「没入感」を感じる要素は?イマーシブについてのアンケートをシェア

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こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。
イマーシブイメージビジュアル
Photo:プレスリリースより引用

皆さんこんにちは!GPの宮永です。
イベント企画にさらなる深みを与えるキーワードとして今注目なのが『没入感』。この没入感を高めるものとして注目されているのが『イマーシブ』です。今回、『イマーシブ』について切り込んだアンケート調査を発見したので皆さまにシェアしたいと思います!

全国の20~50代男女に聞いた「イマーシブ(没入感)に関するアンケート調査」

今回ご紹介するのは、マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマークによるアンケートです。彼らが実施したのは全国の20~50代男女に聞いた「イマーシブ(没入感)に関するアンケート調査」。

なんとも興味をそそられる調査結果を覗くとイベントの参考になるヒントの数々が見えてきました。そもそも、イマーシブという言葉自体、最近になって出てきた言葉ですよね。Google Trendsで「イマーシブ」という検索ワードを過去3年(2022年3月~2025年2月末)で調べてみると、下図のようなトレンドになります。

「イマーシブ」という検索ワードグラフ
引用元サイト:Google Trends
プレスリリースより引用

これを見るとわかるように、2024年には多くの企業が「イマーシブ」もしくは「没入」をキーワードにイベントを作っていることがわかります。

本アンケートに伴う「イマーシブ(没入感)」の定義づけと分析の視点

新しい言葉である「イマーシブ(没入感)」。調査するならば、まず言葉の定義が必要です。今回のアンケートでは「没入感」を「外部の情報(体験など)によって、その世界に引き込まれ、周囲のことを忘れて夢中になる感覚」として定義しています。

その「没入感」に「とてもイメージが湧く」と回答した人へ、どんなイベントだと没入感を感じるのか。そして没入感を感じたイベントでとった行動は何かなどを質問さらに性別や年代別以外にも『性格特性(外向的/内向的)』という側面からも分析されているのが特徴です。

調査ハイライト

さて、アンケート結果から見えた興味深いハイライトがこちら。

・内向的な人と比べ、外向的な人の方が、どのイベントでも参加率が高い
・参加しなかった理由のTOP3は、「費用がかかるから」、「人込みが苦手だから」、「興味があるイベントがないから」
・イベントで「没入感」を感じないのはダントツで「グルメ系(フードフェスなど)」
・「イベント関連の商品(飲食物含む)を購入した」、「体験の感想を友人や家族に話した」という行動は、女性の方が多い
・主催者が工夫できるTOP3は、「会場全体での一貫した演出」、「ストーリー性のあるイベントの構成」、「体験後にも楽しめる仕組みの提供」

参加しなかった理由のTOP3やグルメイベントに没入感を感じないetc.、興味をそそられる結果多数です。

調査結果をピックアップ

それでは調査結果から興味深いアンサーと、そこから垣間見えるイマーシブにまつわるトレンドをピックアップしてご紹介していきましょう。

2024年はどんなイベントに参加した?

Q:「下記のイベントで、あなたが2024年に参加したことがあるものをお知らせください。」

回答によれば、2024年のイベントへの参加率は約80%。特に「映画・演劇・ミュージカル」が高いという結果。性年代別では年齢が高くなるにつれ参加率は低下しています。しかし「ミュージアム」など、一部異なる傾向があるイベントがあるのもまた事実。性格特性別では、内向的な人と比べ外向的な人の方が、どのイベントでも参加率が高い結果となりました。

2024年、イベントに参加する/しないを決めた理由は?

2024年に開催された様々なイベントたち。気になってはいたものの、さすがに全部は無理。結局、参加しなかったイベントもあったのではないでしょうか。ここでは「なぜそのイベントに参加しなかったのか」という不参加の理由を以下3つの質問から抽出しています。

Q:2024年にイベントへ参加しなかった理由として、あなたにあてはまるものをお知らせください。
Q:参加しなかった理由
Q:最も参加しなかった理由

結果として参加しなかった理由のTOP3は、「費用がかかるから」約49%、「人込みが苦手だから」約39%、「興味があるイベントがないから」約32%となりました。中でも「費用がかかるから」約32%が理由としてもダントツで高く、2番目の「興味があるイベントがないから」約18%と約14ptの差があるところにも注目です。

「人込みが苦手だから」に関しては男女で差が見られ、女性の方が約18ptも高く、約49%も挙げられていたのも面白いです。さらに性格特性別では外向的な人と内向的な人で異なる傾向を発見。どちらも「費用がかかるから」が1番高いのですが、2番目に高い理由が異なります。外向的な人が「忙しくて時間がないから」、内向的な人が「人込みが苦手だから」という結果に。

株式会社アスマークによるアンケート
Q:2024年にイベントへ参加しなかった理由として、あなたにあてはまるものをお知らせください。
Q:参加しなかった理由
Q:最も参加しなかった理由
プレスリリースより引用

イベントで「没入感」を感じる頻度は?

Q:イベントで「没入感」を感じる頻度について、あなたにあてはまるものをお知らせください。

イベントで「没入感」を感じる頻度を「感じる計」で見てみると「ライブ・コンサート・音楽フェス」、「eスポーツ観戦」、「映画・演劇・ミュージカル」の順で高いという結果に。

一方で「美術館、展覧会、博物館」や「グルメ系(フードフェスなど)」は低く、「グルメ系(フードフェスなど)」は45%が没入感を感じないという結果になりました。

イベントでどんな要素に「没入感」を感じる?

イベントを訪れた時にどんな要素から人々は没入感を感じるのでしょうか?
以下の質問からアンサーを抽出すると……

Q:イベントで「没入感」を感じたとき、その要素として、あなたにあてはまるものをお知らせください。また、最もあてはまるものもお知らせください。
Q:「没入感」を感じる要素
Q:最も「没入感」を感じる要素

「音楽や効果音の演出」、「ストーリー性(テーマや世界観)」、「イベント会場の空間デザイン(装飾や照明、音響など)」。これらの要素がゲストに没入感を感じる要素として上がってきました。

ちなみに、この質問に回答したのは女性の方が多かったそうです。しかし「インタラクティブ性」、「特定の役割を演じられるロールプレイ要素」に没入感を感じると回答した人は男性の方が多いという結果に。男女で大きく差があったのは「パフォーマーやスタッフのクオリティ」についてで、これに関しては女性の方が約15pt高かったのも実に興味深いですよね。

年代別でも差があり、「周りの観客との一体感」が没入感に重要であると考えるのは50代が一番高く、30代はそこまで重要ではないと捉えている点には「やっぱり」と感じました。

株式会社アスマークによるアンケート
Q:イベントで「没入感」を感じたとき、その要素として、あなたにあてはまるものをお知らせください。また、最もあてはまるものもお知らせください。
Q:「没入感」を感じる要素
Q:最も「没入感」を感じる要素
プレスリリースより引用

没入感を感じたイベントに参加中、または参加後にとった行動は?

Q:没入感を感じたイベント参加中または参加後にとった行動として、あなたにあてはまるものをお知らせください。

イベント参加後の行動として3割を超えたのは「体験の感想を友人や家族に話した」と「体験後もイベントの内容について調べたり、深掘りしたりした」の2つです。ここでは「イベント関連の商品(飲食物含む)を購入した」、「体験の感想を友人や家族に話した」という設問で男女比が明らかになりました。

株式会社アスマークによるアンケート
Q:没入感を感じたイベント参加中または参加後にとった行動として、あなたにあてはまるものをお知らせください。
プレスリリースより引用

イベントで「没入感」をより高めるために、主催者が工夫できること

Q:イベントで「没入感」をより高めるために、主催者が工夫できると思うことを教えてください。

「没入感」をより高めるために主催者が工夫できることとしてゲストが考えるのは、「会場全体での一貫した演出(音響、映像、空間デザイン)」、「ストーリー性のあるイベントの構成」、「体験後にも楽しめる仕組みの提供(例:アフターフォローや関連グッズ)」の3点です。中でも『一貫した会場演出』が50パーセントを超えました。

株式会社アスマークによるアンケート
Q:イベントで「没入感」をより高めるために、主催者が工夫できると思うことを教えてください。
プレスリリースより引用

終わりに

世間の人々がイマーシブについてどう考えているのかがわかる調査結果、興味深い!イベント企画の際にはもちろん、プロモーションやポップアップにも使えるこれら調査結果を最大限活用しない手はありません。
ということで、今回は「イマーシブ(没入感)に関するアンケート調査」を皆様とシェアさせていただきました。それではまた!

WORKS/REPORTイベント実績
・レポート

最終更新日:

WRITER

宮永 麻代

MAYO MIYANAGA宮永 麻代

取締役/CMO/エグゼクティブプロデューサー

気づけばイベントプロデューサー歴15年以上、、!
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