未来のイベントは、「AIが人間らしさを引き出す場」になる?
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ChatGPTで要約する
こんにちは!GP吉村鏡花です。突然ですが、AIが今すごく話題です。GPに入社してからは特に身近になっていて、社員全員がChatGPTの有料版を使えるので、毎日の業務の効率化にはかかせないものになっています。
一般的にAIは、効率化や自動化のイメージが強いと思いますが、イベントの世界においては「人間っぽさ」「感情」「五感」を引き出す存在になるのではないでしょうか?ということで今回はAIと五感を組み合わせた演出を考えてみました。

AI×香り|感情に寄り添う香り演出
AIが表情・音声・動作データから、その人の「今の気分」を分析し、分析を活かした香りの演出に役立てます。
- 空間に設置されたデジタルディフューザーが、気持ちを和らげる香りを個別に噴霧
例)緊張している人にはラベンダー、ワクワクしている人には柑橘系など - イベント空間が“空気ごとチューニング”される時代へ
AI×音楽|その場の「空気感」に合わせてBGMが変化
あらかじめ用意した曲を流すのではなく、その場の空気をAIが分析し、最適な音楽を選びます。
- 会場全体の温度・声の大きさ・移動速度などから、空間のテンションをAIが分析
- BGMのテンポや音階がリアルタイムで変化し、まるで空間が“生きている”みたいな感覚に
例)歓談が静かならチル系BGM、盛り上がってきたらビートが強くなる……など
AI×照明|心に灯りをともすライティング
スマホのカメラを通して、参加者の表情をリアルタイム解析(もちろんプライバシーの配慮は万全に!)、それに合わせてライティングを変えることで参加者の快適さに貢献します。
- 「少し元気がなさそう」な人が近づくと、やわらかい照明が優しく包み込むように反応
- ライトが“心を読んでくれる”空間へ
AI×触覚|自分専用のフィードバック体験
リアルイベントにおいて、インタラクティブ感を高める要素のひとつが「触覚」。ここにAIを絡めることで「その人だけの体験」が演出できます。
- インタラクティブコンテンツで触れたものに対し、AIが反応の仕方をカスタマイズ
- 触れた感覚(温度・振動・抵抗感など)を「過去のリアクション履歴」から調整
例)同じ装置でも、人によって反応が“ぬるっとしている”or“サクッとしている”など変わる演出
AI×記憶|「今日のあなたの体験、あとで送ります」
AIが得意とするのが記憶とその整理です。その人の「感情のピーク」にフォーカスした記憶のプレイバックで、参加後もエモーションな体験を届けることができます。
- 体験中の視線データや行動ログをAIが記録
- 帰宅後に「あなたがいちばん反応していたシーン」だけを切り取ったオリジナルムービーが届く
まとめ:AIは、五感の「伴走者」になる
イベント×AI、考えるだけでワクワクしませんか?未来のイベントはAIが主役ではなく、人の感情や感覚を最大限に引き出す「裏方」として活躍できる可能性を秘めています。
私たちZ世代は、ただ派手なものより、「共感できるもの」「自分に寄り添ってくれるもの」に心を動かされやすい傾向があります。AIを感情に触れる道具として使い、五感に寄り添う演出をプロデュースしていきたいです!