満足は設計できる?欲求の段階で考えるイベントの“体験の深さ”

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こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。

こんにちは、GP吉村鏡花です。
みなさんの中に「なぜかずっと記憶に残っているイベント体験」はありませんか?
華やかだったから、有名人が来ていたから、豪華な演出があったから……様々な理由があると思いますが、根本的に考えると、それは人間の本質的な欲求が満たされた瞬間だからなのかもしれません。

マズローの五段階欲求説とは?

心理学の一説では、人間の欲求は5つの階層に分けられると考えられています。

生理的欲求から承認欲求までは「欠乏欲求」といい、不足しているものを満たそうとする欲求です。下位の欲求が満たされなければ上位の欲求は表れないとされています。欠乏欲求を満たした後に「もっと成長したい」という気持ちから、最上層である自己実現欲求(成長欲求)が生まれます。

勉強している女性

5つの欲求レベル × イベントでの具体例

マズローの五段階欲求説はイベントで参加者の満足度を高めるためにとても効果的です。イベントでの具体例を段階ごとにご紹介します!

【1. 生理的欲求】「暑くない」「疲れない」「お腹が空かない」 まずは身体の快適さ

  • 空調や照明、会場の音環境
  • 十分な椅子、ドリンクサービス、休憩スペース
    → 不快感ゼロが、体験の“入口”になる

【2. 安全欲求】「きちんと運営されている」ことへの信頼

  • 迷わない誘導導線やサイン、丁寧なスタッフ対応
  • 貴重品の管理や防災対策、セキュリティスタッフの配置
    → 安心感が、心を開く準備をつくる

【3. 社会的欲求】「ここにいていい」と思えること

  • 会場で他者とつながれる仕掛け(名札、ラウンジ、ワークショップ)
  • SNS連動や共通の話題づくり(#イベント名 など)
    → 居場所の実感が、体験を「自分ごと」にする

【4. 承認欲求】「認められた」「評価された」感覚

  • 表彰、登壇、写真映えスポットでの“主役体験”
  • アンケートで意見が反映される仕組み
    → 存在が肯定された体験は、強い余韻を残す

【5. 自己実現欲求】「自分らしくいられた」「視野が広がった」体験

  • 新しい気づき、学び、視座が得られるセッション
  • 心が動いて、行動につながるような瞬間
    → 人が動く体験は、ここから生まれる

必ずしも、すべての段階を網羅しなければならないとは限りません。しかし「最高のイベント」となると、やはり成長欲求である「自己実現欲求」が満たされたものではないかと私は思っています。

「欲求」は悪じゃない

「欲求」という言葉はマイナスに捉えられがちですが、人は「欲求」があるからこそ感情が動き、そして行動に繋がるのではないでしょうか。欲求の段階を適切に登り、自己実現欲求を持ち続ける豊かな人生を送りたいと思います。

イベントも、人の行動も、感情も、「どんな欲求を満たしているのか?」という視点で見つめることで、もっと丁寧に、深い体験をつくっていけそうですね!

WORKS/REPORTイベント実績
・レポート

最終更新日:

WRITER

吉村 鏡花

KYOKA YOSHIMURA吉村 鏡花

アシスタントプロデューサー

結婚式のサービスキャプテンや医療分野での学びなど、多様な経験を経て多角的な視点と柔軟な対応力を培いながら、参加者だけでなくイベントに関わるすべての人に幸せを届けていきます!

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