GP JOURNAL

いまさら聞けないG20の話~G20って一体どこのこと?~

こんにちは!染宮です。

世界中を巻き込んだ新型コロナウイルス感染症により、経済への打撃がとんでもないことになるのではないかと予想されている今日この頃。

死者数が圧倒的に少ない日本ですら不景気が来るのでは?と言われている状態ですから、死者数の多い国はこれから一体どうなってしまうのか……

今はグローバル経済時代。他の国の経済状態が世界的に影響を及ぼす時代です。この経済危機には世界一丸となって立ち向かっていかなければならないとされています。

そんなときに登場するのが『G20』。
おそらく、今後はマスコミ等でもG20の話題が増えることでしょう。

新型コロナは世界経済にとっても大打撃

……
ところで。

G20って、いったい何の略称で、どこの国が関わっていて、何をやってるのか、ご存じでしょうか……?
正直、「G20の国を全て挙げろ」と言われたら私は白旗あげます(笑)
世界的な出来事が起こるたび、G20とかG7とかG8とか出てきますが、結局どこの国のことで、何をやってるかまではわからなかったりしますよね。
ということで今回は『今更聞けないG20』のことをお話しししたいと思います!

G20 の前に……G7とG8ってなんだ?

G7もG8も、聞かれると意外と答えられない……

まずは正式名称からいきましょう!
G20とは『Group of twenty』の略です。日本語に訳すと『20か国』。
そのまんまです。そりゃニュースでも略称使いますよね……(笑)
ちなみにこれはG7もG8も同じで、G7は『Group of seven』、G8は『Group of eight』です。

そして、気になる構成国ですが
NHKでは『G20とは先進7か国(G7のこと)に新興国を加えた主要20か国のこと』と表現されています。G7とG20は切っても切れない関係なのです。
では、G7はどこを指すかというと

『アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・日本・カナダ・イタリア』

です。ちなみに、G7で会議をするときは上記7カ国にEUが加わります。
なお、G8はこの7カ国にロシアを加えた8カ国です。


……

……お気づきでしょうか?
今やGDP世界第2位である『中華人民共和国(中国)』が入っていないことに。
クイズ番組で出題されたら絶対引っ掛かりますね……。
元々、G7は先進7カ国で経済・金融の問題について討議するものだったのですが、実際の世界経済の状況に見合わなくなってきたこともあり、最近では国際的な経済問題はG20で議論されるようになっています。

世界のGDPの90%を占めるG20

G20とは次の20カ国・地域のことを指します。

アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、EU、ロシア、中華人民共和国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ共和国、オーストラリア、大韓民国、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチン

G7は少々偏りがありましたが、G20になると世界中からまんべんなく集められている感じになりますね。

また、国ではなく地域としてEUが入っているのもポイントです。スペインなどのEU加盟国でありながらG20に入っていない国がEU枠として会議に参加することもあるそうです。

ちなみにG20の国・地域(EU加盟国を含む)の国内総生産(GDP)を合計すると、世界のGDPの90%ほどを占めます。貿易総額は世界の80%、加盟国の総人口は世界の3分の2ほどになるそうです。それほどの規模ならば、確かに世界経済を語るにふさわしいと言えそうです。

G20はどんなことをしているの?

G20と聞くと国連のような組織があるように思えますが、G20はあくまでも先ほど紹介した20カ国+地域のことを指し、組織や事務局はありません。
ニュースで『G20』という単語が出てくる時は、たいてい『G20が参加する会議が開かれているとき』です。

ではそのG20の会議が何を話しているのかというと……経済問題です。
『経済』と一言でいっても、内容は様々。エネルギー分野の話題、観光業の話題、保健関係の話題……それぞれの視点から会議が開催され、討議されています。

現在メインとなっているのは『財務大臣・中央銀行総裁会議』と『金融・世界経済に関する首脳会合』です。

財務大臣・中央銀行総裁会議

1999年から開催されている会議です。この会議にはG20の他、国際通貨基金、世界銀行、国際エネルギー機関、欧州中央銀行といった世界的な金融機関も参加しています。年1回定期開催されており、2008年まではG20の会議といえばこの会議のことでした。

金融・世界経済に関する首脳会合

2008年の世界金融危機の深刻化を受け、新たに開催されるようになった会議です。別名『金融サミット』。議長国および事務局はG20の中で持ち回りで担当することになっています。ちなみに先日、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、史上初のテレビ会議が行われました。

おそらく、新型コロナウイルス感染症が収まっていくにつれ、様々な世界的な経済問題が浮かび上がってくることと思います。その経済問題を国際的に最前線で議論するのがG20です。
私たちの日常に直接関係するものではないかもしれませんが……ニュースで『G20』の名前が出てきたときにでも、ちらっとこの記事を思い出していただけると幸いです。

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公開日:

2020MAY

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