「企画が得意」を、GP全員へ。EDISON PLANNING研修レポート
「コンセプトって、どうやって考えればいいんだろう?」
企画に関わっていると、一度はそんな壁にぶつかるのではないでしょうか。
アイデアは出せても、それが本当に目的に合っているのかわからない。コンセプトとテーマの違いが曖昧。そもそも、企画に“正解”があるのかわからない……

こんにちは、GP EDISONチームの鈴木です。
今回は、企画への苦手意識を解消し、GP全員が企画を考えるための“道筋”を身につけるための3日間となった「EDISON PLANNING研修」についてレポートしていきます。
そもそも「GP EDISON」とは?
GP EDISONは「あらゆる企画提案においてGPを『勝ち切れる力』のある組織にする」というVISIONを掲げています。
そのためのMISSIONが「組織的な企画力向上」です。一部の企画が得意な人の経験やセンスだけに頼るのではなく、GP全員が企画を考え、判断し、より良くしていける状態を目指しています。

EDISONが提供する価値は、大きく4つ。
①初回からずれない提案力
②再現性のある企画力
③最新トレンドの引き出し
④スピードと精度の向上
1年目のEDISONでは、企画を考えるための思考法や事例、ツールなど、さまざまな「EDISON資料」が蓄積されてきました。
そして今年は2年目。それらのツールを実際に使いながら、GPの「勝ち切れる力」を全社に実装していくフェーズへと進んでいます。その一つとして行われたのが、今回の「EDISON PLANNING研修」です。
「コンセプトに正解があるのかわからなかった」
実際、参加者の一人に企画に対する印象を聞くと、「企画やコンセプトを考えるのが苦手でした。正解がわからなかったので」という答えが返ってきました。
さらに、「コンセプト」と「テーマ」の違いについても、これまで明確には整理できていなかったといいます。
企画には“センス”が必要で、なんとなく良さそうな答えを探していく。そんな感覚を持っている人は、少なくないのかもしれません。
今回の研修では、3日間を通して「CONCEPT」「CONTENTS」「PLANNING / DESIGN」と段階的に企画を組み立てていきました。
DAY1|CONCEPT
企画書を作る前に、どこまでクライアントを理解できるか
DAY1のテーマは「CONCEPT」。
実際の過去案件をもとに設定された課題に対して、まず行ったのはオリエンテーションとヒアリングのロールプレイです。

ここで大切にされた考え方のひとつが、
「企画書提案は、答え合わせ」
企画書を見せる瞬間だけで相手の心を奪うのではなく、ヒアリングの段階からクライアントと同じ目線に立ち、課題や目指したい未来を一緒に考える。
そして企画書を開いたときに、「それがやりたかった!」とクライアントに思ってもらえる状態をつくる。
つまり、企画はPowerPointを開いてから始まるものではありません。
「なぜこのイベントを開催するのか」
「誰の、どんな認識や行動を変えたいのか」
ヒアリングからその答えを探し、コンセプトとして言語化していきます。
参加者からも、
「コンセプトEDISONを使ったことで、コンセプトを考える流れがわかった」という声がありました。
これまで“正解がわからないもの”だったコンセプトに、少しずつ考えるための道筋が見えてきます。
DAY2|CONTENTS
「面白そう」から、「なぜやるのか」を説明できる企画へ
DAY2のテーマは「CONTENTS」。
イベントを考えるとき、
「盛り上がりそう」
「新しそう」
「見たことがない」
といったアイデアから発想することも少なくありません。
もちろん、面白さは大切です。しかし、そのコンテンツがコンセプトやテーマと紐づいていなければ、企画全体の説得力は弱くなってしまいます。
コンセプトとコンテンツがつながっていることで、「なぜ、このコンテンツをやるのか」が説明できる。そして、「この企画なら目的を達成できそう」という納得感や成果のイメージが生まれます。
DAY2では、CONTENTS講義の後、それぞれがコンテンツを考案。
発表とフィードバックを通して、コンセプトとコンテンツのつながりを考えていきました。
DAY3|PLANNING / DESIGN
「勝ち切れる企画」を、一つの体験として完成させる
DAY3は、DAY1・DAY2の総仕上げ。テーマは「PLANNING / DESIGN」です。
コンセプト。
コンテンツ。
デザイン。
トーン&マナー。
それぞれを別々に考えるのではなく、すべてを同じ目的に向かわせることで、企画全体に一貫性が生まれます。
参加者は、これまでEDISONに蓄積されてきた資料やツールを活用しながら、企画書全編を作成。最後にはプレゼンテーションを行い、フィードバックを受けました。
目指したのは、ただ資料を完成させることではありません。
DAY1、DAY2で考えてきたことを一本につなぎ、「勝ち切れる企画」を描けるようになること。
3日間で、一つの企画を最初から最後まで考え抜き、各々が発表を行いました。

クリエイティブジャンプをすればいいわけではない
研修後、3日間を通した最も大きな学びを参加者に聞くと、印象的な答えが返ってきました。
「テーマ設定において、クリエイティブジャンプは諸刃の剣だと感じました」
企画では、意外性のあるテーマや、一見すると遠いもの同士をつなぐことで、新しいアイデアが生まれることがあります。
一方で、ジャンプすればするほど良いわけではありません。特にインナーイベントでは、参加者に意味が伝わらなければ、テーマだけが浮いてしまうこともあります。
参加者は今回の研修を通して、「インナーイベントでは、わかりやすいテーマの方が伝わりやすく、企画にも落とし込みやすい。目的に沿っていないテーマだと、企画全体がふわっとしてしまう」と感じていました。
“クリエイティブであること”そのものを目的にするのではない。あくまでも起点にあるのは、イベントの目的です。誰に、何を伝え、どう変わってほしいのか。
そこから逆算して初めて、コンセプトやテーマ、コンテンツの良し悪しを判断することができます。
「企画が得意」は、つくれる
では、今回の学びをこれからの実務にどう生かしていくのでしょうか。
参加者は、「コンセプトEDISONの考え方をもとに、これからはコンセプトとテーマを設計していきたい」と言っていました。
研修前には、「正解がわからない」と感じていたコンセプト。3日間を終えた今、その答えを誰かから教えてもらうのではなく自分で答えに近づいていくための考え方が少しずつ見え始めています。
企画力は、生まれ持ったセンスだけで決まるものではありません。
クライアントを理解する。
目的を考える。
コンセプトを言葉にする。
コンテンツとして実体化する。
そして、実践とフィードバックを繰り返す。
そのプロセスを再現できれば、企画力は一部の誰かだけのものではなく、組織の力にしていくことができます。

GP全員が「企画が得意」な組織へ。
EDISONプロジェクト2年目。
GPの「勝ち切れる力」を全社に実装する試みは、これからも続いていきます。
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