名古屋の街に百鬼が舞った1日!「大須YOKAI百鬼夜行パレード」
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夏の風物詩の1つといえば怖い話は欠かせない。中でも妖怪という存在は、花火や縁日と同じくらい日本の夏を象徴する存在です。この妖怪たちが現実の街を練り歩く、そんな夢のようなイベントがこの夏開催されていたことをあなたはご存知でしょうか?
『大須YOKAI百鬼夜行パレード presented by 動き出す妖怪展』が開催

Photo:プレスリリースより引用
商店街に突如登場した妖怪行脚
妖怪パレードが実施されたのは2025年8月3日(日)、名古屋・大須商店街。真夏の青空の下、商店街に突如鳴り響いた太鼓や笛の音に、街ゆく人々は思わず足をぴたりと止める。現れたのは天狗や河童、狐火を灯した狐、そしてどこか愛嬌のある座敷わらしや小豆洗いetc.。総勢100体もの妖怪たちが百鬼夜行さながら通りを練り歩くパレードはまさに非日常。
いつもの街が一瞬で一変した大迫力な妖怪パレード、それが『大須YOKAI百鬼夜行パレード presented by 動き出す妖怪展』なのです!
子供も大人も夢中になった新感覚のエンタメ体験
子どもたちは「怖い〜!」と泣き笑いしながらカメラを向け、大人たちはスマホを掲げてシャッターを切る。妖怪たちは観客の反応に応じて立ち止まったり、手を振ったり、ときには写真撮影に応じる場面も。

Photo:プレスリリースより引用
約1時間半にわたる行進はもちろんイベントではあるのですが、どこか神秘的。祭りとも仮装行列とも違う、古き日本文化の香りが漂う新感覚のエンタメ体験でした。
パレードの母体『動き出す妖怪展』とは

パレードの母体となるのは、名古屋市科学館で開催中の『動き出す妖怪展』です。展示の最大の特徴は“ただ展示を眺める”のではなく、まるで妖怪が生きて動いているかのように感じられる没入感。
最新の映像技術と立体造形を駆使し、暗がりの廊下でひょっこり現れる一つ目小僧、足元をすり抜けるような小鬼の影、壁の中から声を潜めて笑う妖怪たち。視覚のみならず音や空気感までも巻き込んで、「今のって本物?」と思わせる巧みな仕掛けが満載です。
さらに妖怪の伝承や文化的背景にも触れられる展示となっているのも面白い。ただ怖がるだけでなく、日本の民俗や信仰の奥深さを学べる点も好評です。子どもから大人まで幅広く楽しめる“学びとエンタメの融合空間”として連日賑わいを見せる展示です。
終わりに
妖怪パレードなんて、まさに最高のエンタメコンテンツ。小さい頃に観た「平成狸合戦ぽんぽこ」や「百鬼夜行絵巻」の光景をそのまま現実の街で見られる体験は、まるで夢と現実が重なったかのよう。名古屋の街を埋め尽くした百鬼夜行は、参加した人の心に一生残る夏の思い出になったはず。
残念ながらパレード自体は一夜限りで幕を下ろしましたが、『動き出す妖怪展』はまだまだ開催中。会期は9月23日(火・祝)まで。あのとき街を練り歩いた妖怪たちが“動き出す”瞬間を体感できちゃうかも?