“早く”より“気持ちよく”終わらせたい。Z世代のタイパ感覚
ChatGPTで要約する
こんにちは、GP吉村です!

最近よく耳にする「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉。
時間をムダにしたくない、短い時間で満足したい――
Z世代の価値観として広がっていますが、私たちが本当に求めているのは、「ただ早く」じゃなくて「気持ちよく終わらせる」ことなんじゃないかなと思います。
そもそも「タイパ」って?
タイパとは「タイムパフォーマンス(Time Performance)」の略称で、「限られた時間の中で、どれだけ満足できるか」を重視する考え方です。 たとえば……
・YouTubeは1.5倍速で観る
・TikTokで動画が長いと即スワイプ
・音楽もサビだけリピート、好みの曲だけプレイリスト化
といったものです。これらはすべて「時間をかけずに満足したい」というタイパ精神の表れです。
タイパは「効率オタク」とはちょっと違う……?
Z世代のタイパ重視とは、効率化=早く終わらせたいというだけではなく、 自分の集中力に合わせて情報を選ぶ、無理せず気持ちよく時間を使うなど「ムダな時間にストレスを感じたくない」という気持ちの表れだと思います。たとえば……
・映画を2時間観るより、10分のYouTubeで泣いたときの方が満足感がある
・スマホで読んだ短いエッセイに、1週間後もふとした瞬間に思い出すような余韻がある
・1時間の面談より、10分の雑談で気持ちが軽くなったときの方が価値がある
つまりタイパにおいて注目すべきなのは「時間の長さ」ではなく「気持ちよく完結したか」という満足度ではないでしょうか?
イベントも、「気持ちいい」で満足する時代へ
私は、イベントにおいても「スムーズに満足度を高められること」が重要だと考えます。
・会場に着いた瞬間に「この空間、好き」と思えること
・自分のペースで回れて、押しつけられてる感じがしないこと
・写真を撮ったとき、「うわ、ちょうどいい」と感じる照明やレイアウト
・最後に「なんかちょっとスッキリした」と思える余韻
そんな風「気持ちよく完結できる流れ」がイベント参加者の満足度を決める大きな理由の一つになっているのではないでしょうか。
気持ちよさの正体とは
では、「気持ちよく終わる」とは、具体的にどんな体験を指すのでしょうか?
イベントやコンテンツ設計において心理的な“完結感”や“満足感”を生み出すにはいくつかの鍵があると考えます。
1.完了感が得られる設計
参加者が「ちゃんと終わった」「やりきった」と感じられる体験はそれだけで満足度が高まります。
イベントでいえばゴールが明確な導線設計や「最後に気持ちよく締まる演出」がその役割を担います。
2.ストレスのない流れ
途中で迷ったり、理解に時間がかかったりといった「引っかかり」がないことも重要です。スムーズな動線、的確なサイン設計、ホスピタリティの高い運営。そういった小さな工夫が全体の「心地よさ」を支えてくれます。
3.自分で選んだ実感
人は自ら選んだ体験にこそ満足感を抱きやすいものです。
自由度のある回遊型導線や、参加者が体験をカスタマイズできる余白があることで「自分ごと化」された納得感が生まれます。
こうしたポイントを意識することで、「気持ちよさ」は再現でき、そしてそれは「また来たい」「次も頑張ろう」という次の行動に繋がっていくと私は思います。
まとめ
「早く終わらせたい」じゃなくて、「気持ちよく終わらせたい」。そのために有意義な時間の使い方が非常に重要。これがZ世代のタイパ感覚だと私は思います。
「心地よく終わるからこそ、また次も頑張れる」
そんな風に気持ちよく時間を使えるイベントを創っていきたいです!