万博のアレ、やってみませんか?社内イベントに応用したい演出5選
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こんにちは!GP石田です。
開催期間も折り返し地点を迎えた大阪万博2025。その盛り上がりはとどまることを知りません。万博といえば、最先端技術と感性が融合した壮大で記憶に残る“魅せ方”の宝庫。私たちイベント屋から見るとまさにインスピレーションの宝庫です。
「万博のあの演出、GPのイベントにも取り入れられないかな?」
今回は、そんな視点で印象に残った万博の演出をピックアップ。ビジネスイベントや社内行事にも応用できる「万博演出、GPならこうするアイデア集」をご紹介します!
言葉を選んで“持ち帰る”。 Inspired by ポーランドパビリオン
まずご紹介するのは、ポーランドパビリオンの展示空間です。パッと目を引くのは、天井から吊るされた無数のカードが壁一面を埋め尽くす様子。まるで言葉が空間を彩っているようでした。
カードの1枚1枚にポーランドの詩の一節が書かれており、なんと来場者は好きなカードを1枚選んで「持ち帰る」ことができるのです!ただ「見る」だけではない、「選んで持ち帰る」という体験によって、詩の言葉が深く心に残る仕掛けになっていました。
この演出をGPイベントに応用するなら……

イベントの会場装飾にインタラクティブなひと工夫!社長の言葉やブランド哲学など、「持ち帰れるメッセージ」を組み込む仕掛けとなっています。お気に入りを「持ち帰る」ことで、参加者の記憶に残りやすくなりますし、デザイン性を持たせることで、写真映えもばっちりです!SNS拡散も狙えるコンテンツになるのではないでしょうか……?
企業の未来をともに“描く”。 Inspired by 空飛ぶクルマステーション
続いてご紹介するのは空飛ぶクルマステーションです。
こちらは映像・音響・床面振動を組み合わせた最新型シアターで「空飛ぶクルマのある未来」を体感するパビリオンです。このシアターショーの待ち時間、参加者には1台のタブレットが配られます。

そこではなんと「自分だけの空飛ぶクルマ」を自由にデザインすることができるのです!さらに驚きなのが、自分がデザインした空飛ぶクルマがメインシアターのスクリーンに映し出されるという仕掛け。参加者たちが創造した「作品」が、未来の都市空間を彩る演出には、自然と一体感と高揚感が生まれていました。 そんな演出、GPイベントでもやってみたい……!

空飛ぶクルマステーションの演出をGP流にアレンジするとしたら……企業の未来をイラストで描き出す、インタラクティブなコンテンツはいかがでしょうか。「〇〇社が目指す未来は、どんな風景だと思いますか?」「あなたが“働きたい未来の職場”とは?」こうしたテーマに対し、参加者にはタブレットを使って自由に表現します。“みんなの未来予想図”が会場のスクリーンにリアルタイムで反映されていくことで、企業の未来をともに創っていく“共創”が演出できるのです。年齢や性別、国籍問わず参加しやすい、新しいコミュニケーションコンテンツになりうるのではないでしょうか?
心が動いた瞬間を”測る”。 Inspired by TECH WORLD
TECH WORLDパビリオンでは、参加者にスマートウォッチが配られます。

これを装着して展示を巡ることで、参加者の心拍数がリアルタイムで計測されます。つまり、”最も心が動いた瞬間”をデータとして抽出し、その人に合った旅の提案をしてくれるのです。
この仕組みを応用するとすれば……そう!カンファレンスイベントです!

たとえば、セッションの最中に参加者の心拍データを測り関心領域を計測します。その結果をもとに、参加者それぞれの興味に応じた分科会や展示へ自動でマッチングする、という仕組みはいかがでしょうか。一人ひとりに最適化されたイベント体験を提供する「イベントのパーソナライズ化」への新しいヒントになりますね!
多層スクリーンで”没入させる”。 Inspired by スペインパビリオン

スペインパビリオンでは「黒潮」をテーマに、日本とスペインの歴史的なつながりを表現しています。パビリオン内には多様な形状、多様な配置のLEDスクリーンが設置されていました。映像や音、ビジュアルが複層的に絡み合い、1つのストーリーを感じる没入空間となっています。
こちらもGPのビジネスイベントに活かしたい!

GPのイベントに活かす形として、基調講演のステージに多様な形のスクリーンを展開してみました。キーワードや登壇者の表情、資料スライドなどを同時展開し、情報を立体的に届ける空間演出です。各視点に応じた情報提示を行い、会場全体で「動きと物語」を感じられるようにすることでより深い理解につなげます。
湾曲型LEDゲートで”引き込む”。Inspired by マルタパビリオン

ラストはこちら、マルタパビリオンのエントランスです。圧倒的な存在感を放つ、湾曲型LEDビジョンを使用した没入型ゲートが来訪者をお出迎えしています。大型LEDビジョンは様々な場所で取り入れられていますが「ビジョンの中に入っていく」という体験はなかなかないのではないでしょうか。
このクールなゲートもGPイベントで活かしたいですね……!

マルタパビリオンの演出をイベントに活かすなら……登壇者の登場演出はいかがでしょうか。湾曲型のスクリーンの「包み込む」映像は空間のスケール感を一段と引き上げます。そして、映像のトンネルから現れる登壇者……ダイナミックな演出ができるのではないでしょうか。
おわりに
万博は「未来の社会」を映し出す場所。しかしその未来感は手の届かないものではなく、私たちの「今」のイベントにも応用できるものばかりでした。イベントをいかに記憶に残すか。五感と心を動かす演出で、ビジネスイベントはもっと進化できる――万博はそう感じさせてくれました。
さて、次は私たちの番です。GPではこれからも、様々なインスピレーションをもとに最先端なイベントを提供していきます!