渋谷の街が巨大なアート空間に。47万人が体験した「DIG SHIBUYA 2026」

渋谷の街そのものが、巨大なアート空間へ変わる3日間。都市型カルチャーイベント 「DIG SHIBUYA 2026」 が開催されていたことはご存知ですか?
2026年2月13日(金)から2月15日(日)の3日間にわたって開催されたこのイベント。会場は渋谷公園通りを中心に、徒歩15分圏内に広がるエリア全体というスケールでの開催で、ストリートや商業施設、公共空間、ライブハウスなどを舞台に、37のプログラムと200名以上のアーティストが参加。
さらにバレンタインデーには、3,030機のドローンによる国内最大級のドローンショーも実施。3日間の来場者数は 約47万人を突破するなど、渋谷の街全体を使った大規模な都市型イベントについて今回はご紹介します。
渋谷の街を歩きながらアートに出会うビッグイベント
DIG SHIBUYAは、2024年にスタートしたアートとテクノロジーを掛け合わせた都市型イベントです。渋谷公園通り周辺を中心に、徒歩15分圏内のエリアに点在する会場を巡りながら、作品やパフォーマンスを体験していく“回遊型”のイベントとなります。
2026年開催では、国内外から集まったアーティストやクリエイターが参加し、渋谷区内の商業施設や公共空間、ストリートを活用。街全体を分散型の美術館に見立て、37のプログラム・200名以上のアーティストによる作品が展開されました。
前年の開催では約8.1万人が展示エリアに来街するなど、海外からの来場者も含め注目度の高いイベントとして成長中。
特徴は、単なる展示イベントではないこと。オフラインとオンラインを組み合わせながら、アート、音楽、テクノロジーといった多様な表現を街の中で体験できます。普段は通り過ぎるだけの場所がこの期間だけ“作品の舞台”に変わる。そんな街歩き型の体験が、このイベントの魅力です。
街全体で展開される多彩なアートプログラム
DIG SHIBUYAでは、ストリート、映像、音楽、AIなど、さまざまなジャンルのコンテンツが街の中で同時に展開されました。ここからは一緒に様々なアートプログラムを見ていきましょう!
道路が劇場に変わるストリートパフォーマンス

渋谷公園通りでは期間中、車両規制を実施。ストリートそのものが舞台となるパフォーマンスが展開されました。設置されたのは、建築デザインスタジオ ALTEMY による360度舞台「THEATRON」。ここで上演されたのが、音楽家 蓮沼執太 が手がけるパフォーマンス作品【Street×Theater −未来の渋谷への伏線−】です。



電子楽器と生演奏が交差するサウンドの中で、ダンサーやパフォーマーが空間を使って展開。普段は車が走る道路が、そのまま舞台へと変わる様はまさに非日常。
街中サイネージがアートギャラリーへ

渋谷の街中にあるサイネージを活用し、街全体をひとつの美術館に見立てたプログラムも。
渋谷西武、MIYASHITA PARK、さらには 東京メトロ銀座線ホームなど、日常の中にあるスクリーンが展示空間として機能したのも面白いポイント。
使用されたスクリーンは 44面、参加アーティストは 42名。各作品は、設置場所の歴史や環境をリサーチした上で制作されており、場所ごとに異なる意味を持つ展示はとても興味深い!さらに2月14日には、渋谷PARCOの壁面を使ったプロジェクションも実施。



映像作家 岡本斗志貴 による作品「言の花火」が上映され、都市そのものを使った表現が展開されました。
公募作品が街中に登場

プログラム【Open-Call Program】では、国内外から採択された11団体の公募プログラムが渋谷の街中で披露されました。
学生や若手クリエイターなど、新しい才能にも発表の機会が提供されるチャレンジングなプログラム。プロの作品と並んで展示されることで、多様な表現が混ざり合う場となっています。
AIと身体をめぐる実験的プロジェクト

車椅子生活となってしまった三島賞作家/ノイズミュージシャンの中原昌也の障害をサポートするプロジェクトも展開。本人のテキストを学習したAIと、声紋を再現した音声生成技術を組み合わせた「声帯AI中原昌也」 を用いたインスタレーションです。
来場者はAIと対話しながら、小説を生成する体験が可能。さらに、カルチャー配信スタジオ DOMMUNE からの配信や、ヒューマノイドによるパフォーマンスも行われました。
坂本龍一の精神を受け継ぐ音楽フェスも

音楽家・坂本龍一とラジオ局J-WAVE(81.3FM)の番組「RADIO SAKAMOTO」のスピリットを受け継ぐ音楽フェスも開催。

再開発が続く渋谷を“未来の音が立ち上がる都市”として再定義する試みとして大きな反響を呼んだ2025年の初開催に続き、SHIBUYA O-EAST/duo MUSIC EXCHANGE/東間屋を会場に、国内外のアーティストたちによるパフォーマンスは圧巻。カルチャーを生み出す渋谷の街での新たな音楽体験が生まれた瞬間です。
夜空を彩るドローンショーも
イベントのハイライトとなったのが、バレンタインデーに実施されたドローンショー。使用されたのは 3,030機と、国内最大級の規模は見ているだけで感動もの。



音楽と連動しながら夜空に描かれる光の演出は、都市そのものを舞台にしたまさに最高のアート。
渋谷の街が“体験するアートスペース”へと変わる3日間
道路は舞台に。サイネージはギャラリーに。夜空にはドローンのアートが広がる。
普段見慣れた渋谷の風景が、この3日間だけまったく違う表情を見せていました。特別な場所に行かなくても、街を歩いているだけでアートに出会える。そんな体験ができるのが、DIG SHIBUYAの面白さです。
街そのものを巻き込みながら、人を夢中にさせる都市型カルチャーイベント「DIG SHIBUYA」。もし次の開催があるなら、今度は3日間フルで楽しんでみたいところ。それではまた。
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