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絶滅動物と出会う「REVIVAL ZOO 再生動物園」

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“GP TECH” generating now…

こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。
絶滅動物園、ナショナルジオグラフィック、REVIVAL ZOO 再生動物園、宮下パーク
Photo:プレスリリースより引用

みなさんこんにちは!GPの宮永です。
少し前になっちゃいますが、4月22日の「アースデイ」に宮下公園で開催されていたイベントについてご紹介できればと思います。

「REVIVAL ZOO 再生動物園」と名付けられたこちらの企画、なんと絶滅動物や地球の未来について考えさせられる深いイベントだったんです。

「REVIVAL ZOO 再生動物園」って?

4月18日(月)から4月24日(日)にかけて渋谷の宮下公園で開催されていた「REVIVAL ZOO 再生動物園」は、すでに地球上から絶滅してしまった動物たちを様々な形で表現し発信するプロジェクトです。今は亡き絶滅してしまった動物たちが時を超えて、現代技術てであるデジタルインスタレーションを経て蘇るというものです。

どんな動物たちに出会えるの?

絶滅した動物たち…あまりイメージがわかないけれど、例えばどんな動物たちがいるのか気になるところ。説明がてら、プレスリリースから紹介文をちょっと拝借。

絶滅動物園、ナショナルジオグラフィック、REVIVAL ZOO 再生動物園、宮下パーク
Photo:プレスリリースより引用

翼があっても飛べない鳥「ドードー」
森に暮らし、集団を作って暮らしていたという。木の実や果実などを食べていた。翼があっても飛べない鳥でその翼は主に喧嘩の武器でもあった。

絶滅動物園、ナショナルジオグラフィック、REVIVAL ZOO 再生動物園、宮下パーク
Photo:プレスリリースより引用

時にはオオカミのように時にはカンガルーのように「フクロオオカミ」
カンガルーと同じ有袋類ながら、オオカミのような姿、生態をしていた。大きな目、ピンと立った耳はオオカミさながらでも、尻や尾はカンガルー。獲物を追跡する時はオオカミのように走り、カンガルーのように後ろ足だけでジャンプもできたという。

絶滅動物園、ナショナルジオグラフィック、REVIVAL ZOO 再生動物園、宮下パーク
Photo:プレスリリースより引用

熱帯雲霧林の緑に潜むオレンジの宝石「オレンジヒキガエル」
熱帯域の比較的高度が高い山地にあり、日常的に霧が発生する熱帯雲霧林は、植物や動物の多様性が高いことで知られる。この熱帯雲霧林には、都会では出会えないようなバラエティ豊かな形状、色のカエルたちが暮らすが、その一種であるオレンジヒキガエルは、1989年の目撃情報を最後に見つかっていない。

企画内容はどんな感じ?

実際の展示がどんなだったかをサクッとご紹介。絶滅した動物たちに会える魔法のツール、それは現代の科学技術でした。宮下公園へ行くとそこには絶滅した動物たちの大きなパネルが。

このパネル内のビッグスクリーンに最新鋭の技術で絶滅した動物たちが映像として蘇る仕組みなんですね。

会場内で一層目立つ四角いイエローボーダーをくぐり抜け、スクリーンへ近づいて行くと目の前に動物たちが登場。こちらが何か身振り手振りをしてみると、スクリーンのあちら側から動物たちもこちらを覗き込んだり、飛んだりはねたり、様々な動きを繰り広げてくれます。

絶滅動物園、ナショナルジオグラフィック、REVIVAL ZOO 再生動物園、宮下パーク
Photo:シブヤ経済新聞より引用
絶滅動物園、ナショナルジオグラフィック、REVIVAL ZOO 再生動物園、宮下パーク
Photo:シブヤ経済新聞より引用

動物たちとたくさん遊んだ後、満足した彼らはスクリーンのあちら側へと帰って行くのですが、なんだか切ない気持ちになる。だって彼らは『もういない』生き物だから。
でもこの“切ない気持ち”こそ、この企画の狙いです。

絶滅動物園の目的

「明日いなくなってしまう生きものが一種でも減らせるように、もう地球から消えてしまい星になってしまった絶滅動物たちに出会い、いま守らなければいけない生きものたちにも思いを馳せる。」
企画をしたのはナショナルジオグラフィックでした。
アースデイに合わせ開催された本イベントの目的は、ここにあったんですね。このアーティクルだけでも心を打ちますが、上記の言葉以外にも彼らは以下メッセージも出しています。

「空気、水、土などの地球の資源には限りがあり、すべての生き物は互いに結びつき、複雑に関わり合って生きています。ひとつの種がいなくなるだけで生態系に大きく影響を及ぼします。

人間という種は、今、何をすべきでしょうか?
それは、今ある自然を守ることです。たとえばブラジルのアマゾンの熱帯雨林の破壊がなぜ大きく取り上げられるのか?
酸素を提供する森が破壊されると、生き物は呼吸ができなくなります。アマゾンの熱帯雨林は「地球の肺」といわれ、地球全体の酸素の供給にとって大事な存在ですが、毎年東京都の面積と同じぐらいのスピードで森林破壊が進んでいます。
この地球の肺を守るには、開発をしなくても人々が生きていけるような仕組みと支援が必要なのです。

では、一人ひとりが今、何をすべきでしょうか?
やさしい気持ちで助け合うことなど、人間の長所に立ち返り人間以外の生き物にも思いをはせてみることで、できることが見えてくるはずです。私たちは、7日間だけ、もう地球から消えてしまった動物を蘇らせてみようと考えました。
ドードー、フクロオオカミ、オレンジヒキガエル。この地球上でどんな風に暮らし、どんな表情をしていたのでしょう?もう会えなくなってしまった友達に、会いに来ませんか?そして今いる友達を大切にする方法を、一緒に考えてみましょう」

より多くの人たちへより深く刺さるようなコンテンツ

環境問題は私たち含め全人類が抱える一番大きな問題です。この他に戦争や新型ウィルスの脅威、LGBT、差別問題、格差社会など問題はそれこそ山積みですが、地球を取り巻く環境がこのままであれば他の問題をいくら解決したとしても最終的には意味がない。でも普段暮らす中で常に環境問題を意識しろって言ったって難しい。毎年気温が上昇していますと天気予報で流れるとハッと気がつくことはありますが、それも本当に一瞬ですよね。

つまり、環境問題って『自分ごと化』するのがほんっとうに難しい問題なんです。さらに、自分ごと化できた時には「時すでに遅し」なんですよね。だからこそ、アースデイという日に合わせ、誰もがより身近に感じられ、より刺さる内容で問題提起するのが大切なんです。

動物たちと触れ合った後、彼らは“無”へと帰って行きます。とても切ないです。でも、切ないからこそ、ちゃんと環境のことや動物のことについて1人1人が考えようと思ったり、これまで考えたこともなかった人が環境問題を考えるきっかけになったり、子供達が遊びながら未来について学ぶ時間になったり、様々なエフェクトが生じるのではないでしょうか。これはエンターテイメントにしか出来ない大切なことだと思います。

より良い未来を作り出すためのエンタメ活用。このイベントは多くの学びを持っている、私はそう思うのです。

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公開日:

2022JUL

08

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