GP JOURNAL

イベント企画・制作の仕事がオワコンにならないために、GPのプロデューサーが考えたこと

ChatGPTで要約する

“GP TECH” generating now…

こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。

こんにちは、グローバルプロデュースの川本です。今日はイベント×AIの進化について書いてみることにしました。

というのも、かれこれ30年ほどイベント業に身を置きその趨勢を見続けてきた中で、ここ数か月の間に時代の流れ方や風景が「今までとは、まるで違ってきている」と強く感じているからです。

本来、イベント企画・制作のしごとは、それを担う人間、あるいはチームのセンスや経験、視野角を一つの企画に収斂させた結果として出来上がるものです。その結晶を見た結果、クライアントが「さすが」「まかせよう」と感じ、受注につながる。
つまり、プランナーやプロデューサー等、しごとに係るひとたちが日々頭を悩ませ、時には自分の時間や身を削って最善案をひねり出す、そんな「思考と提案のプロセス」に一種の美学があったのかなと思います。僕はこのチーム戦がたまらなく好きでした(過去形?)。しかし!

AIの進化で激変するイベントプランニング、プロデュースの現場

皆さんご存じの通り、ここ数か月でのAIの進化が止まりません。
様々な経済・技術系ニュースフィードもこの話題でもちきりで、刻一刻と新しい情報を送り続けています。
数年前は、僕自身「AI?まだそこまで進まないでしょう?」「自分の業務になんら影響ないのでは?」「あったとしてもさほど気にするほどのことでもないな」と、他人事のように楽観視していました。
しかし、今こうして「イベントプランニング」「イベントプロデュース」という視点でChatGPT(プラスという有料版)をいじってみると、これはとんでもないイノベーション到来だ!と感じざるをえません。
「もうこの年だし、AIに変に巻き込まれることなく逃げ切れるのではないか?」というちょっと消極的な意識やら「いままでの仕事が大きく変化するのは自分の子世代、大変そうだな~」というどこかの国の政治家のような意識は、あっという間に吹き飛びました。


間違いなく、「他人事ではなく、巻き込まれる」「次世代ではなく、自分事」です。当事者としてAIとどのように付き合うかが、これから10年の業界と自分のテーマだと感じています。

人間が数時間考えてひねり出す事を、AIは数秒で生成してくる

具体的に何がどうなるのか、簡単に紹介しましょう。
ChatGPTを少しいじってみたところ、「クライアント・業界研究・トレンド」「イベント課題」「コンセプト立案」「演出テーマ立案」「プログラム構成」「コンテンツ内容」「制作スケジュール(!)」「予算割り振り(!!)」などなど、企画書を構成するほぼすべてのページ建てと内容をほんの数秒で生成してくれました。

プロンプト(指示)を工夫する必要はありますが、「人間が考える⇒熟成させて打ち出す」イメージが「AIに入力する⇒テキスト生成される」に変わるという異次元の感覚に驚きを隠せません。(しかも、GPT4.0になり立案精度は格段に上がっています。)

これは何を意味するか?

誤解を恐れずに言えば、イベント企画・プロデュースのしごとはここ数年で「ほぼ自動化される可能性がある」ということです。プログラムされたアルゴリズムによって処理されるAIの特性上、現時点ではまだ想像を超えるコピーワークや斬新なアイディアを見つけることはできませんが、AIの学習がさらに深まっていくことで「自動化」は時間の問題になるでしょう。

AIはイベントをどのように変えるのか?期待と不安

イベントプランニングは自動化されるのか……試しに、当事者(?)であるChatGPTに聞いてみました。

当人(?)はやんわりと否定してくれましたが、今日までの数か月のAIの進化は予想をはるかに上回っていますし、より加速していくように思えます。

この状況を前に「効率性や生産性を超えて人間がAIに勝っていける力ってなんだろう」と考えています。さすがに、自分の30年って何だったんだろう?と打ちひしがれたくないので(笑)。

人間 vs AIでは決してなく、人間+AIでイベントが進化する

効率性や生産性という視点では、人間がAIに勝つことは難しいかもしれません。
人間がAIに勝っていける力があるとすれば、それは「人間であること」……つまり、より根源的な人間の承認欲望や達成感や手触り、生まれ持った個性に関連する事柄なのでは、と考えてみました。

一見イベントプランニングやプロデュースに直接関係しないように感じるかもしれませんが、そもそもイベントを企画し、開催し、参加するのは人間です。「この人と仕事をしてみたい」「この人ならいい化学反応が起きそう」のような「感じる、人間の魅力」にスポットが当たっていくような気がしてなりません。

人間だけが実感できる喜びや達成感を引き出す人間プランナー、人間プロデューサーとして今後さらに重視されるアビリティを活かし、AIと協働しながらよりよいしごとを生み出していく。

そのために、人間として成長せねばならない4つの力を考えてみました。

「なんにでも楽しもうという気持ちを持つ力」

人間はプロンプトでは動かない。自分の感性に従ってワクワクする方へ進んでいこう。

「自分の魅力を知り、磨く力」

生まれてきた自分や周りの人に感謝を抱き、自分ならではの個性を輝かそう。

「愛される、大好きになってもらう力」

自分の行動や言動は周りの人に有意義な時間を提供できているだろうか。仲良くなる力をもっと養おう。

「決める力、先を見据える力」

AIは提案してくれるが決めてくれない。AIは過去を学習している。先見性って大切。

おまけ:AIにこの記事を要約してもらうと……

時間がない方のために、この記事をChatGPTに要約してもらいました。
彼は要約が得意ですね。数十秒で読める内容にまとめてくれました。

……やっぱり、まだ人間味が足りない気がしますね。果たしてAIはどこまで人間に近づけるのでしょうか?

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公開日:

2023APR

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