GP JOURNAL

ソーシャルディスタンスin世界編なるほどね!思わず頷く、イケてるアイディア。

Photo:Mediamatic公式HP

みなさん、こんにちは。GPの宮永です。周りを見渡せばだんだんと世の中は緊急事態宣言以前の活気を取り戻しつつあるように思います。とはいえ「こんなに人が外に出ていて大丈夫…?」なんて思うこともしばしば。

でも、お出かけしたい気持ちも分かります。要は、大切なのはソーシャルディスタンス。それなら、ソーシャルディスタンスを守りつつ、楽しく遊べばいいじゃない!

ということで、今回は世界中で見つけた、イケてるユーモアの効いたソーシャルディスタンスのアイディアについてご紹介します!

目から鱗のソーシャルディスタンスアイディア

今回、色々とリサーチをしてみましたが……これでもかと出てくるオシャレなアイデア。 イベントを運営する上でもインスピレーションを刺激されます。早速チェックしていきましょう!

1.ロマンチックな温室を個室にしたレストラン(オランダ)

まずは。5月上旬から本格的に緩和政策が取られ始めたオランダから。レストランの営業が可能になりつつも、周りの状況を気にしつつの食事は満足してもらえない……ということで誕生したアイディア席がこちら。

実践したのはレストランMediamatic。小さな温室を十分な間隔を保って設置し、そこをレストランの個室にしてしまったんですね。ソーシャルディスタンスアイディアとは思えないほどにロマンティック…。街を象徴するアムステルダム運河を眺めながらゆっくりいただく食事、この時期は何にも勝る贅沢です。

オシャレなボックスで楽しむ、ニュースタイルビーチ(イタリア)

お次はこちら。ローマをベースに活躍するデザイナーUmberto Menasciによって考えられたデザイン案をご紹介。その名も「SAFE BEACH」。なるほど分かりやすい!

ビーチサイドにはクリアパネルで区切られたボックスが設置されています。
今までの開けたビーチと比べると少し異質ではありますが、いかにも『感染対策です』といった風ではなく、使いたくなるデザインに仕上がっています。
今までにない魅力的な世界観。実現されればトレンドに敏感なヘッズたちは我先にと行きたくなるはず。

ソーシャルディスタンスをエレガントなテーブルセットに(フランス)

モダンでスタイリッシュなインテリアデザイナーを多く輩出してきたフランスも負けていません。
ソーシャルディスタンスを逆手に取ったインテリアが誕生しました。

Christophe Gernigonはデザインしたのは、こちらのインテリア。

はい、オシャレ!!!!

これはもう『本当にソーシャルディスタンスを保つために作られたものなのか?!』と思ってしまうほどの洗練されたデザインです。さすがはフランス、なんてエレガントなんでしょう。これなら高級レストランでの採用はもちろん、コロナ渦が過ぎ去った後でもお部屋に彩りを添えてくれそうですね。

マスク嫌いな人たちへ、近未来型ヘルメット。(ドイツ)

私たち日本人からすれば、マスク着用は慣れていますし、別に苦ではありませんよね(夏は暑いですが……)。
しかし、海外でアンケートを取ると、『マスクをつけるのはイヤ』という意見が大半なんです。

そんな人々に向けてマスク以外の代替案を提案したのが、ベルリン出身の2人のアーティスト。なんと、透明なヘルメットを作りました。

この近未来感あるプラスチックの球体でできたヘルメット、空気を入れることで膨らみます。透明な中空半休を2つくっつけて、頭の形にあった穴を作るんですね。

制作時間は30分ほどかかりますが、材料のコストは約24ユーロとかなりお得。
これでマスク嫌いも安心!……ですが、人の目は気になるかも……?

安心してお散歩ができる!?世にも奇妙なラビリンス(オーストリア)

寓話が多いオーストリアから、おとぎ話の世界から出てきたようなラビリンスを紹介します。
オーストリアを拠点にする設計会社Studio Prechtが発表したのはウィーン都市部の空き地にある迷路です。

「Parc de la Distance」という名前のこの公園ですが、うーん、これはまごうことなき完璧なる迷路。果樹レーンに入ることができるのは1人のみで、出るまでに20分ほどかかるとのこと。この迷路ならウィルスを気にしないでお散歩ができそう。ただ、不思議な世界へ迷い込まないように注意が必要かもしれませんね!

ストリートアートにも、楽しく距離を取ろう(フランス)

大人も子供も思わず立ち止まってしまいたくなる、ストリートアート。パリを拠点に活動をするデザイン事務所5.5が、ソーシャルディスタンスを示すデザインをストリートに展開しています。その名も「Mairie de Paris」。

この波の部分、足のくぼみのようで思わず自分の足をはめ込みたくなってしまいませんか?
また、一部には街の標語である「たゆえども沈まず」という意味の「fluctuat nec mergitur!」が書かれています。

壮絶な歴史を経て民主主義発端の地となったパリですが、今回の危機も彼らのエスプリで乗り越えるぞという闘志をも奮い立たせてくれそうです。

壁面をスクリーンに、お家を映画館に!(ドイツ)

ドイツのベルリンでは、建造物の壁面をスクリーンに見立てて映画を上映する取り組みが行われています。プロジェクトは「Window Flicks」と呼ばれ、空が暗くなってくると住宅街に映写機を向けて映像を流します。

近隣住民をビール片手に窓越しやテラスから空をバックに映画を鑑賞。お出かけがはばかられる今、日々を彩る楽しみになりそうですよね。

距離を取らないと読めない新聞広告(フィンランド)

ソーシャルディスタンスは2メートルほどといわれていますが、『2メートル』と言われても具体的にどれくらいの距離かわかりませんよね。

その疑問を解消する新聞広告がフィンランドで話題です。生活協同組合の「HOK-Elanto」が新聞に掲載した広告は、一見何も書いていないように見えます。
しかし、広告のキャプションにある「読解するには距離をとって」というヒントに従い少し離れて見てみると……あら不思議!文字が浮かび上がってきました。

そこに書いてあるのは「KEEPING IT SAFE. FROM A DISTANCE.」。そう、安全のためにはこれくらいの距離をとってくださいというメッセージが隠されているんですね。お見事です!

KEEPING IT SAFE. FROM A DISTANCE.
Photo:Joni Furstenborgオフィシャルサイト

マネキンが広告に?そう利用したか!なプロジェクト(日本)

もちろん、日本にも素敵な事例があります。
新型コロナウィルス感染症拡大により大ピンチとなった飲食・ファッション業界を助けるために立ち上げられた「ソーシャル・ディスタンシングマネキンプロジェクト」。
レストラン「THE PIG & THE LADY」には、8体のマネキンが着席しています。マネキンを座らせることで、自然に距離をとれるようにしているのですね。

また、マネキンはアパレルセレクトショップ「ビームス」の商品を身にまとっており、アパレルの宣伝にもなっています。

訪れた人々のソーシャルディスタンスを守りつつ商品の広告にもなり、さらにはお店のムードも明るくするという一石三鳥の目から鱗なアイディアです。

終わりに

いかがでしたでしょうか?世界中が新型コロナウィルス感染症と戦っている今、クリエイターたちはアイディアを出し合い、生活を取り戻そうとしています。
ピンチの時こそ、今までにない斬新な発想が出てくるものです。
世界中のアイディアを参考にしつつ、『今しかできない』イベントを模索するのも楽しそうですね!

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2020JUL

06