
過去から現在へ、そして未来へ。より成長した姿で次の周年を迎えられるよう、今何が必要か、楽しみながら考えて企画してみてください。

弊社でも周年イベントの開催実績が多数ございます。気になることがありましたら、ぜひ弊社の案内もご覧ください!

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最終更新日:

2024MAR

22th

公開日:

2021OCT

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