周年イベントとは?目的別アイデア30選と事例紹介

周年イベントとは、企業の創業・設立・サービス開始から5年・10年といった節目を記念し、社員や顧客、取引先、OB/OGなどに向けて開催されるイベントです。単なる「お祝い」ではなく、エンゲージメント向上やビジョン浸透、リブランディング、新規顧客の獲得といった目的で開催されます。本記事では年間200件以上のイベントを手掛けるプロの視点から、目的別の企画アイデア30選、成功のポイント、予算感、準備スケジュールまでを解説します。
周年イベントの目的(社内向け/社外向け)
周年イベントの目的は「ターゲット(対象者)が誰か」によって変わり、社員向けとお客様向け(外部向け)に分けられます。 それぞれについて解説していきます。
社内向け:エンゲージメント向上・一体感醸成・リブランディング告知

社員に向けた周年イベントは長年愛されてきた企業の一員としての誇りを再確認し、愛社精神を育み、モチベーションを高める効果が期待できます。周年イベントは全社員が一堂に会し盛り上がるため、一体感を醸成したり、新プロジェクトやリブランディングの告知の場としても最適です。
社外向け:感謝伝達・ブランディング・新規/休眠顧客獲得

顧客・取引先・OB/OGなど社外関係者に向けた周年イベントは、感謝伝達・ブランディング強化・新規/休眠顧客の獲得を目的とします。BtoC企業では限定モデル販売や復刻企画によるバズ創出、BtoB企業では信頼関係の深化と次の取引機会創出につながります。
社外向けの周年イベントは顧客・取引先・OB/OG等に感謝を示す場であると同時に、ブランディングやプロモーション、休眠顧客掘り起こしなどのチャンスでもあります。BtoC企業では周年限定モデルや復刻企画、セールなどを通じて話題化や売上促進が行えますし、BtoB企業ではクライアントや取引先を招いて信頼関係を再確認したり、今後の関係強化につなげることができます。
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周年イベントの実態と効果(自社調査)
グローバルプロデュースが2024年8月に従業員500名以上の企業の周年事業担当者111名を対象に実施した独自調査では、「効果をかなり感じた」+「やや感じた」の合計が78.2%となり、8割弱の方が効果を実感しています。
効果が出た企画TOP3
| 順位 | 効果が出た企画 | 発生率 |
| 1位 | プレゼント抽選会 | 63.9% |
| 2位 | 決意表明 | 62.3% |
| 3位 | 経営者からのメッセージ | 54.1% |
| 4位 | 周年イベントロゴの制作 | 47.5% |
| 5位 | ヒストリーパネル | 41.0% |
1位から3位まで、それぞれ異なる目的を持つ施策がランクインしました。「プレゼント抽選会」は参加者を最後まで惹きつけ、「決意表明」は次の周年に向けた全社一丸となっての意思統一を図り、「経営者からのメッセージ」はビジョンを浸透させる役割があります。また、上位3つはひとつのイベント内に全て盛り込むことができるため、周年イベントのコンテンツとして外せないと言えるでしょう。
周年イベント担当者が困難だったTOP3
次に、周年イベントの担当者がイベント開催時に困難と感じたもののランキングを紹介します。
| 順位 | 困難だった点 | 発生率 |
| 1位 | 予算内で盛り上がりのある企画にすること | 57.7% |
| 2位 | 周年イベントのコンセプトやターゲットを確定させること | 52.6% |
| 3位 | 業績につなげる仕掛けを取り入れること | 50.0% |
周年イベントは企業イベントの中でも特別感が高いため、あれもこれも盛り込みたくなってしまうものです。その分、予算との兼ね合いや一貫性を保つことの難易度が高くなっていることがうかがえます。また、イベント自体は収益を生まないため、いかに業績に繋げるかの設計も欠かせません。プロデュース会社への発注は、この3つの困難を解決するためにも有効です。
周年イベントの招待者と費用相場
GP独自調査で、周年イベントの招待者(複数回答)を尋ねたところ、次のような結果になりました。
| 招待者 | 回答率 |
| 取引先 | 74.4% |
| 自社のOB/OG | 55.1% |
| 代表の恩師や関係者 | 46.2% |
| 従業員の家族 | 46.2% |
| 業界の著名人や芸能人 | 23.1% |
「OB/OG」が半数以上を占めていて、アルムナイ(元社員)を貴重な人的資本として捉え、再雇用や業務委託、ビジネス連携などで関係を構築する取り組みの活発化を表していると言えます。
約4割が「1,000万円以上」の予算
会場費・飲食費・交通費を除いた周年事業全体の費用については、次のような結果となりました。
| 費用帯 | 回答率 |
| 〜1,000万円未満 | 44.2% |
| 1,000万円以上〜2,000万円未満 | 12.6% |
| 2,000万円以上〜3,000万円未満 | 9.9% |
| 3,000万円以上 | 16.2% |
| わからない/答えられない | 17.1% |
イベント費用の多くを占める会場費を除いても1,000万円以上が38.7%と、他のイベントと比べてもしっかりと費用をかけていることが伺えます。イベントにかかる費用は企業規模・参加人数・演出グレード・配信の有無等で大きく変わるため、予算に合わせた選択をすることが大切です。
周年イベントは企業が長年愛されてきた証です。その一員としての誇りを再確認し、愛社精神を育み、モチベーションを高める効果が期待できます。周年イベントは全社員が集まるケースが多いため、一体感を醸成する場にもなります。熱気が高く盛り上がるため、新プロジェクトやリブランディングの告知の場としても最適です。
周年イベントアイデア30選

ここからは、社内向け・社外向け・PR&ブランド発信に分けた周年イベント企画アイデア30選を紹介します。
社内エンゲージメントを高める企画
あらゆるカテゴリで使える、基本的だけど外せない企画です。ここをしっかり押さえることでイベントの質が変わります。
1. 周年表彰・アワードセレモニー
長年会社を支えてきた社員やチーム、象徴的な成果を残したプロジェクトなどを表彰する施策です。周年という節目に行うことで、単なる表彰ではなく「この会社が何を大切にしてきたのか」を全社で共有する機会になります。また、受賞過程や授賞理由を明かすことで会社の価値観や文化を可視化し、参加者のモチベーションを向上させる効果もあります。
2. 周年ヒストリーパネル
王道企画のひとつです。周年イベントの会場内に設置し、参加者が思いを馳せる、思い出話をするきっかけにもなります。歴史をたどるだけでなく、関連企業やクライアントとのエピソードを積極的に盛り込むことで関係性を深める施策としても役立ちます。
3. 次の周年に向けての長期ビジョン発表
周年は新たなスタートを示す機会でもあります。長期ビジョンを見せることで期待感を高めることができるため、エンゲージメントの向上、ブランディング効果が期待できます。
▽プロデュース事例:
オートバックスセブン50周年記念イベント
4.役員や社員による「思い出トーク」
役員の「今だから言える失敗の話」は役員の人となりを感じさせます。また、世代間ギャップや当時の時代背景は面白いだけでなく、会社をより深く知るキッカケとなります。また、実際に起きたできごとの記録は貴重な資産になり、内容によっては以後の社員教育に転用も可能です。
5.オリジナル・アニバーサリーフード
周年イベントでケータリングを出す、もしくは懇親会がある場合、コーポレートカラーを使った料理、ロゴをあしらったスイーツなどを提供することで特別感を出すことができます。また、紅白饅頭やどら焼きなどにロゴを焼き印で入れたオリジナルお土産も喜ばれる施策です。
6. 全社対抗・周年クイズ大会
チームビルディングと会社理解を両立させられる企画です。定番のヒストリー系クイズから社食の人気メニュー当てまで、式典の堅苦しさを緩和しつつ会社への理解を深めることができます。チームの組み方によっては交流のキッカケにもなります。
7.社員の名言展
社長や役員だけでなく、全社員を対象に「この部署のモットーはこれ」「あのときこんな名言が飛びだした」「上司のこの言葉が支えになっている」等々、印象的だった言葉を集めて発表することで、会社の文化や雰囲気を改めて知る良い機会になります。
8.お揃いカラーなどのドレスコード設定
「会社のイメージカラーの小物を身につける」などの簡単なドレスコードを設定すると参加意識が高まるだけでなく、「何を身に着けようか」というワクワク感が高まります。また、身に着けたアイテムを通じて交流を促すこともできます。
9.周年ヒストリーVTR
動画を使用することで時代ごとの世界情勢を紹介したり当時のヒット曲をBGMに使用したり、歴代社長のスピーチを並べたり、様々な切り口で歴史をたどることができます。また、イベント終了後も残すことができるため、社内ブランディングやプロモーションのためのコンテンツとしても活用が可能です。
10.周年スローガン・キャッチコピーの作成・告知☆
周年イベントを行うにあたって欠かせないコンセプトを言語化し、スローガンやキャッチコピーにして告知します。周年イベントにかける想いや目指すものが明確になるため、企画側も参加側も一貫性をもってイベントに臨むことができます。
11.周年イベントロゴ
周年イベントロゴは一目見るだけで特別さを感じられます。招待状に印刷したり、ノベルティに使用したり、限定商品に使用したりと、社内イベントからプロモーションまで様々に活用できる他、イベント全体に統一感を出すことができます。
12.ライブドローイング
周年スローガンや社是などをプロの書家が書くライブパフォーマンスです。目の前で作品が生まれることによって高揚感を掻き立てるだけでなく、書き上げた作品を会社に飾ることで周年イベントの熱気を思い起こさせることができます。
13.フォトモザイクアート
全社員の写真を集めて周年ロゴなどのモザイクアートを作成する施策です。特に従業員数が多い会社でオススメです。デザインの幅が広く、全員に参加した実感が得られること、現物が残ることが特徴です。
社外向け周年イベントの代表的な企画
周年イベントには社員向けだけでなく、顧客・取引先など社外の関係者に感謝を伝える目的もあります。ここでは、周年イベント全体の企画アイデアとして代表的な社外向け施策を紹介します。
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14.周年記念パーティー
長年の縁ある顧客や取引先を招き、感謝を直接伝える王道の施策です。単なる会食ではなく周年の歩みや今後の展望を交えて伝えることで、これから先も共に歩んでいくパートナーだという印象を強め、関係性を深めることができます。
15.共同ヒストリー展示
自社の歴史だけでなく、顧客や取引先との歩みも含めて年表やパネルとして展示する企画です。「このタイミングでお付き合いがスタートした」など、関係性の積み重ねを可視化することで、単なる会社紹介ではなく共に歩んできた歴史として伝えることができます。
16.感謝メッセージ入り周年記念ギフト
重要なのは「感謝が伝わること」です。
ロゴ入りノベルティなどの定番品だけでなく、これまでの感謝を記したメッセージを添える、自社らしさが感じられる品を選ぶ、相手方企業の名を入れるなどの工夫で印象が大きく変わります。
17.取引先・顧客インタビュー動画
企業側から一方的に歴史を語るよりも、第三者の言葉が入ることで信頼感が高まり、周年コンテンツとしての厚みが出ます。また、社内にも自社がどのように評価されてきたかを見せることができるため、インナーブランディングの効果も期待できます。
18.周年記念誌の贈呈
周年を記念した冊子やブランド紹介本を作り、創業の背景や転機、代表的なプロジェクト、今後のビジョンなどを掲載します。営業資料ほど堅すぎず、会社案内ほど無機質でもない、読み応えがある資料を作り上げることで、自社をより深く理解してもらい、関係性をより深めるキッカケともなります。
ブランド発信・PRにつなげる企画
ここでは、周年イベント全体の企画の一種として、ブランド発信やPRにつながる代表的な施策を紹介します。
19.周年記念対談・トークセッション
過去の取り組みや苦労、今後の業界展望について長年付き合いのある顧客や取引先と語り合うことで、今まで積み上げてきた関係性を来場者に伝えることができます。また、社外から見た自社の強みや価値を語ってもらえるため、社内・社外両方のブランディングに効果があります。
20.歴代ポスター・CMギャラリー
歴代ポスターやCMの一挙公開は自社だけでなく顧客や取引先にも懐かしさを掻き立てることができます。また、歴代CMやポスターの変遷を知ることで自社のセールスポイントやブランディングの変遷を知ることもできます。
21.参加型周年記念ムービー
取引先や顧客が周年記念ムービーに登場することにより、共にビジネスを進める仲間としての一体感が得られるだけでなく、「自社を大事にしてくれている」と感じさせることができます。
22.周年記念記者発表会・メディア向け発信
周年を機に、新たなビジョンや記念プロジェクト、限定商品、社会貢献施策などを発表するメディア向けイベントです。周年は企業に注目が集まりやすいタイミングであるため、単なる祝賀で終わらせず、次の展開を社会に向けて発信する好機になります。発表内容に新規性や社会性を持たせることで、広報効果や話題化も狙いやすくなります。
23.周年特設Webサイト
周年関係の情報がすべてまとまっている魅力的なwebサイトは情報提供・告知の点で非常に有効です。カウントダウン機能を盛り込んだり、コンテンツを徐々に公開したり、当日への機運を高める仕組みを盛り込むのがオススメです。
24.ポップアップ(BtoC)
限定商品を販売するポップアップショップの他、過去の製品を一挙に展示するミュージアムやブランドコンセプト・世界観を感じさせるポップアップイベントなど、改めて自社のありかたを振り返りアピールする施策です。
25.周年記念チャリティ・社会貢献プロジェクト
周年とチャリティや社会貢献プロジェクトは非常に相性が良い施策です。チャリティは注目度の高さが成否に大きく影響しますし、社会貢献プロジェクトはブランディング施策としても有効なため、周年という注目が集まるタイミングを活かせる企画と言えるでしょう。
26.著名なアーティストによるオリジナル楽曲制作
オリジナルソングは特別感があり、かつ記憶に残りやすい施策のひとつです。著名なアーティストが作成することでアーティストのファンからの注目を集めることができますし、特設サイトやYouTubeで公開することで、広く印象づけることができます。
27.SNSフォトスポット
BtoCの企業にオススメなのがフォトスポットです。店舗やポップアップに魅力的なフォトスポットを設置することで参加者の体験感を上げるだけでなく、写真を通じてSNSでの拡散を狙うことができます。周年期間のみにすることで特別感が増すのもポイントです。
28.周年記念デザイン、モデルの開発
専用デザインやモデル、限定カラーなど、文字通りの「特別なアイテム」が周年の雰囲気を盛り上げます。サービス業などの場合、限定デザインのノベルティを制作するのもオススメです。
29.お気に入り商品投票・復刻
BtoC、製造業系の企業の場合、周年記念モデルと同じぐらい話題になるのが「過去の商品の復刻」です。ファンが喜ぶだけでなく、お気に入りの商品を復刻してもらうために積極的に宣伝し、バズりやすくなるなどの効果も期待できます。
30.異業種コラボレーション商品・イベント
周年ならではの特別感を活かす施策のひとつが異業種とのコラボレーションです。IPとのコラボデザイン商品や業種の垣根を超えたアイデアの組み合わせ、異業種とコラボしたポップアップなど、新しい可能性を見せることで新鮮さを出すことができます。
周年イベントの成功5評価基準
優れた周年イベントとは、感覚や成り行きで生まれるものではありません。GPは2026年5月、年間200件以上のプロデュース実績と15年の現場経験から、ビジネスイベントの質を評価する「5つの社内基準」を体系化・公開しました。
| 評価項目 | 役割 | 周年イベントへの適用 | |
| ① | 対象規模 | 前提 | 予算/参加人数の規模感 |
| ② | 顧客満足・参加者満足 | 質 | 主催企業の目的達成と参加者の体験価値 |
| ③ | 演出クオリティ | 質 | コンセプト/空間/ストーリー/映像/進行の一貫性 |
| ④ | プロデュース三大業務品質 | 質 | 体制・予算・スケジュールの段取りとチーム連携 |
| ⑤ | 継続性 | 結果 | 次回開催の要望が具体的に出ているか |
周年イベントを企画する際は、企画後にこの5基準で自己評価することで、改善点が明確になります。
周年イベントを成功させる6つのポイント
周年イベントを成功させるには6つのポイントがあります。ひとつずつ解説していきましょう。
目的とターゲットを先に決める
周年イベントと言っても、目的とターゲットによってその内容は大きく変わります。「誰のために」「何のために」を定めずに進めてしまうと企画が迷走しかねません。最初に目的とターゲットを定めることで迷ったときに立ち返ることができます。
コンセプトとストーリーを設計する
コンセプトはイベントに一貫性を持たせる柱です。目的とターゲットを元にコンセプトを作成し、コンセプトを満たすストーリーを構築していきます。ここの順番を間違えるとイベントがぼんやりしてしまうため、あくまでもコンセプトを中心に考えることが大切です。
社内を巻き込んで参加意義を高める
周年イベントは全社を巻き込んでの盛り上がりが欠かせません。社員全員が自分ごととして捉えられるような企画を盛り込み、当日に向けて機運が高まるようにしましょう。
予算に応じて優先順位を決める
周年イベントは予算が膨らみがちです。あれもこれもと盛り込んでいくと、当初の予算をはるかに超えてしまうこともあります。企画の際には予算に応じて優先順位を決め、メリハリのある企画を練ることが大切です。
実施後の発信・活用まで設計する
イベントは開催して終わりではなく、そこで得た学びや高まったエンゲージメントをどう維持し、普段の仕事に活かすかが大切です。イベント後の変化まで盛り込んで企画することで、イベントの効果が最大化します。
サステナビリティを考慮したイベント設計
今、環境への配慮は企業活動において重要なテーマです。特に、周年イベントは企業のブランドイメージを内外に示す機会でもあるため、環境に配慮したイベントを行うことで企業の社会的責任(CSR)やESG戦略をアピールすることができます。
周年イベントの準備スケジュール
周年イベントは規模が大きくなる傾向があるため、準備にはそれなりの時間がかかります。ここでは大まかな準備スケジュールについてご紹介します。
12か月前:目的設定、体制作り、イベント会社への依頼、会場決定
周年企画は会場手配の関係からも、通常一年以上前から企画をスタートさせます。まずは目的やターゲット、コンセプト、イベント企画を実際にすすめていくメンバーといった「芯」の部分を決定します。イベント会社に依頼する場合はこの段階から検討、そして打診を進めていきましょう。
12~6か月前:演出・コンテンツ設計
会場を決め、予約をしたら演出やコンテンツの設計を進めていきます。周年イベントは予算オーバーになりがちなので、優先順位をしっかりさせながら進めていきましょう。
6~3か月前:招待・参加者の確定、制作物の準備
周年イベントは全社員、取引先、顧問先など様々な参加者が想定されるため、イベントの企画が固まってきた時点でスケジュールを押さえてもらえるよう声掛けをすることが大切です。合わせて、当日に配布する制作物や、会場装飾の準備などにも取り掛かります。
3~1か月前:演出・運営準備
イベントにおいて「3カ月前」は事実上の直前です。各種準備が進み、イベント当日のイメージがしやすくなる時期です。当日の流れや演出などをしっかり確認していきましょう。また、招待者への招待状の送付、最終出欠確認なども大切です。
開催後:レポート・映像活用・社内外発信
周年イベント開催後の活かし方も重要です。開催レポートをPRに使う、イベントで使用した映像をHPに乗せるなど、社内だけでなく社外にも発信することでその効果が何倍にもなります。
表にまとめると次のようになります。ぜひ参考にしてください。
| 時期 | やるべきこと |
| 12か月前 | 目的設定/体制構築/イベント会社への依頼/会場決定 |
| 12〜6か月前 | 演出・コンテンツ設計/予算配分 |
| 6〜3か月前 | 招待・参加者の確定/制作物(VTR・ノベルティ等)の準備 |
| 3〜1か月前 | 演出・運営準備/招待状送付/最終出欠確認/リハーサル |
| 開催後 | レポート作成/映像の二次活用/社内外発信 |
周年イベントプロデュース事例
株式会社グローバルプロデュースが実際に企画・制作・プロデュースした事例をご紹介します。
50周年記念イベント(株式会社オートバックスセブン)

会場:グランキューブ大阪
人数:約800名
実施目的:50周年の節目に当たり、お世話になった方々へこれまでの50年間の感謝を伝えると共に、これからの50年のビジョンを示したい
株式会社オートバックスセブンは50周年を記念した特別イベントを開催。今までの感謝を示す第一部とこれからの50年に向けての変化を伝える第二部という、歴史と革新の両方を伝えられる構成に。演出はもちろん、入場方式やオンラインパネルディスカッションなど、未来への期待を高めるコンテンツを盛り込みました。
第56期全社キックオフミーティング(株式会社コスモスイニシア)

会場:ホテル宴会場
実施形式:リアルイベント
実施目的:50周年アニバーサリーイヤーのキックオフとして、社員のモチベーションを上げ、50周年企画を盛り上げる
株式会社コスモスイニシアは50周年記念イベントとキックオフを合体させた社内周年イベントを開催。『「個」が躍動し、日本一、笑顔と驚きを創造する企業』という会社のVISIONと映画『グレイテスト・ショーマン』のイメージをかけあわせ、ショーとしての盛り上がり、キックオフとしての格、アニバーサリーイヤーの起爆剤としての役割を兼ね備えたイベントとなりました。
45周年記念インセンティブトリップ(株式会社CPコスメティック)

会場:ハワイ
実施形式:リアルイベント(インセンティブトリップ)
実施目的:モチベーションアップ
株式会社CPコスメティックは周年とインセンティブトリップを合わせたイベントをハワイにて開催。社員のモチベーションアップ、仕事へのやる気を引き出すのはもちろん、スケジュールが詰まっている中でもハワイの自然を感じられるよう、音響・照明にこだわった演出を行いました。
60周年記念海外インセンティブツアー(JBCCホールディングス株式会社)

会場:イタリアローマ
実施形式:リアルイベント(インセンティブトリップ)
実施目的:チームビルディング
成績優秀者対象の海外インセンティブツアーを単なる旅行ではなく、グループ会社間の垣根を超え、絆や結束を高めるチームビルディングの機会とすることを大きな目的として開催しました。また、60周年記念のイベントとして、参加した社員の記憶に残る特別感のあるものにしたいという願いを実現しました。
ストーリーテラーが社史を物語として語る周年イベント(健康食品メーカーF社)

参加者:5,000名
会場:展示ホール(幕張)
実施形式:リアルイベント
実施目的:周年を記念して、お祝いと今後のメッセージを伝えるイベントにしたい
周年イベントらしさの表現として、ストーリーテラー(語り部)が登場。『周年の旅』をモチーフに、会社の歴史をまるで劇を見ているように振り返りながら理解を深めていく演出を行いました。
スマホを活用した参加型演出が光る周年イベント(化粧品メーカーE社)

参加者:2,000名
会場:東京ドームシティホール
実施形式:リアルイベント
実施目的:演出に凝った、一体感を生み出せるような展開をしていきたい
ドアオープンの際、イベントへのモチベーションを上げるべく、ステージ上でモチベーターによる煽り演出を採用。参加者のイベントへのボルテージをあげ、そのままイベント本編へ。
オープニングでは参加者にスマホの明かりをつけていただき、暗転すると2,000名のスマホの明かりが点灯し、一体感を創り上げるシーンを演出しました。
よくあるご質問
Q.周年イベントの予算はどのように設定・管理すべきですか?
開催規模や目的によって大きく変動しますが、1,000万円〜大規模なものでは1億円以上の予算で実施されるケースもあります。周年イベントや予算が膨らみがちなので、まず予算の上限を決めて、その範囲内でメリハリをつけましょう。
具体的な予算は、以下の3つの要素から逆算して組み立てるのが確実です。
1. 会場・飲食費: ホテル宴会場、カンファレンスホール、ユニークベニューなどの会場費用
2. 演出・進行費: ステージデザイン、映像制作、コンテンツ、照明・音響機材、タレントや司会者のアサイン
3. ゲスト対応費: 招待客の交通宿泊費、記念品(ノベルティ)など
Q.オンライン/リアル/ハイブリッドはどんな基準で選べばよいですか?
周年イベントの開催形式を選ぶ基準は「誰が参加するか」です。社内イベントで全社員が一か所に集まれそうならばリアル開催が視野に入りますし、PRイベントにしたいのであればオンラインを重視すべきです。また、支社が海外にもある場合、国内のメンバーを会場に集め、海外支社のメンバーはオンラインで参加するハイブリッド形式がぴったりです。
Q.サステナビリティに配慮した周年イベントの工夫は?
サステナブルな試みを取り入れている会場を使用する、カーボンニュートラルを目指す、会場装飾にリユース可能な資材を利用するなどが考えられます。また、ノベルティを配る代わりにオンライン上でムービーを公開したり、クーポンをQRコードにして配信するなど、電子化をうまく活用するのもポイントです。
Q. 何か月前から準備を始めればよいですか?
大規模イベントは12か月前、中規模は6か月前から準備を始めるのがオススメです。特に大規模イベントにおいては1年以上前から会場を予約する必要がありますので、会場確保は早ければ早いほど良いと言えます。
Q. 自社内部で企画するのと、プロに依頼する違いは何ですか?
自社で企画する場合、長期間にわたり社員に負荷がかかりやすくなりますし、手探りが多くなりがちです。GLOBAL PRODUCEの調査では、外部委託の90.1%が「期待と実態のギャップ」を経験する一方、95.4%が「企画・制作・運営を一社にまとめることで質が向上する」と回答しています。ワンストップ型のプロデュース会社に依頼することで、ギャップを解消し、社員の負荷を最小限に抑えることができます。
▽出典:
【イベント外部委託の実態が明らかに】9割以上が「期待と実態にギャップ」を経験一方、95.4%が「一社完結で質が向上する」と回答
Q. オンラインのみの周年イベントは開催できますか?
開催自体は可能です。ただし、参加者の集中力維持・一体感の演出・双方向性のあるプログラムといった部分で専門的なノウハウが求められます。なお、BtoCでプロモーションを目的にする場合はあえてオンラインイベントにして拡散を狙うという方法もあります。
Q. 周年イベントの開催後は何をすべきですか?
イベント当日の映像や写真、参加者の声などを整理して保管し、その後の営業資料やPRの素材として活用するのがオススメです。イベント時のVTRなどは二次使用を前提に作ることで、イベントの効果を持続させることができます。
Q. 周年ロゴやスローガンは必ず作るべきですか?
必須ではありませんが、コストに対して効果が高い施策のため積極的に取り入れるのがオススメです。弊社の調査では周年ロゴ制作について47.5%が、スローガン(決意表明)は62.3%が「効果が出た」と回答しています。
▽出典:
【周年事業のイベント、誰を招待する?】従業員数500名以上の企業の70.3%が、「周年イベント」を実施!招待する人は「取引先」や「自社のOB/OG(アルムナイ)」が上位
Q. プロのイベント会社に依頼する判断基準はありますか?
あくまでも参考ですが、次のような周年イベントを想定している場合はプロのイベント会社に依頼するのがオススメです。社員の参加が100名を超える場合/プロモーションやブランディングのためにメディアへの露出を狙う場合/社外VIPが登壇する場合/外部会場を手配しての初めてのイベント開催の場合
まとめ:周年イベントは企業が一気に成長するチャンス!
周年イベントは企業にとっても社員にとってもお客様にとっても特別な機会であり、ポジティブなコミュニケーションが行えるチャンスです。好意的にとらえられることが多いイベントだからこそ、誰に向けて、どんなコンテンツを、誰のために、どんな方法で行うのかを吟味することにより、企業を一気にステップアップさせることができます。
過去から現在へ、そして未来へ。より成長した姿で次の周年を迎えられるよう、GPは年間200件以上のプロデュース実績により貴社の周年イベントを「目的達成型イベント」としてプロデュースします。気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
▽関連記事
・お客様向け周年イベントとは?設計方法やPR戦略を事例をご紹介
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・面白いイベント企画のアイデア14選|参加者を惹きつける成功事例を紹介!
周年イベントに関するお役立ち資料をご用意しております。
ぜひ、ダウンロードの上、ご覧ください。

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