GP JOURNAL

ターゲットはZ世代。ミヤシタパーク向かいの新ベニュー「ENTER」

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Photo:ENTER公式HPより引用

みなさんこんにちは!GPの宮永です。今回は渋原ニュースと題しまして、ミヤシタパーク向かいの新ベニュー「ENTER」についてご紹介。この辺り一帯は常にユースカルチャーを生み出してきた歴史あり。さて、新たに登場したクラブ「ENTER」は一体どんなベニューなのでしょう。この記事を読み終わる頃にはきっとあなたも遊びに行きたくなるはず。

新たなカルチャーの発信地、ENTERとは?

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Photo: TimeOut東京より引用 撮影:Keisuke Tanigawa

渋谷駅から徒歩7分、ミヤシタパークの向かいに誕生した新たなホットスポット、それがクラブ「ENTER」です。

明治通り沿いのビルGEMS神宮前6Fに位置する本クラブの目印は暗闇の中で発光するUFOのネオンサイン。ハウスやテクノ、ベースミュージックなどを楽しみながら仕事終わりや気分転換に1杯、好きなアーティストを聴きながら、友達とのナイトアウトや海外からのゲストへの最新ディープスポット案内にも幅広くパーフェクトにマッチする新しい遊び場です。

ターゲットはZ世代をメインに幅広く

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Photo:instagram@entershibuyaより引用

TimeOut東京によると「ENTER」代表の村田氏は以下のように語っています。

「エンターでのアフターアワーズの開催は、弊社の既存店の中でもZ世代のアーティスト育成とお客さまを主軸にしているため、彼らの元気(POWER)を限界まで引き出して大きくすること、そして、アフターの時間帯でも大箱のような音響で長時間プレイでき、また聴ける場所が必要だと考えたからです」(グローバル・ハーツ代表・村田大造)」

基本的に平日がエントランス1000円、週末は2000円とかなりお手頃価格の本クラブ。ナイトイベント後も追加料金なしで滞在可能とかなり嬉しい仕様になっています。平日、週末と日を問わず多くの若者が訪れる「ENTER」のDJは、20〜30代前半と若年を中心にフックアップ。だからこそこれから新しいカルチャーを作り出すであろう若者たちが集まるホットスポットとして注目を集めているんですね。

そう、ここへ行けば仲間がいる。そんな“仲間達が集う場所”としての楽しいコミュニティスペースであり、未来のカルチャーを生み出す若者のある種語り場としてめちゃくちゃ期待したい注目スポットと言っていいはず!

ENTERの背景には2つの伝説的クラブが

本クラブを語る上で欠かせないのが渋谷を支えた2つの伝説的クラブ「Sound Museum Vision」と「Contact」の存在です。というのも、2022年にクローズした「Sound Museum Vision」と「Contact」を運営する株式会社グローバル・ハーツが新たにオープンしたのがそう、今回ご紹介しているクラブ「ENTER」なんですよね。

両クラブは渋谷駅周辺の再開発事業による入居ビル撤退で惜しくも閉店。これにより多くのDJやアーティスト、音楽好きたちが行き場を失い一時期渋谷のストリートカルチャーの衰退が心配されていましたが、そんな中オープンしたのがクラブ「ENTER」。本クラブは収容規模はおよそ60人前後と「Vision」と「Contact」ほどのキャパはないものの、だからこそ濃密な人間関係やカルチャーを生み出す場所として期待されています。

小さいながらもまごう事なき本当の“音箱”

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Photo: TimeOut東京より引用 撮影:Keisuke Tanigawa

さて、「ENTER」はどんな特徴があるクラブなのかと言われたらまず最初に出てくるのが“音箱”だということ。クラブって大きさによってそれに準じて入れるスピーカーやアンプ、サウンドシステムが変わってくる。大箱になればなるほど上質なサウンドシステムを楽しめるケースが多いんです。

一方先述したように「ENTER」の収容規模はおよそ60人前後。かなり小さめの箱なのですが、「Contact」のメインフロアにあったサウンドシステムがそのまま引き継がれた充実したサウンドセットに。DJブースを楕円形のフロアの真ん中に設置し、アーティストと来場者をサウンドシステムで囲うことで臨場感ある音質を実現。何故そこまで音質にこだわったのか、それは若者に本当の意味で上質な音楽を知ってほしいし、BGMとしての音楽だけではなく時には本腰入れて音の世界に浸ってほしいという想いから。もうこれだけでもかっこいいでしょ……。

因みに本クラブが掲げるコンセプトがこちら。

「ENTERは、音楽を愛する人々と、素晴らしい未来を創造する為に生まれます。先駆者には、思いやりや技術や経験を伝えて頂きたい。未来を担う若者には、自分の感性を信じて、自由に表現して頂きたい。スタッフや来場者には、そんなアーティスト達のサポーターであって頂きたい。奪うより与える事を大切にする、そんな人々の集まりであって貰いたい。そんな素敵な人々の集まりが、素晴らしい出会いを生み、共感や感動が生まれ、点が線となり、波となってゆく、それらが素晴らしい100年後の未来を創っていくと信じて。」

多分クリエイトする側って、それを楽しむお客さんサイドを育てる?というと語弊があるかもしれないけれど、未来により良いものを生み出すためのきっかけ作りをしないといけないと思うんです。その責任を負っていくぜ!みたいな熱い想いすら感じる渋谷のホットスポットは、今後のクラブカルチャーを牽引していく存在になるに違いない。という事で、今回は渋谷カルチャーの未来を担う「ENTER」のご紹介でした!それではまた。

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公開日:

2023MAR

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