偏愛過多!メルカリの体験型イベント「変なフリマ」が最高だった

こけしをひたすら集め続けた人に、ラバーダックを大量に並べたコレクター。さらには、平成ギャル文化を全力で再現する人まで。そんな“偏愛が爆発した人たち”が集結した、ニッチで最高にディープなフリーマーケットが、渋谷で開催。その名も、ズバリ「変なフリマ」。
フリマアプリで知られる メルカリ が企画した体験型イベントで、2026年2月27日から3月1日までの3日間、東京・渋谷で開催。会場には“誰かが愛しすぎたモノ”がずらりと並び、延べ約7,000人が来場しました。
ここにあるのは、誰かの偏った愛=偏愛。検索やアルゴリズムではなかなか出会えない、“人の好き”そのものと出会える、ちょっと不思議なフリーマーケットです。
変なフリマとは?

「変なフリマ」とは、一見するとちょっと変わって見えるモノやコレクションを集めたイベント……なのですが、実際は少し違います。
ここに並ぶのは、ただ珍しいモノではなく、誰かが好きすぎた結果として生まれた“偏愛アイテム”たち。効率や合理性では説明しきれない“好き”の積み重ねが、結果として“変”に見えているだけ。
つまりこのイベントは、「変=愛」として捉え直す場所です。
誰かの偏った愛を、そのまま肯定し、共有する。それがメルカリによるフリーマーケット「変なフリマ」だったんです。
どんなコンテンツがある?ユニークな体験が満載
このイベントの核となるのが、「変なミュージアム」。
会場に足を踏み入れれば、そこには偏愛アイテムの展示だけでなくさまざまな体験コンテンツが渦巻く変な場所。
偏愛が詰まった空間「変なミュージアム」

入口で来場者を迎えるのが、「変なミュージアム」。ここには、コレクターたちが長年集めてきた偏愛アイテムがずらりと並びます。その数なんと200点以上。
ジャンルも価値観もバラバラなアイテムたちが。一見すると「なんでこれ?」と思ってしまうようなモノばかり。
そう、このなんでもないようなものたちは、誰かが時間をかけて集め、手放せなくなるほど好きになったスペシャルなモノたちなんです。
ミュージアムの中で体験できるコンテンツ
展示を見て回るだけでなく、この空間ではさまざまな体験が目白押し。
◆こけし総選挙

Photo:株式会社メルカリより引用
並べられたこけしの中から“推し”を選ぶ、ユニークな企画。最初はどれも同じに見えるのに、じっと見ているとなんだか可愛くなってくる不思議……。気づけば「この子がいい!」なんて選んでしまう、摩訶不思議体験です。
◆平成ギャル文化エリア
会場でひときわ異彩を放つのが、平成ギャル文化エリア。
「写真撮ろ?」「このミニスカ超可愛くない?短ければ短いほどイケてるんだ〜」。ギャルになりきったモデルたちが登場し、当時のテンションそのままで来場者とギャル語で話し交流します。
若年層には新鮮なカルチャー体験として、当時を知る40〜50代には懐かしさを呼び起こす体験として、世代を超えて“文化に没入する時間”はここでしか味わえなさそう。
◆偏愛暴露ウォール

来場者参加型の企画として登場したのが、偏愛暴露ウォール。自分の好きすぎるモノを付箋に書き、壁に貼っていきます。
バラバラな趣味が並びながらも、どれもちゃんと“好きの理由”がある。誰かの偏愛が、そのまま可視化される激アツ空間です。
さらに楽しめるフリーマーケットエリア

フリーマーケットエリアで展開するコレクターが店主の「変な店」が。ここでは偏愛コレクターたちが店主となり、自分のコレクションを販売。
例えば、平成レトロな消しゴムや、光る携帯アンテナ。ラバーダックにヴィンテージスニーカー、さらには丁寧に育てられた盆栽etc。
並ぶのは個性的なラインナップ。来場者はコレクターと会話をしながら、その背景やストーリーを知り、購入を決定。ただモノを買うのではなく、“好きの理由ごと買う”を体験できるとても意義ありなスペシャル体験はなかなかできるものでじゃない!
MON7Aによる“対話型フリーマーケット”も

Photo:株式会社メルカリより引用
会期中には、現役高校生アーティストMON7Aによる企画も実施されました。販売されたのは本人の私物。購入方法は、思い出や背景を語り合いながら決める“対話型”。その結果、300円から始まったTシャツが最終的に4万円超えに。
まさにモノではなく、ストーリーに価値が生まれる瞬間を生み出す空間だったのではないでしょうか。
変なフリマの背景とは
このイベントの背景にあるのが、“偶然の出会いの減少”です。
いまは検索やレコメンドによって、欲しいモノに効率よくたどり着ける時代。スマホひとつで、自分の好みに合った商品が次々と表示されます。とても便利な一方で、そのぶん「なんとなく見つけた」「たまたま出会った」というような、予想外の出会いは少なくなっているなんて言われることも。
実際にメルカリの調査でも、約半数以上の人が「思いがけない商品との出会いが減った」と感じているという結果が出ているそう。欲しいモノにはすぐ出会える。でも、“想定外の面白さ”には出会いにくい。そんな状況の中で生まれたのが、この「変なフリマ」だったんですね。
ここに並ぶのは、検索してもなかなか出てこないモノばかり。誰かの偏った愛や、ちょっと理解しにくいこだわり。でもだからこそ、「なんだこれ?」という違和感から始まって、少しずつ興味に変わっていく。そして気づけば、“自分の中にも小さな好きが芽生えている”。
そんな“出会い直し”のような時間を生み出したのが、本イベントだったんですね。
終わりに
最初は“変”に見えていたものが、少しずつ“面白い”に変わっていく。そんな体験が、あちこちで生まれていたこのフリーマーケット。
そこに並んでいたのは、効率的な検索では見つからないモノばかりでした。でも、だからこそ面白い出会いが、きっとたくさんあったはず。そう想像するだけで、ちょっとワクワクしてきませんか?
誰かの好きが、そのまま並ぶ場所。そして、そこから新しい“好き”が生まれる場所。そんな“偏愛のマーケット”。次回の開催があれば、これはもう行くしかない……!それではまた。
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