創造力とAIで作る!『Japanに特化したAI Event Stage』社内コンテスト開催
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ChatGPTで要約する
コンテストは突然に……
6月中旬のある昼下がり、光畑社長から突然のSlack告知が届きました。

光畑社長が呼びかけたのは「日本に訪れた方々に、最高のイベントを届けたい」という想いを起点にした社内で初の試みとなる「AIパースコンテスト」。
その開催概要は……
今回のテーマは「GPの作るJapan Events」。
参加者は、発想力、世界観構築力、そしてAI活用力を駆使して、イベント空間を自由に設計する。ルールはたったの2つ。
「ハイセンスであること」
「非現実的過ぎないこと」
使用ツール、プロンプト、アプローチはすべて自由!
結果、「何をどう描きたいか」が問われるコンテストとなり、集まった作品は全28作品。(GPメンバーの人数を考えると、驚異の提出数です!)
評価軸はシンプルに「センス」と「かっこよさ」。果たして、どんな作品が入賞したのでしょうか……?
受賞作品紹介
それでは、入選・優秀賞・最優秀賞の順に、それぞれの特徴を含めてご紹介していきます!
入選作品〈葛飾北斎×西陣織〉by Aketo Yanase

なんと、こちらの作品は一番最初に応募された作品です。応募作品はそのつど確認できるため最初のころに応募された作品は不利になりがちな中、見事入選しました。
この作品の一番の特徴は、葛飾北斎と伝統工芸品である西陣織がコラボしているという点。世界に誇る日本の美と力強さを堂々と表しています。また、障子のデザインや木目調の装飾など、日本らしさを感じさせる要素がステージから会場全体に至るまで丁寧に散りばめられています。さらに、LEDや照明によって伝統のなかに革新も感じられるステージになっているのです。
葛飾北斎の世界観をメインビジュアルに据えることで、日本を象徴する富士山が企業の強さや、信頼、不変性を感じさせています。
優秀作品〈日本庭園×屏風LED〉by Karen Ogata

優秀作品に選ばれたのはこちらの作品です。入選作品とはうって変わって、日本の美的要素である「静」を感じさせるデザイン。格式と落ち着きを感じさせます。
特に特徴的なのは、登壇者の後ろに大きく設置された丸型LEDです。ここに日本庭園を映し出すことで、奥行と静けさが演出されています。また、ステージ上にある紅葉を照明がやさしく映し出すことで空間の雰囲気を良い塩梅に和らげています。
会場全体のトーンが統一されており、石灯籠の間接的な明かり、そして水面を彷彿とさせる花道演出によって和の重みと調和の美を感じるのもポイント。屏風のようなLED、丸型のLEDと、映像演出の可能性が広がるパースになっています。
最優秀作品〈歌舞伎×日本のアツさ〉by Toshiki Kadono

並居る作品の中から見事優勝を勝ち取ったのが、こちらの作品です。
半円型スクリーンに浮世絵風の桜・波・太陽が描かれ、その上から歌舞伎の目元が静かに浮かび上がる構成。赤いレーザーが大きな歌舞伎の顔を射抜き、左右のファイアー演出が臨場感を際立たせています。また、インパクトだけでなく、巨大スクリーンやワイドなステージ設計による実用性も高く、まさに“魅せて使える”空間設計なのも大きなポイント。
さすが最優秀賞、迫力のある作品になっています。
佳作

惜しくも入選から外れてしまったものの、個性が出ていて、素晴らしい作品は他にもたくさんありました。その一部をご紹介。

同じGPの中でもさまざまな「日本ブランド」の作り方、見せ方があり、とても勉強になりました。
また、「AIを活用しての社内コンテスト」というGPとしての初の試みをキッカケに社員同士がお互いのパース作りのコツなどを語り合い、活発なコミュニケーションを図っている様子も見られました。

AIパースコンテストの効果
AIツールが身近になった今、「何を描きたいのか」という発想力と「どう伝えるか」という設計力、そして「どのようにAIにイメージを具現化させるか」というAIリテラシーが大切だと感じました。
今回のコンテストに参加した社員一人一人が上記の三つを研ぎ澄ませているプロデューサーだからこそ、「見た目の美しさ」だけでなく、その先にある「意図」まで感じ取れる作品が集まりました。
日本一のイベントプロデューサーが集まる会社を目指しているGPだからこそ描ける「AI×創造力」の可能性を感じていただければ嬉しく思います。
また、この記事を読んで、「ちょっと試してみようかな」「うちでもやってみたら面白そうだな」と感じていただけたなら、今回の取り組みはもう一つ成功したといえるかもしれません。