ピクサーの世界に入り込む―「ピクサーの世界展」に行ってきました!
この記事のポイント
- ピクサーの世界展を「イベント」的視点で学びの場に
こんにちは!GP笠井です。
6月に新卒7名で豊洲のCREVIA BASE Tokyoで10月12日まで開催されているピクサーの世界展に行ってまいりました!『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』、『カーズ』など、誰もが一度は目にしたことがあるであろうピクサーの作品。会場内では各作品ごとに分けられた展示スペースの中に、その作品の世界が広がっていました。まるで自分がその世界の住人になったかのような体験に、新卒一同興奮しました。
展示や施工、照明や音楽、待ち時間の工夫など、イベント制作に活かせそうな仕掛け、学びが詰まった時間を過ごすことができたので、今回はその一部を皆さんにもご紹介したいと思います。
エントランスでの待ち時間にも、ひと工夫
会場内は入場人数に制限がかかっていたため、実際に展示を見るまでに待ち時間が発生していましたがエントランスでは、トンネルのような空間にLEDがいくつか埋め込まれており、様々なピクサーのキャラクターが登場・移動を繰り返すという映像×空間の演出が作られていたので待ち時間も楽しめます。
上、正面、左右に展開されたLEDによって、どこにいても・誰が見ても楽しめる時間・空間を演出していました。

一歩入った瞬間から、作品の世界へ
会場内で特に印象的だったのは、それぞれの作品の世界観が細部まで再現されている点と、それぞれの世界観が重なり合わないように目隠し施工がされた動線です。
世界観の再現
限られた空間の中で、造作物や空の表現、照明による世界観・時間帯の表現、そして音楽・匂いによる雰囲気の醸成とさまざまな工夫がなされていました。
『ファインディング・ニモ』の展示スペースでは、青い照明やクラゲの吊り造作だけでなく、雨の日のような、水の匂いを感じました。視覚だけでなく、嗅覚・聴覚など、五感でピクサーの世界を感じることができる、細部まで考え抜かれたこだわりに感動しました。
他作品の展示スペースでも同様に五感をフルに活用できる・没入できる展示となっており、自分がその世界の住人になったかのような感覚を持ちました。

世界観を切り替える目隠し施工+動線
様々な世界観を持つピクサーの各作品。それぞれの作品に入り込むために必要なのは「リセット」です。それぞれの世界観が重なり合うカオスな空間の演出も一つの手法としては有効ですが、各作品に深く入り込んでいくためには、一度「リセット」しなければなりません。
次の世界へ向かうための動線(人が移動する道)は少し不安になるほど真っ暗で、展示スペースとは異質のものになっていました。だからこそ、次の展示スペースへ入った瞬間、一気に世界が広がる感覚をより強め、感動をより鮮明なものにしているのだと感じました。
特に私が感動したのは『あの夏のルカ』の展示です。他作品の展示スペースでは、動線が見えてしまっていることが多かったのですが、この展示スペースでは、街の路地裏かのように動線が配置されていました。

写真中央奥側のオレンジ色の壁の向こう側に動線が隠されているのですが、パッと見ただけではわからないようなつくりになっています。世界観を壊すことなく、新しい世界へ向かう動線に繋がっていく、素晴らしい設計だと感じました。
「見る展示」から「体験する空間」へ
ピクサー展では、キャラクターやアイテムの展示だけでなく、来場者がその空間に入り、見つけ出し、写真を撮影し、誰かと共有するところまでが体験として設計されていました。
思わず探したくなるピクサーボール
エントランスを抜けた先の空間で、スタッフの方からピクサー展についての説明を受ける時間があります。説明の中で、ピクサー作品に必ず登場する「ピクサーボール(★のマークのボール)」が各部屋に1つずつ配置されているとの紹介がありました。

写真は展示されていた「ピクサーボール」です。実際に展示スペースの中にあるものは野球ボールほどのサイズで、なかなか探すのが難しかったです(笑)。
このボールを探すという「目的」があることで、展示スペースの隅々まで見るという「行動」に繋がり、「結果」としてより深く世界観に入り込み、「体験」する設計なのです。
一緒に訪れた家族、友人や恋人だけでなく、別日に行った他の人達とも体験を共有できる、素晴らしい設計だと感じました。
終わりに
同じ展示を見ていても、注目するポイントは人それぞれでした。照明や装飾に目が向く人、来場者の動線が気になる人、写真を撮りたくなる仕掛けに注目する人。新卒7名で感想を共有することで、自分一人では気づかなかった視点を知ることもできました。
イベントのアイデアは、机の上だけで生まれるものではありません。展覧会や映画、スポーツ、街中の店舗など、普段の生活の中にも、イベントに活かせるヒントがたくさんあります。
今回感じた「世界観を壊さない空間設計」や「思わず参加したくなる遊び心」を、これから私たちが担当するイベントにも活かしていきたいと思います。
以上、ピクサーの世界展レポートでした!
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