『竜とそばかすの姫』から3Dライブ、雅楽まで!? 高輪「MoN Takanawa」の秋は“音”で遊ぶ

『竜とそばかすの姫』の世界で楽しむ没入型ライブから、音を身体で感じる展覧会、3D映像と立体音響を組み合わせたライブ、さらには雅楽や演劇まで。
今年3月、高輪に誕生した文化施設「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」が、この秋、“音”をテーマにした新シーズンをスタート!いったい“音”をテーマに、どんなエンターテインメントが繰り広げられるのか。今回は、この秋の「MoN Takanawa」をたっぷりご紹介します!
2026年、高輪に誕生した「文化の実験的ミュージアム」

一般財団法人JR東日本文化創造財団(PR TIMES)より引用
2026年3月、高輪ゲートウェイ駅前のTAKANAWA GATEWAY CITYに開館した「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」。
ここは、いわゆる「美術館」や「劇場」とは少し違ったユニークな施設ということをご存知でしょうか?
約1,500㎡の大規模な展示空間があるかと思えば、ステージ全面をLEDが覆うシアターがあり、さらには約100畳の畳空間まで!
展示を見る、ライブを楽しむ、パフォーマンスに触れる。ときには伝統芸能の舞台にもなるなど、ひとつの建物の中に、まったく性格の異なる空間が集まる本施設。
それもそのはず、MoN Takanawaが掲げるのは「文化の実験的ミュージアム」。扱うジャンルも、伝統芸能から漫画・アニメ、音楽、食、アート、テクノロジーまで実にさまざま。
たとえば、これまでには宇宙、縄文土器、回転寿司という一見つながりのなさそうなものを、“ぐるぐる”というテーマでひとつにつないだ展覧会を開催。かと思えば、手塚治虫『火の鳥』を題材にしたライブパフォーマンスも行われました。
そんな異なるジャンルをひとつにつなぐ仕掛けとして、MoN Takanawaでは年に2回「シーズンテーマ」を設定しています。
そして、2026年10月からのテーマに選ばれたのが「音」!
アニメ、アート、音楽、テクノロジー……。これらが“音”というひとつのテーマのもと、どんなプログラムになって登場するのか。ここから詳しく見ていきましょう!
次のテーマは“音”。聴くものから、感じるものへ

2026年10月1日から始まった新シーズン「Sound as Culture – その音は、ブンカだ」では、身の回りにあふれるさまざまな“音”に注目。
誰かが発する言葉、自分の鼓動、街を歩けば聞こえてくるさまざまな響き。普段は何気なく耳にしている音も、今回のテーマのひとつです。そして、その楽しみ方もさまざま。耳で聴くのはもちろん、振動として感じたり、映像と一緒に浴びたり、テクノロジーを使って音の響く空間をつくったり。
そして今回、“音”を入り口に集まったのが、アニメ、アート、電子音楽、ダンス、演劇、そして雅楽まで。まったく異なるカルチャーが、ひとつのシーズンに並びます。
では、実際にどんなプログラムが待っているのでしょうか。現在発表されているものから見ていきましょう!
あなたも〈U〉の60億人のひとりに!? 『竜とそばかすの姫』の5年後へ

まず注目したいのが、2026年10月10日から11月15日まで開催されるアニマーシブライブ「竜とそばかすの姫 – PROJECT LAYRA – 」。細田守監督によるアニメーション映画『竜とそばかすの姫』から、5年後の世界を描くスピンオフストーリーです。
作中で歌姫「ベル」をプロデュースしたヒロちゃん〈As〉が再び登場し、今度は〈U〉で新たな歌姫「LAYRA(レイラ)」をプロデュース。そして彼女を世界へ売り出すべく、〈U〉史上最大規模の音楽フェス「Utopia」を開催します。
ここで注目したいのが、観客の立ち位置。なんと来場者も、「Utopia」に集まった60億人のひとりとしてフェスに参加するんです!
その舞台となる「Box1000」も、今回は〈U〉仕様に。ステージ全面のLEDを客席左右まで拡張し、総面積189㎡の3面LEDが視界を覆います。さらに、無数のLED光源が一台ずつ昇降する最新技術「DOTIMAGE」を導入。そこへバーチャルライブの演出と、生身のキャストによる芝居や歌が重なり、現実の高輪に〈U〉の音楽フェスが出現します。

そして、新歌姫レイラを演じるのは、miwa、昆 夏美、鈴木このみ、みきまりあ、ASCAの5人。 日替わりでレイラと、その現実世界のオリジン「コトミ」の一人二役を演じます。

さらに、5人がそれぞれ歌う新曲『わたしはLAYRA』も登場! TeddyLoidとRyota Saitoが作詞・作曲を手がけ、音楽監督も務めるTeddyLoidがプロデュースした、「Utopia」のオープニングを飾る一曲です。
映画の続きをスクリーン越しに観るのではなく、その続きが起きている〈U〉へ、自分も60億人のひとりとして参加する。
これは『竜とそばかすの姫』を観た人ほど、ちょっと気になるんじゃないでしょうか。
音を“聴く”から、“身体で感じる”へ。「Feel the Sound」

続いては、2026年11月下旬から開催予定の展覧会「Feel the Sound」。
普段、音といえば耳で聴くもの。でも「Feel the Sound」では、その“音”自体が展覧会の主役に。
会場となるのは、約1,500㎡もの広さを誇る「Box1500」。音や振動、音楽、テクノロジーを掛け合わせたインスタレーション作品が並びます。
音の振動を身体で感じたり、空間を歩きながら場所によって変わる響きを楽しんだり。普段とはちょっと違った方法で“音”と向き合うことで新しい体験を届けてくれる展覧会となる予感。
実はこの展覧会、ロンドンを代表する文化複合施設のひとつ、バービカン・センターで多くの来場者を集めた企画がもと。
高輪では、バービカン・センターとMoN Takanawaによる共同制作として、新たな「Feel the Sound」が展開されます。
『竜とそばかすの姫』では、物語の中で音楽にどっぷり浸かる。そしてこちらは、“音そのもの”が主役。同じ“音”をテーマにしていても、まったく違うプログラムになっているのも面白いですよね。
3D映像×立体音響も! 世界の“音と映像”が高輪に集結

そして11月20日から23日まで開催されるのが、電子音楽とデジタルクリエイティビティの国際フェスティバル「MUTEK.JP 2026」。
モントリオールから始まり、現在は世界各都市へ展開しているMUTEK。そのアジア唯一の開催地となるMUTEK.JPが、2026年はMoN Takanawaを舞台に開催されます。
4日間に集まるのは、国内外から20組以上のアーティスト。プログラムを覗いてみると、音と映像、テクノロジーを掛け合わせた一風変わったパフォーマンスがずらり!

Photo:一般社団法人MUTEK Japan(PR TIMES)より引用
たとえば英国のオーディオビジュアル・アーティスト、Max Cooperは、最新の3D映像と立体音響を融合させた3D/AV Liveを披露。

Photo:一般社団法人MUTEK Japan(PR TIMES)より引用
メディアアーティストの真鍋大度と、MIKIKO率いるダンスカンパニーELEVENPLAYは、ダンサーの動き、映像、光、音楽を掛け合わせたダンスインスタレーション『+1+1+1+』を上演します。

Photo:一般社団法人MUTEK Japan(PR TIMES)より引用
さらに、姉妹オーディオビジュアルユニットtamanaramenは、踊りや呼吸、変化していく身体をテーマにした『DANCE IS BREATHING』で登場。
ほかにも、来場者全員が3Dグラスをかけ、立体映像とリアルタイムで連動する音を楽しむ3D/AVライブや、日本初公演・日本初演となるプログラムも予定されています。
ここではとても紹介しきれないほどラインナップが豊富なので、気になる人はぜひ公式サイトで詳しくチェックしてみてください。
雅楽に演劇まで。“音”のラインナップはまだまだ続く!

一般財団法人JR東日本文化創造財団より引用
『竜とそばかすの姫』に「Feel the Sound」、そして「MUTEK.JP 2026」。
ここまで紹介してきたプログラムに加えて、「Sound as Culture」では演劇作品や、ライブと映像表現を組み合わせたプログラム、さらには日本の伝統音楽・雅楽の公演も予定されています。
3D映像や立体音響を駆使したライブがあれば、何百年もの歴史を持つ雅楽もある。
ひとつの“音”から、これだけ幅広いコンテンツにつながっていくのは、まさにMoN Takanawaならでは!
アニメを目当てに訪れた人がアートや電子音楽を知ったり、最新テクノロジーに惹かれた人が雅楽に出会ったり。“音”を入口に、これまで触れてこなかったジャンルまで覗いてみたくなる。そんなラインナップになっています。
高輪から生まれる、新しい“音の楽しみ方”
今回の「Sound as Culture」を見ていて印象的なのは、“音”そのもの以上に、ひとつのテーマから生まれる企画の幅広さ。アニメ、アート、電子音楽、演劇、雅楽と、ジャンルはバラバラ。それでも“音”という共通点があることで、ひとつのシーズンとして成立しています。
イベントを企画するとき、「何をやるか」から考えることは多いもの。でもMoN Takanawaのように、まずひとつのテーマを置いて、そこからどこまで企画を広げられるか考えてみる。 そんなつくり方も、イベントのアイデアを膨らませるヒントになりそうです。
今回は“音”でしたが、次のシーズンではどんなテーマが登場するのでしょうか。その答えを楽しみにしつつ、まずはこの秋、いつもとはちょっと違う“音”を探しに高輪へ出かけてみてはいかがでしょう。それではまた!
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