サステナブル視点で見る!EXPO 2025 大阪・関西万博レポート
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こんにちは、GP栁瀨です。
本日は、私の視点から万博の見どころ……特に、サステナブルの部分に目を向けた万博の展示についてレポートしていきたいと思います!

大阪万博に行く目的~イベントプロデューサー目線~
私たちがEXPOを訪れた目的は大きく分けて3つあります。
ひとつめは「心を動かすイベント」のアイデア探しです。GPでは最新の先端技術を取り入れながら、記憶に残る感動体験を生み出すイベントづくりを大切にしています。他のイベントとはケタ違いの国・企業・団体が出展する万博は、新しいクリエイティブのヒントを得る絶好の機会なのです。
ふたつ目が、サステナブルなイベントの最新事例を学ぶことです。イベント設計時にSDGsの精神を持ち「人・社会・地球」に配慮することはもはや必須になった中、大阪万博はSDGsを意識したイベント作りの事例を見るチャンスでもあります。実際、万博会場では環境負荷の軽減やリサイクル、地域連携など、さまざまなサステナビリティの取り組みが紹介され、私たちのイベントにも取り入れたい実践的なヒントをたくさん持ち帰ることができました。
三つ目が、世界中の表現を取り入れることです。GPではグローバル規模でのイベント制作も多く手がけていることもあり、世界のトレンドやグローバルな表現を学ぶことが欠かせません。大阪万博で出会った多様な文化表現はもちろん、日本ならではの独自の演出を目の当たりにすることで、グローバルとローカルが融合した、より洗練されたイベントづくりの感性を磨くことができました。
注目のパビリオン
ここからは、万博の注目パビリオンを紹介していきます!

フィリピン館:人間中心のデザインと空間ストーリーテリングの教科書
特に印象に残ったパビリオンのひとつが、フィリピン館でした。テーマは「自然、文化、コミュニティ――より良い未来へ向けて編み込まれるもの」。
正面はフィリピンの職人によって手がけられた「多様性の中の統一」を象徴する織物で飾られており、館内への期待を自然と高めてくれます。内部では織物で構成された“森”に包まれるような空間体験が広がり、終盤にはAIを活用したインタラクティブなお祭りがフィリピンならではの活気を鮮やかに表現していました。
特に驚きだったのがサステナビリティへのこだわり。円形構造や先住民由来の素材の活用に加え、この建物自体が万博終了後はフィリピン本国で再利用される予定とのこと。持続可能な設計を理念だけでなく実践として体現しているのがすごい!
また、物語性とビジュアルが融合し、メッセージを伝えるだけでなく、訪れる人を惹きつけ、留まらせる空間を作り出していたのも印象的でした。人間のスケールに寄り添った親しみやすく快適なデザインは、『体験』の満足感を引き上げる意味でも重要だなと感じました。
インドネシア館:文化・技術・サステナビリティの調和の融合

万博には様々なパビリオンがありますが、中でもインドネシア館は、伝統文化と先端技術が見事に共存していました。特に印象的だったのは、インタラクティブなデジタルインスタレーション。タッチパネルやモーションセンサーをフル活用し、来場者が見学ではなく物語の中に「参加」できる仕組みになっていたのです!まさに技術と物語の融合でした。
また、SDGsの観点では循環型デザインへの強いこだわりも感じました。建築資材から運営の流れまで、あらゆる要素が環境負荷を最小限に抑えるよう綿密に設計されていたのです。このサステナビリティへの徹底した姿勢は、体験価値を損なうどころか、むしろ空間の“本物らしさ”と“今この時代ならではの意義”を強調していたように思います。まさに、「環境配慮と印象的な体験が両立できる」理想の事例そのものです。意味のある記憶に残る体験を提供しながら、持続可能性をしっかりと担保する。その理想的なバランスを教わったように感じています。
まとめ
大阪万博に行ってみて「イベントが社会を形づくる上で果たす役割がますます進化している」ことを改めて実感しました。革新的なデザインやサステナビリティへの取り組み、国ごとの文化を支える力強いストーリーテリング……万博の各パビリオンを通じて、「空間」が対話や学び、感情的なつながりのプラットフォームとしての役割を果たしている事実を目の当たりにしました。
万博は展示会であり、イベントでもあります。GPメンバーとして、万博から学んだイベントの持つ力、表現、影響力を自分たちの仕事に活かし、ローカルにもグローバルにも響く体験を生み出し続けていきたいと思います!