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箱根・彫刻の森美術館に行ってみた!

こんにちは!グローバルプロデュースの河西です。

先日「彫刻の森美術館」に行ってきました。
私は写真や絵などの展覧会にはよく行くものの、造形物の美術館はめったに行かないのでめちゃくちゃ勉強になりました。

今回は特に心に残った作品をご紹介していきたいと思います。

彫刻の森美術館は7万㎡の広大な敷地に、約120点の近・現代を代表する名作が展示されています。デートにもぴったり。自然に囲まれた空間は心を穏やかにしてくれました。

一丁前にカメラを持って散策!

はじめに

『彫刻の森美術館』は、日本の芸術文化興隆のため、『人々が自然のなかで彫刻という芸術作品に接する場』として生みだされた美術館です。やはり特徴は箱根という広大な敷地に広がる野外美術館というところですね。実は、日本初の野外美術館なんだそうです。野外ということもあり、美術に興味がない人でも、家族や恋人などと散策しながら、アートを味わえます。

ちなみに中にはピカソ館も開設しており、こちらには約300点もの作品が飾られております。
ピカソの言葉に「大切なことは見つけることであって、探すことではない。芸術家とは見つける人だ」とあります。今回私もその目線を意識し、印象に残った作品を見つけてきたのでご紹介します!

圧倒的なインパクト作品『嘆きの天使』

フランソワ=ザビエ.クロード・ラランヌ 作 「嘆きの天使」

まずは入って左手にある「嘆きの天使」。第一印象からして、インパクトに圧倒されます。水を利用した、本当に泣いているかのような演出はまさに嘆きの天使という名前そのもの。重力と空間が見事にかみ合った作品でした。
水面の上に制作することで、涙があふれているように思わせたり、自然の植物で髪の毛を連想させたり、水面に反射している天使の顔で想像を掻き立てる……という発想も勉強になります。
美術館に行って説明を読むのももちろん楽しいですが、その作品がどういう意図で制作されたか、芸術家が何を訴えているのかを予想するのも楽しいですよね!

イベントも一緒だと思います。どのようなコンセプトでそのステージ空間が制作されたのか、何を伝えたいのか、来場者に感じ取っていただくためにはどうしたらいいか、説明せずに感じ取っていただけるように考えていきたいものです。

ステンドグラス

彫刻の森美術館で一番驚いたのが、ステンドグラスを使った作品でした。その名も「ガブリエル・ロアール」。こちらは展望台のようになっており、壁面がステンドグラスで覆われています。また中央は螺旋階段で上に登れて、箱根と彫刻の森美術館を一望できるんです。
さらに、ステンドグラスに自然の光が入る角度によって色の変化が楽しめます。
プロジェクションマッピングやLEDによる演出が流行っている中、あえて自然の力を使う演出はリアルイベントで大いに活用できそうです。

宣材写真にも使える!?

休日は都内にいることが多く、県外にはめったに行かないのですが、たまには遠出をして普段見ることができない芸術やアート作品を見るのもいいですよね。

彫刻の森美術館を訪れてみて、やはり、芸術家は視点や考え方が違うというのをひしひしと感じました。発想が豊かだし、込められている意図ももちろん全部が理解できるものではないと思います。しかし目を引かれ、新たな感性に気づかされるのは確かです。この考え方がきっとイベントを制作する上で必要になるスキルになってくるものです。彫刻の森美術館だけではなく、都内でもたくさんのアート展が開催されているので、企画に行き詰まったときはぜひ足を運んでみてください!

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公開日:

2022JUN

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