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サウナに銭湯、そしてスナック!?若者のトレンドは渋い系へ移行中!

こんにちは!GP宮永です。

イベントを企画したり運営する上で、「どんなものが流行っているのか」を把握することは必要不可欠。JOURNALでも様々なトレンドをとりあげてきました。

さて、そんな中……『最近の若者カルチャーは段々と“渋い系”に寄ってきている?!』という情報をキャッチ。

渋い系……言い換えれば『昭和』への回帰。

ということで、今回の記事では、巷で話題の“渋い系”カルチャーにフォーカスしてご紹介いたします!

今求められるのはクローズドなユースカルチャー

少し前までは数千、万の人が集まるイベントだったり、海外から来た話題のクラブやフェスなど、とにかく大きな規模のイベントばかりがフィーチャーされていました。
イベントに行く事やパーティをしているということそのものが目的、煌びやかな世界で遊ぶのが都会の若者、そんな印象があったと思いませんか?

でもここ最近、もっとクローズドなカルチャーが深掘りされているんですよね。例えばスナックや銭湯、サウナとか、色々な人と知り合うというより、ある程度似た思考を持った人たちと肩肘貼らずにのんびりと繋がれる場所。そんな空間に魅力を感じる若者が多いようです。

なるべく省エネ。でもなんかお兄ちゃんツウだね!って感じで格好良い。今の時代にあっている。

その一方、今はデジタル全盛期でもあります。オンラインは四六時中連絡が取れるので便利ですが、その一方で『気が休まらない』という側面も。
そんなオンラインにお疲れ気味の若者が、アナログな繋がりに興味を持ち始めている……という側面も。 不思議なことに、アナログでの繋がりって、オンラインに比べてなんとなく『落ち着く』んですよね。

渋い系×ユースカルチャーが最先端

そんな魅力にやられちゃった若者たちによって、ユースカルチャーと渋い系が上手いことミクスチャーされた面白いイベントや空間が続々登場中。

若者向けのスナックを作る人もいれば、渋めな空間でクールなイベントを開催する人も。トレンドの先端を行くアパレルショップが「そんな渋いところと?!」と驚くようなところとコラボしていたりとか、とにかくトレンドは渋い系に移行中です。

という事で、『渋い系』ブームの例を紹介していきたいと思います!

1Fはバーで2Fがうどん屋。渋谷の憩いどころ「ながさき」

渋谷の百軒店といえば、夜な夜な大人たちがお酒とアテを求めてやって来るディープスポット。そんな中に現れた「ながさき」は1Fはバーで2Fがうどん屋という中々に異例のお店です。

しかも、2Fのうどん屋さんに行くには1Fのわちゃわちゃしている昭和情緒で溢れたスペースを通る必要があります。

店内は「昭和っぽいな〜」と思わず頷くような内装。ポップアートが飾られていたり、でも楽しんでいるのは若者ばかりという、ちょっと不思議な空間。

内装が昭和なら設備も昭和? そんなことはありません。
店の奥に目をやるとDJブースが。週末はイケてるDJがここでプレイしているんだそう。普通のスナックとは一味もふた味も違いますね!

ちなみに2Fの『うどん酒場 萬斎』には、美味しいおうどんは勿論、レアな日本酒が置いてあったりして、こっちはこっちでマジで最高です。1Fと2Fを行ったり来たりして楽しむのもアリですね!

ダンス風呂場は大盛り上がり!銭湯で踊ろう

明治初期に創業された由緒ある銭湯「日の出湯」で開催されたのは、なんとDJのダンスイベント!

“風呂とフロアを沸かす銭湯フェス”「ダンス風呂屋」です!

見てください、この壁とこの照明!

ダンスホールは男湯と女湯の2フロア制で、この時だけは自由な行き来が可能。これはまたとない機会ですね!

「いや〜、楽しそうだけどうるさそう……ハウリングがヤバそうだし、銭湯に防音設備はないし、近隣の方に迷惑では……?」
大丈夫なんです、それが。
なぜなら、会場ではスピーカーを使わないから! 
このイベント、サウンドシステムはワイヤレスヘッドフォンを使用。専用のヘッドフォンを装着すれば、スピーカーを使わなくてもクラブにいるかのような臨場感ある音楽が楽しめるんですね。

もちろん、踊り疲れて汗だくでも問題なし。ここ、銭湯ですからね。
ということで、思いっきり踊った後はお風呂タイム。
樹齢1000年の古代檜の浴槽にお湯を張り、踊り疲れた体をゆっくり休める……最高に贅沢な音楽イベントでした。

ネオスナックのパイオニア「ハイパースナックサザナミ」

若者のスナック通いが目撃され始めてから大分立ちますが、このブームを牽引してきたスナックの1つとして忘れてはいけないのが、ここ「ハイパースナックサザナミ」です。

もともと渋谷でDJバーを経営していたサザナミさんが、2016年当時、にわかに人気が出始めていたスナックへと業態を変えてオープンしたお店。

お店のコンセプトは「人」と「出会い」。お客さんは男女問わず20代から40代、来る人の業種もクリエイターからサラリーマン、業界人まで多種多様。まさに『色々な人と出会う場所』。ママは日替わりなんですって。

Photo:ハイパースナックサザナミ公式HPより

そして、スナックといえばカラオケ! もちろんここ、ハイパースナックサザナミでもカラオケは楽しめますが、クラシカルなスナックとは若干違うポイントも。壁に掛けられた画面にはネットフリックスやyoutubeが流れていたり、オンラインゲームで遊んだり。それを肴にみんなで話して盛り上がるんですって。確かにちょっと今っぽい。

めちゃめちゃイケてる銭湯といえば「黄金湯」でしょ

クールな銭湯の代表格といえばやっぱり「銭湯黄金湯」!

もともと地元の人たちから愛され親しまれてきたこの銭湯が生まれ変わったのは6年前。若手アーティトの新鮮なアイデアを取り入れ時代にフィットさせ、現代的なデザインへと生まれ変わりました。

入るといきなりクラフトビールのバーが登場。お風呂ではなくバー目当てで来て、お酒を飲んで気軽に立ち話をするだけの人もいるみたいです。お風呂って今の時代どのお家にもあるから、こうやってビールバーがあるだけで人と人が交差する場所って魅力が一気に上がりますよね。

ちなみに銭湯なので入店時には番台でタオルをレンタルするんですが、この番台が実はDJブースとしての機能も合わせ待っています。もちろん、定期的にイベントが開催されています!

入浴料は90分で一般470円、中学生370円、小学生180円。手ぶらできても問題なし。「さて、友達にも会えるし一風呂浴びに行きますか」ってノリでフットワーク軽くいけちゃうところが最高に良い!

若者の聖地PARCOの銭湯プロジェクト

もうひとつ、「銭湯ブームは若者にフィットしてるのね〜」と思わせてくれる事例がこちら。PARCOの企画した「POP UP SENTO パルコ湯」です。このイベントは渋谷パルコ地下1階のギャラリーエックスで開催されました。

本イベントは渋谷パルコリニューアル1周年を記念して行われたもの。
デザインで銭湯を考えるプロジェクトチーム「SENTO FOREVER」が中心となり、キュレーションした銭湯やサウナのグッズを販売しました。

イベント期間中、パルコでは限定フードの提供や音楽イベントを開催。渋谷の老舗銭湯「改良湯」とのコラボ企画も実施するなど、多くの若者の“銭湯愛”をキャッチしました。
そもそも、渋谷パルコで銭湯がテーマのイベントが行われるということ自体、若者の銭湯ブームを象徴していますよね!

坊主と瞑想「寺サウナ」

「サウナー」や「整う」など多くの流行ワードを生み出したサウナカルチャー。これだって、もともとはおじさんたちのものってイメージでしたよね。今となってはイケイケのIT社長がハマっちゃってる印象の方が強いですが……。

さて、今回ご紹介するこのサウナはサウナカルチャーの中でもかーなり個性的です。
だって開催地は『三田高野山弘法寺』。お寺ですよ!

ここで体験できるのは本堂での参拝、5階屋上でのアウトドア薪テントサウナ体験、瞑想ルームでの瞑想体験。自分で書いていて『ん?他のイベントと混ざってるかな?』と思うほどのギャップです(笑)

瞑想とサウナの組み合わせって心も体もスッキリしそうだし、なにより経験として面白そうだから是非体験したい……!

こちらのイベントは6名一枠で入場料3000円。サウナと瞑想をミクスチャーさせたマインドフルネスができてこの価格、どう考えても破格でしょう!

ちなみにサウナーのバーテンダーによるサウナカクテルを披露するバーや、トークイベントなども用意されていてめちゃめちゃ充実しています。

それにしても、お寺とサウナ……。思いつかなかったけれど、確かに相性最高の組み合わせかも。合掌。

終わりに

ちょっと探してみると、今回ご紹介したものの他にも渋い系イベントや新進気鋭のお店が沢山あります。こうやって並べてみても、やっぱりトレンドが渋い系に移行しているのが目に見えてわかりますよね。

「オンラインだ!」「バーチャルだ!」と言っても、100%置き換えられるわけではありません。人と人との偶然の出会いとか、肩肘張らない、メリットデメリットを考えない関係性とか、そういうものを私たちは知らず知らずのうちに求めているのかもしれませんね。

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公開日:

2021JAN

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