GP JOURNAL

シャネル プレタポルテの演出~ファッションのためなら自然も作る~

こんにちは!GP山本です。

世界に名だたるファッションブランドといえば、真っ先に思いつく会社のひとつがシャネル。シャネルのコレクションは気軽に着られるものではありませんが、多くの人にとって文字通り『憧れ』です。

そんなシャネルが毎年新作を発表しているファッションショーが『シャネル プレタポルテ』。あなたもニュースなどでチラッと見たことがあるかもしれません。

実は、このシャネルのプレタポルテ。コレクションが素晴らしいのはもちろん、ステージ設営へのこだわりが半端じゃありません。その振り切った作りこみは「これが世界のブランドの本気……」と思わず呆然としてしまうほど。
今回はそんなシャネル プレタポルテコレクションのご紹介をしましょう!

世界よ、これがシャネルのスーパーだ~2014/15 collection

まずご紹介するのは、2014/15のプレタポルテ。この時のテーマは『スーパーマーケット』……はい、私たちが買い物にいく、あのスーパーマーケットです。
スーパーに行くような日常的な場面で使えるコレクションをコンセプトに作られたプレタポルテは、なんと会場をスーパーマーケットにしてしまいました。
動画のサムネイルの時点で「スーパーだ!?」と目が丸くなります(笑)

もちろん、このスーパーはシャネルがプレタポルテのためにデザインした架空のスーパー。当然、飾られているアイテムは他社製品ではなく、このイベントのためにデザインされたものです。食料品から日用品、チェーンソー(!?)に至るまで、あらゆるアイテムがシャネルのセンスあふれるものになっています。

『スーパーマーケットを模したステージ』というと、シンプルなレイアウトを思い浮かべる方も多いはず。確かに『棚に商品が並んでいる』という意味ではシンプルかもしれません。しかし、全商品がシャネルデザインの、この時のためだけに用意されたものと考えると、そのこだわりの細かさにめまいがしそうです。

シャネルのスペースシャトルが飛ぶ日~2017/18 collection

次にご紹介したいのが、2017/18 collection。
この時はスペースシャトルが飛びました。

……もう一度言います。
スペースシャトルが飛びました。

何を言っているかよくわからないと思いますので、ぜひ動画をごらんください。下の動画はちょうど飛び立つ直前から再生できます(笑)

この時のテーマは『宇宙』。コレクションもステージも白を基調としています。
それはともかく、目を引くのがステージの中心に据えられたスペースシャトル。
そのクオリティの高さから『もしかしたら飛ぶのかな……?』とワクワクさせ、クライマックスで本当に飛び立つ(天井ギリギリ、観客が前を向いていたら見えない高い位置まで持ち上げる)演出をするあたり、「やられた!」というほかありません。文字通り「そこまでやるか!?」という驚きが満載です。

シャネルビーチは実在した~2019 collection

最後にご紹介するのは、2019 collection。スーパーマーケット、スペースシャトルと来て「もう何が来ても驚かない……」と思われているかもしれません。きっと、会場に訪れる方々も同じことを考えていたことでしょう。
……でも同時に「シャネルならまたとんでもないステージを作ってくれる」とも期待してしまいますよね。

その期待に応えたのが2019 collection。この時のテーマは『浜辺でのシーンに合うファッション』でした。
ちなみにシャネルのプレタポルテはパリにあるグラン・パレという展覧会場・美術館で開催されています。もちろん屋内です。

屋内ですが……会場には、浜辺と波がありました。
参加者の目に飛び込んできたのはプライベートビーチと、浜辺のランウェイ。浜辺は客席まで迫っています。
シャネルはプレタポルテのために自然まで作り出してしまったのです。

ちなみにこの浜辺と波に使った砂や水は環境に配慮されており、水は循環システムを使用、砂はイベント後に建築現場で使用されることになっていました。
環境への配慮も万全です。

……いかがだったでしょうか? あまりのスケールの違いに、紹介していて私もクラクラします(笑)
シャネルのプレタポルテを見ていると『ステージ設営の可能性は無限大』ということが分かります。
ステージデザインはイベント参加者の夢をかなえる場所。
参加者をあっと言わせる、感動させるような設営ができるよう、我々も頑張っていきます!

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公開日:

2020JUL

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