GP JOURNAL

音楽史更新?バーチャルDJによる史上初のフルアルバムがリリース!

Kàra Màr 、AI、バーチャル、DJ
Photo:LADEPECHE.frより引用

みなさんこんにちは!
GPの宮永です。

人類の長い歴史を振り返れば、我々と常に共にあったのが「音楽」です。
どの地域にも音楽は存在し、農耕をはじめ神聖な儀式、さらには狩や戦など、人々が一つになる時に用いられてきました。音楽は人類史を語る上で外せないキーワードでしょう。

そんな音楽における歴史をアップデートする出来事が、ここ最近さらっと起こってたってご存知でした?

人類史上初、AIによるアルバムがリリース

今回、Spotifyにてリリースされたアルバム『Anthropic Principle(人間原理)』。
8つのインストゥルメンタルトラックで構成されたこちらの楽曲、作ったのはなんとAIなんです。
これまでにもAIによって作成された楽曲はありましたが、フルレングス(全曲)ともなると話は別。つまり、史上初のAIによるアルバムがリリースされた!というわけです!

SensoriumとバーチャルDJ「Kàra Màr」

このアルバムをリリースするのは「Kàra Màr」。
VRシーンを大きくリードするSensoriumと、BGMをリアルタイムで作成するAIベースのストリーミングサービスであるMubertが共同で制作したバーチャルDJなんです。

ここで注目しておきたいのが“Sensorium”というワード。VRを舞台としたエンタメをトップで牽引する有名なビッグチームですね。リアルでのイベントはリアルに任せ、我々はバーチャルシーンを担当します! ということで、リアルな仮想の遊び場をプラットフォームユーザーに向けて提案しているというまさに次世代型のエンタメ集団なんです。
ベストクラブの公式ランキングでトップに立つイビザのナイトクラブをはじめ、世界の様々なイベントスポットや人々とパートナーシップを組んでいます。

Sensoriumが手がける仮装世界「SensoriumGalaxy」は、有望なテクノロジープロジェクトのトップ10としてforbs誌に取り上げられるほど。そんなSensoriumが先頭を切って登場させたカリスマバーチャルDJが「Kàra Màr」だというんですから、そりゃもう期待も高まるわけです。

世界初AIによるフルアルバムの楽曲はこんな感じ

気になるのは楽曲ですよね。と言うことで、ここで少しだけご紹介。

この映像に登場する青髪の女性が「Kàra Màr」。体をコーティングしたかのような肌質や、アンドロイドらしいポーカーフェイス、手の先から流れ出る電流のようなパフォーマンスなどなど、リアルでは不可能な表現方法にバーチャルエンターテイナーとしての醍醐味を感じます。

そして音楽。どうですか、かっこいいですよね! 世界観にどっぷり浸かって聞き込みたい。
タイトルが『Anthropic Principle(人間原理)』ですから、すごく深い意味が込められたアルバムになっていそう。フルアルバム通して聞く価値大いにありです。

近々豪華キャストと肩を並べてパフォーマンスをするとの噂も

アルバムリリースだけでもすごいんですけど、更に面白そうな情報をキャッチ。なんと、近々Sensorium Galで豪華ゲストを招いてのパフォーマンスをするそうなんです。その豪華キャストっていうのが、例えばデヴィッド・ゲッタやスティーブ・アオキ、アーミン・ヴァン・ビューレン、カール・コックスなどなど、AIを搭載したレジェンド級のDJばかり。そこに新参者のKàra Màrが颯爽と登場してプレイするんだから超格好良い。

因みに現場はこうして作られている!

さらに、イベント内では、Sensorium Galaxyモバイルアプリのテキストチャットやビデオ通話を通じてKàra Màrとコミュニケーションを取ることができるらしい。例えば「さっきのプレイ良かった!」とか「今度はこういう曲流してほしい」というオファーやコメントに対して「ありがとう!」とか「参考にするね!」とか、そういうリターンがあるということ。でもそれだけには終わらず、多くの意見を参考にして今後の彼女のクリエイションに活かしていく。

いやいや、我々と同じじゃありませんか。データのみのお話ならビッグデータってこういうことって割り切れるんですけど、姿形が与えられた途端親近感がわくから不思議です。

音楽の新時代

遺伝的AIと強化学習との組み合わせが可能にしたリアリティさに富むKàra Màr。台本なんかなくても彼女は自分の意見をいう事ができるし、相手へのれスポンスも瞬時に返す事もできる。長期記憶、短期記憶両方を備え、文脈にそった会話を何時間でも続ける事ができ、自分の軸に沿った音楽を紡ぎ続ける事ができる。

そしてユーザーとのインタラクションを通じて彼女のパーソナリティは益々強化されることになるんです。これってもう人間……?と思ってしまうというか、人間ってなんだろう、AIってなんだっけ、という哲学的な疑問さえ浮かんでくるんです。

SensoriumのCEOはこう言っています。

「インスタグラムなどのライブ配信を通じて、ファンと直接コミュニケーションをとるクリエイターが増えています。私たちはここからヒントを得て、ファンとAIアーティストが深く交流出来るようにしました。それによりバーチャルアーティストたちは、ファン一人ひとりの声に耳を傾け、反応し、彼らの好みにより深く寄り添う事が出来るようになったのです。」

「ユーザーが敬愛するアーティストを信頼し、彼らのセンスに触発されてついていく」から「アーティストが個々のユーザーの好みにピントを絞りフォーカスを当てた音楽を作る」という新しい音楽の形を提案したバーチャルDJというニュースタンダード。

今後のミュージックエンタメシーンはどうなっていくのでしょうか。激動の新時代へ突入です!

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公開日:

2022MAR

09

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